2017年3月21日
愛知県 2017年度 愛知県公立高校入試 出題傾向分析(速報)~国語・数学・英語編~
こんにちは!
家庭教師のトライ 愛知県本部です。
中学3年生の皆さん、高校受験お疲れさまでした!
中学2年生の皆さん、いよいよ受験まで1年を切ってしまいました。
焦らず着実に、目標に到達できるよう、この春から頑張っていきましょう!
さて、今回は3月6日(月)・9日(木)に実施された、
平成29年度愛知県公立高校入試の出題傾向分析をお伝えします。
国語・数学・英語の3科目ではどんな問題が出題されたのでしょうか?
Aグループ・Bグループを総合して解説いたします。
<本年度のポイント>
◎思考力・判断力・表現力を測る新傾向問題の登場!
◎2点問題が13問!応用力の高い生徒に高得点がつく仕組みに
◎リスニング問題の形式が大幅変更!
<国語>
① A・Bグループとも物語文の出題がなくなり、随筆文と論説文の出題となった
「文学を味わう力」よりも、論理的な思考力・判断力・表現力を評価していきたいという
方針が表れている。ただし、来年度以降も物語文が出題されないとは限らず、
上記の力を測ることのできる物語文については出題される可能性がある。
② 作文、文章全体の流れを理解して解く問題、文章を遂行する問題という、
応用力を試す問題の配点が2点となった
③ 新傾向問題についてはあらかじめ愛知県から提示されていた傾向とほぼ同じ内容
④ 漢字・語句の出題が4題から3題に減少
⑤ 古典については大幅な変更なし
【対策】
・漢字・語句の出題が減ったとはいえ、文章読解、作文をするために漢字と語句の知識は必須。
中学で習う漢字・語句を一通りおさえたうえで、特に随筆文・論説文の読解対策を行う
・偏差値55以上の高校を狙う生徒は、応用問題の解法習得と早期からのトレーニングが必要
<数学>
① 大問1が7問から9問となり、基礎学力を測る問題の数が増えた
② 新傾向問題は、得意・不得意が分かれる問題
証明問題の間違い箇所を指摘し訂正する問題、資料の活用問題において情報を整理して
判断する問題が出題された。利用する数学的知識自体は基礎的なもので、細部まで正確に読み取り判断する力が試されている。
③ 応用問題は大幅な変化なし
図形問題について、ひらめきを要する問題が入っている。難易度・分量とも例年とほとんど変化なし
【対策】
・まずは基礎問題を確実に。1学期~夏休み前半にかけて、既習範囲の基礎問題は
完璧に解けるようにしておきたい。その上で、中堅~応用問題で何問正解できるかが勝負となってくる。
<英語>
① リスニングに新傾向問題
新傾向問題も加わり、全体的な出題傾向が変更となった。
昨年までは、長めの会話文を聞き、会話文内容についての質問に答えていく方式だったが、
本年度は、3つの短めの会話文を聞き、それぞれ内容についての質問への正しい返答を選ぶ、
もしくは次の会話を予測する問題と、短めの文章を聞き、内容についての質問と答えが
読み上げられる問題が2問出題された。
内容自体は難しくないが、聞いたことをすぐに整理してアウトプットする力が求められるようになった。
今までの形式でしかトレーニングしてこなかった生徒は対応しにくかったかもしれない。
② 文脈から単語の意味を類推する力が必要に
学習指導要領の範囲外の単語についても、文脈から意味を類推できるものについては注釈がつかなくなった。
単語の知識だけでなく、文章構造や話の流れから意味を読み取る力が試されている
③ 英作文は部分英作文に
すべて一から作っていくものではなく、文章の形式が提示され、穴埋めで作文する形式となった。
英作文のハードルを下げることで、より多くの生徒の表現力を評価したいという意図が伝わる。
配点も2点となったので「捨て問」にしにくい問題となった。
④ 全体的な文章量は増加
【対策】
・新傾向のリスニング問題対策は必須。まずは同じ傾向の問題をまずは筆記問題として
トレーニングするのも一つのやり方。
・入試の問題傾向の合わせた対策を秋から行っていくために、基本の英文法・単語を
夏休み終了時には終えてしまうことが望ましい
いかがでしたか?
今すぐ受験勉強に着手しないと間に合わないんじゃないか!?と思った方も多いのではないでしょうか。
何から着手したらいいかも分からない状態で時間だけが過ぎていくようであれば、
できるだけトライに早めにご相談ください。
トライでは当日点で伸びしろのある科目は何なのか?
内申点で伸びしろのある科目(特に音楽などの副教科対策が実は穴場です!)は何なのか?
など分析を行い、個別にプランを立てマンツーマン対策を行います。
ぜひ一度、愛知県公立高校受験に強いトライさんまでご相談ください。