教育プランナーブログ

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2011年5月

前回に続き今回は学科について説明します。

 

福島県公立高校に設置されている学科は、

大きく「普通科」「専門学科」「総合学科」の3つにわけることが出来ます。

 

 

普通科」は、「高校生としての幅広い一般教養を身につけ、進路に応じた学習をする

と定義付けられ、最も設置数の多い学科となっています。

 

 

専門学科」には「普通系」と「職業系」の2種類があります。

 

普通系」とは、英語やスポーツ、芸術など興味関心のある内容にしぼって学習できる学科です。

理数科」「英語科」「文理科」「国際文化科」「体育科」「美術家」「国際科学科」「国際・スポーツ

の8つの学科があります。

 

職業系」とは、「将来のスペシャリストとして必要な専門的内容の基礎・基本を学ぶこと」に

重点を置いている学科です。

農業科」「水産科」「工業科」「商業科」「家庭科」の5つの学科があります。

 

 

総合学科」とは、「普通教育の科目、専門教育の科目を幅広く総合的に学ぶことの出来る」学科で、

設置校は8校と少なくなっています。

 

 

自分のやりたいこと、目指すもの、学びたい事が明確な場合は専門学科へ進学するという選択肢があります。

設置校は42校と多いものの、福島商業高校商業科のような単一学科の設置校もあれば、

福島南高校のように文理科国際文化科商業科複数の学科が設置されている高校もありますので、

進みたい学科がどこにあるのかを調べ、そこから志望校を決めるという順番になります。

 

目指すもの、学びたいことが明確な方は、しっかりと情報を集めることが大事です。

 

トライのプランナーやプロ家庭教師にご相談いただければ、

志望校選びのアドバイスをさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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福島県は日本で3番目に大きい面積をほこる広い県です。

そのため福島県の県立高校入試は、学区制を敷いています。

結果的に大変分かりにくく、勘違いをしやすい入学制度となっていますので、

何回かに分けて、福島県の高校入試の情報をお伝えしていきます。

今回は、分かりにくさの原因ともなっている、通学区域(学区)を中心に案内いたします。

 

全日制の普通科については、現在住んでいる地域により出願できる高校が限られています。

学区の内訳は、「県北地区」「県中地区」「県南地区」「会津地区」「南会津地区」

「いわき地区」「相双地区」の7学区となっています。

隣接する学区であれば「隣接学区からの出願」という扱いで出願することが可能です。

ただし、募集定員の20%の範囲でしか入学が認められません。

 

例)

白河市の生徒は「県南地区」ですが、隣接する「県中地区」「会津地区」

そして「いわき地区」の高校に出願可能です。

 

通学区域にも、その学区にのみ属する「固定区」と、複数の学区に属する「共通区」があり、

共通区に住んでいる場合は、属するそれぞれの学区の高校に出願可能です。

 

例)

福島市「県北地区」にのみ属していますが、

本宮市「県北地区」「県中地区」の2つの学区に属しています。

 

高校普通科は以上のように学区制を敷いていますが、

専門学科総合学科および通信制・定時制については、

学区の制限がありませんので注意が必要です。

 

総合学科とは、普通教育と専門教育の科目を幅広く総合的に学ぶ学科と定義づけられ、

福島北高校安達東高校光南高校小野高校会津学鳳高校いわき総合高校

双葉翔陽高校相馬東高校の8校に設置されています。

 

専門学科は普通系とよばれる「理数科」「英語科」「文理科」「国際文化科」

「体育科」「美術科」「国際科学科」「国際・スポーツ科」の8学科と、

職業系とよばれる「農業科」「水産科」「工業科」「商業科」「家庭科」の5学科があります。

 

このように、自分の住む区域志望学科によって志願できる高校が変わりますので、

自分の区域をしっかり把握したうえで、志望高校志望学科を決定しましょう。

 

次回はそれぞれの学科について説明したいと思います。

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東北第2位の経済規模を誇る商業都市、郡山市

福島県の中心に位置し、交通の便も良いことから東北の経済の中心として発展してきました。

ラーメンチェーン店や食料品スーパー、スポーツ用品店など

東日本を中心に大規模展開している企業の本社があり、商業県都とも呼ばれています。

 

今でこそ市街地も広がり、郡山都市圏と呼ばれるほどになっていますが、

明治の初めころまでは、宿場町を中心に5000人程度が暮らす小さな町で、

周辺は水利が悪く原野が広がっていました。

 

明治維新における東北の戦後復興策と、各地で反乱を繰り返していた士族対策とを併せ、

国家プロジェクトとして明治12年に安積原野開拓が始まりました。

オランダ人技師ファンドールンの指揮のもと、僅か3年で猪苗代湖から水を引き、

安積疎水を開通させました。

 

