2021年2月5日
教科書改訂 中学の学習はこれだけ変わる「英語」
岐阜県の皆さん、こんにちは。
家庭教師のトライ岐阜校です。
今回は、「中学校の教科書」についてお話しようと思います。
2021年は中学校の教科書が新しくなる年です。
この4月から教科書が改訂されます。
通常、教科書の改訂は4年ごとに機会が設けられ、ガラッと内容が変更されることもあります。
今回は教育改革を反映した大きな変更となっていますので、例を紹介しながら、具体的にどのような準備をしておくべきなのかを紹介します。
特に新中1~新中3年生の皆さんは参考にしてください。
〇大きく変わる中学校英語
・単語量
小学校で学習した語( 600~700 語)と合わせて1600~1800 語程度の新出語を学習します。
・高校内容の一部が中学内容に
感嘆文、原型不定詞、現在完了進行形、仮定法など、これまでは主に高校1年生で学習する内容が一部中学内容に組み込まれます。
・CLILの本格導入
CLIL (Content and Language Integrated Learning: 内容言語統合型学習)が教科書に採用されます。
環境、気候変動、人口、教育、食料、水などといったこれからの課題、持続可能な社会をテーマにした学習内容となります。
〇単語の変化
・取扱い単語数
NEW HORIZON (旧版)1373(中1~中3) → (新版)1671(中1~中3)(+122%)
NEW CROWN (旧版)1465(中1~中3) → (新版)2125(中1~中3)(+145%)
・単語の難化
英検1級相当
disabled(中2)/ecosystem(中3)/evacuation(中3)/interdependent(中3)/mining(中3)/populous(中3)/renewable(中3)/sustainable(中3 )/trivia(中2)
英検準1級相当
carbon dioxide(中3)/donate(中3)/effectively(中2)/ethnic(中1)/extinction(中3)/glacier(中2)/habitat(中2)/illiterate(中3)/legacy( 中3)/pottery(中1)/seaweed(中2)/waterproof(中1)
英検2級相当
agony(中2)/apologize(中2)/ban(中3)/bump(中2)/consumer(中2)/definitely(中3)/discrimination(中3)/heritage(中2)/illegal(中3)/inventor(中3)/radiation(中3)/reservation(中2)/sacred(中2)/surgery(中1)/transport(中3)
といった例が挙げられるように、量・質ともに劇的に変化します。
〇準備と対策
では、難化する英語学習に今から何を準備し、どう学習をしていったらいいか。
・春休みを小学校英単語の復習の場へ
小学校で習った英語と中学1年生スタートの内容が深く関連しています。小学校英語で準備が足らないと中学校1年生中間テストから差が出るのは明らかに目に見えています。
そのため、しっかりと春休みの間に小学校で学習した英単語を復習しておくことが必要です。
・文法理解のため書くトレーニングを春休みに
特に中学3年生は4技能の根幹にある文法(=文構造)の理解促進と、書くトレーニングを強化した定期テスト対策を準備しておくことが必要です。
中2までの文法事項に不安がある生徒さんは春休みの間に徹底的に復習をしておかないと、中学3年生授業についていけない危険性が高いです。
家庭教師のトライではお子様の学習状況に合わせて最適なマンツーマン指導をご提案します。
春からの新指導要領の実施に向けて英語を準備しておきたい方はお気軽にご相談下さい。