この安積疎水の開削により荒涼とした原野を大穀倉地帯へと変えることができ、

新潟市が合併するまでは米穀生産量日本一を誇るまでになりました。

疎水は水力発電にも利用され、製糸業の発展にも寄与し、

やがて都市を形成していくことになります。

 

この開拓事業は遠く九州の地から入植した久留米藩の士族が中心となっており、

その痕跡は久留米という町名にも残っています。

日本中から集まった人々により原野が開拓され、東北有数の都市にまで発展した歴史は、

まさしく日本版フロンティアスピリッツとでもいうべきものです。

この先人たちの不屈の精神は、いま私たちが改めて見習うべきものだと思います。

 

大きな夢を持つこと。

その夢に向かって全力を注ぐこと。

決して諦めないこと。

 

強い気持ちを持って向かいましょう。

まだまだ困難はありますが、我々も頑張りますので一緒に頑張っていきましょう。

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バラエティ番組の影響もあり、子どもから大人にいたるまで、

川柳がひそかなブームとなっているそうです。

川柳といえば、サラリーマン川柳などで有名ですね。

 

ところでこの川柳ですが、実は、もともとは人の名前なのです。

俳句と同じく俳諧が元で、付け句(つけく)からあらかじめ用意された七七を省略し、五七五の詩として誕生しました。

この詩を柄井川柳(からい せんりゅう 1718-1790年)という前句師(まえくし)が選出し出版したことから、

川柳と呼ばれるようになりました。

 

「同じ五七五の音を持つ俳句と違い、口語体で構わない」

「字余りや句をまたいでもかまわない」

という自由なルールが人気を呼び、人情や世情を詠う身近な詩として広まりました。

現在では、「今年の漢字」「創作四字熟語」「流行語大賞」と並び、

世相を反映する指標として、ニュースや雑誌でも取り上げられるほど身近なものとなっています。

 

「決まりごとが少なく、すぐに出来ること」

「自分の気持ちを短い言葉で表現できることが期待でき、表現力や感性が磨けること」

これらの理由から、授業の一環として川柳を採用する学校も増えてきているそうです。

 

身の回りのことに意識を向けることによって「気付き」を育むことや、

他の人の書いた川柳を読むことで様々な考えや表現に触れ発想力が育つこと、

そして五七五での表現を考えることで語彙力を高めることが期待できます。

 

発想力語彙力国語の力だけでなく、他の教科の基礎力ともなります。

ゲーム感覚で手軽に取り組めますので、友人やご家族といろいろな川柳を作ってみましょう。

 

付け句

下の句(七七)をお題として用意し、上の句(五七五)を考えて競う遊び

 

前句師

付け句の採点者

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この間、通りかかった教会の入り口にボーイスカウトの案内が掲示されていました。

小中学生のころボーイスカウトをやっていた経験があったので、懐かしく感じたとともに、

最近すっかり見かけなくなったと、少し寂しくもありました。

 

ボーイスカウトと言うと、アメリカの映画やアニメなどによく登場しますが、

日本の著名人にも多くの出身者がいます。

元々はイギリスの退役軍人ロバート・ベーデン=パウエル卿

青少年の健全育成を目的に取り組んでいた研究を実証するために、

20名の少年を集めて実験キャンプを実施したことが始まりです。

 

このキャンプを基に書いた本が反響を呼び、本を読んだ少年たちが自発的に集まって善行を始めたのが始まりです。

それがやがて世界160カ国にまで広まり、今に至っています。

 

このボーイスカウトには、

「誠実」「友情」「礼儀」「親切」「快活」「質素」「勇敢」「感謝」という7つの掟があり、

モットーとして「備えよ常に」との言葉を掲げています。

 

私自身、この「備えよ常に」の言葉は、今でも忘れず、すぐ頭に浮かびます。

何事においてもそうですが、万が一に備え準備を怠らないことは大事なことです。

もちろん勉強においても、テストで難題が出ても対応できるように、

普段から基礎の反復練習応用問題に取り組み、備えておくことが大事です。

 

普段から常に意識して取り組めば、そんなに難しいことではありません。

すぐに慣れて、事前に準備することが当たり前になるでしょう。

「備えよ常に」の言葉を忘れないようにしたいですね。

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喜多方市と言えば、蔵とラーメンで有名ですが、

地理が好きな人たちの間では違った意味で有名な地域でもあります。

喜多方市の北西に、まるで新潟県山形県に割り込むような形で、

細長く福島県が存在します。

もっとも狭い個所ではわずか91センチ

この非常に細い福島県が7.5キロにもわたり山形県と新潟県に食い込んでいます。

 

詳細な地図で確認すると、日本百名山にも数えられる飯豊山の福島県側からの登山道が

そのまま福島県喜多方市となっています。

実は、飯豊山の山頂が喜多方市にある飯豊山神社の奥の院となっており、

その奥の院と参道にあたる登山道がそのまま喜多方市になっているため、

このような不思議な県境となっているのです。

 

この他にも、不思議な県境は日本中に存在しますし、また県境未定地も数多く存在します。

学校の授業のような地図の見かただけでなく、宝探しのような気持ちで

地図に向き合ってみると面白いですよ。

 

また、地図を見ながら、自宅から学校までの道のりや、旅行などで出かけた場所を、

「ここは結構急な登りだったなぁ」と、光景を思い浮かべながら指でなぞったりすると、

地図記号の意味も理解しやすく、お勧めです。

 

光景を想像しながら地図を見ることができるようになると、

自然と地理の力が付いてきます。

また地理の力が付いてくると理科地学分野の理解度も増してきます。

高校入試でも頻出分野である「大地の変化」「天気の変化」は、

地理の知識と密接に絡んでいますので、自然と受験勉強へと繋げていくこともできます。

 

地理が苦手な方や嫌いな方は、地図を片手に周りの土地や見知らぬ土地を冒険してみてください。

何かの発見がきっかけで、地理のおもしろさに目覚めるかもしれません。

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新聞や雑誌などの大学生向けのアンケートで、

「高校時代にもっとやっておけば良かったと思うこと」の上位に、英語数学などの学習が必ずランクインします。

 

大学に進学すると、それぞれの専門分野について学ぶことになりますが、

基礎となる論文の多くは英語で書かれているため、英語力がないと和訳本を探したり、

解説をインターネットで検索したりと、手間がかかります。

 

また、経済学部理数系学部ではもちろんですが、心理学においても統計が多くの場面で出てきます。

当然、数学の知識が必要となってきますし、他の学部においても論文提出やプレゼンなどの場で

数学的知識論理的思考が求められます。

こういった場面に出くわした際に、高校時代に英語や数学をもっと勉強しておけば良かったと考えるようです。

 

また、就職活動をすることになった際、今度は常識やマナーと併せて、

自己管理力問題解決力、そして日本語読解力持続的な学習力などが必要となります。

これらは、先輩方の実体験に基づく意見です。しっかりと受け止めておきましょう。

 

高校受験大学受験に向けて、日々の学習スケジュールを作成し実行していく上でも、

自己管理力問題解決力持続的な学習力は、まさに必要となる能力です。

英語や数学は、最初に自分で立てた計画よりも、さらに深く計画を立てる必要があります。

 

受験勉強だけでなく、日々の学校の授業においても、

予習→学習→復習のサイクルを繰り返しすことで持続的な学習力が身につきます。

そして、繰り返し学習の中で、自身の苦手分野やつまづきを把握し、克服のための計画をたてていくことで、

問題解決力自己管理力が養われます。

今の日々の学習は決して無駄になる事はなく、社会にでても必ず役に立ちます。

 

学習計画の立て方や、学習方法を考える際、

トライの教育プランナーやプロの家庭教師にご相談いただければ、皆さま一人ひとりに併せたアドバイスをさせていただきます。

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新中学生や新高校生の皆さん、

新しい学習内容や環境には慣れましたか?

学習内容のレベルが今までとは違い、戸惑いもあるかと思います。

 

特に数学では、学年が上がるたびに違う教科と感じるほど戸惑う方もいるようです。

トライの生徒さんでも、数学を中心に学習する方が多いように思います。

 

数学が苦手と感じる方に多いのが、「公式を一生懸命丸暗記しようとする」ということです。

公式を丸暗記する前に、まずは自分で答えや公式を導きだすことにチャレンジしてみましょう。

「なぜそのような答えになるのか」

「なぜこの答えを出すのにこの公式を使うのか」

ということを自分なりに考えてみます。

その上で、もう一度教科書や参考書を開き、公式の定義や意味を確認します。

 

自分で考えたことと同じでも、あるいは全く違っても

一度自分で考えてから確認すると、丸暗記するよりもずっと理解が深まります。

 

公式を自分なりに理解した上で基本問題を繰り返し解くことで、公式が自然と身についていきます。

同時に計算のスピードも少しずつ上がっていきます。

難しい問題にぶつかった時も、まずはじっくりと考え

それでも分からないときは先生に質問して、必ず解決するようにしましょう。

 

数学の学習に入る前に、簡単な算数の計算問題をたくさん解いて、ウォーミングアップするのも良いと思います。

 

小学校の算数や中学の数学、そして高校の数学も、他の教科と同様に「考える学問」です。

学年が上がり難易度が上がっても、丸暗記に頼ることなく、しっかりと考えて学習するように心がけましょう。

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