教育プランナーブログ

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2011年10月

「社会はとにかく暗記だ!」という方も多くいらっしゃるでしょう。

しかしそれでは何も楽しくないですし、飽きてやる気をそがれてしまいます。

また、最近の問題の傾向として、暗記だけが得策というわけではなくなってきています

 

例えば、「キャベツの生産量1位と2位を答えなさい」という問題に対して、一昔前までであれば、上位2位の都道府県を答えれば良かったのですが、最近の傾向としては「なぜ○○県と○○県は多いのですか?」という問題が多くなってきています。

つまり、単に暗記させるだけでなく、常に「なぜだろう?」を考えながら勉強することが大切ということです。

その考えをもとに問題演習を行えば、理解力が深まるだけでなく、単に暗記をするよりももっと単元ごとのつながりがみえてくるでしょう。

 

もちろん基礎知識として暗記をすることも大切ですが、それよりも「なぜこうなるのだろう?」という視点で勉強をしていくとそれをイメージとして覚えることができますし、そこから問題演習をしていけば記述問題の対策も容易にできるでしょう。そのため、社会を勉強する上でも、理科と同様に地図や資料集といった視覚的な教材をおススメします。イメージしにくい分野については、マンガを利用するものいいでしょう。

 

各分野で苦手なものがある受験生は、以下の対策をしてみてください。

 

 

≪地理分野の対策≫

自分で地図をかいてみましょう。白地図を使って、自分の家の周りから市町村、日本地図や世界地図など、いろんな縮尺の地図を使いましょう。そこに、地図記号を用いたり等高線や縮尺を利用したりして、主要な山や川、地名なども書いていきましょう。次に、そこへ地理・産業・気候などをそれぞれまとめていきましょう。

色々な視点をまとめていくことで、それまで頭の中でバラバラになっていた知識が整理でき、理解も深まります。

 

≪歴史分野の対策≫

好き嫌いが分かれる科目だと思います。嫌いな場合は、「覚えきれない!」と言って投げ出してしまうことがあります。

しかしこの場合は、暗記できないのではなくて、興味が持てないだけなのです。

まずは歴史に親しむためにも、大河ドラマを見ながら、「この人物は何をしたいのかな?」「この時代ってどんなとき?」などとお子さんに質問を投げかけてみてください。親子で話題にしていくことから、少しずつ歴史に興味がわいてくるはずです。

社会の入試問題は、特定の時代にスポットをあてるよりも、いくつかの時代の出来事を並べて考えさせるという問題の方が主流です。

ですから、時代別に細かく勉強するよりも、まず歴史全体の流れを掴む学習方法が大切です。

一旦興味を持てば地理や現代社会よりも楽に覚えていける分野だと思います。

苦手意識が強い場合は、マンガによる歴史の本を利用してみるのもいいでしょう。

 

≪現代社会分野の対策≫

時事問題については、数年以内に起きた出来事が問題に取り上げられます

家庭でも、現在の社会問題、ニュースについて食卓で話題として取り上げましょう。

ひとつのニュースに対しても、テレビなどで特集を組んで詳しく報道しますので、子どもでも比較的理解しやすいのではないかと思います。難解な言葉は、少しずつ説明してあげましょう。そして必ずお子さんの意見を聞いてあげることが大切です。

頭の中で何か感じていても、それを言葉で表現するのは意外と難しいものです。

自分で言葉にしていくことで、頭の中にある考えを整理することができます。

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≪中学受験・理科 出題傾向の変遷≫

一昔前までは、理科といえば、

「植物の分類」「昆虫の分類」「生物の身体の仕組み」「天体」「力学」の暗記+とにかく計算、という形の入試でした。

単元ごとの関連は特に重視されておらず、力学の計算に至っては滑車や輪軸の複雑な組み合わせで、

「現実にはこんな機械どこで使うの?」と質問されても答えられないものが出題されていました。

つまり、入試のための問題でしかなかったわけです。

 

しかしその後、理科的な考え方を問う問題が出されるようになりました。

例えば、四つ足の動物と人間の骨格の違いから進化について尋ねたり、

力学の重心についての出題でも、竹馬でバランスを取って乗っている時の傾きを問うなど、

実際的な問題になってきています。

最近流行の環境問題の出題でも、二酸化炭素と空気の熱の吸収量について実験したデータを示して、

それについて設問を重ねて結論に導く問題などがあります。

 

 

≪中学受験・理科 対策≫

◎「理科的なもの」に触れる機会が大切◎

このような出題傾向が多くなってくると、今までのように単に知識を詰め込むだけでは太刀打ちできなくなってきます。

6年生の段階では一度知識のチェックも必要ですが、4・5年の内は博物館や科学館へ行ったり、

科学系教育番組を見たり、様々な雑学を身につけることが後に思わぬ理科の力になります。

最近は大人が見ても興味深い教育番組がたくさんありますので、親子でテレビ観賞をしてみるのもいいでしょう。

 

また社会で地図帳が手放せないように、理科でも図鑑や百科事典を直ぐに引く習慣をつけておくのがよいと思います。

図鑑を目で見た印象が残って、テストの時に浮かんできて助かることも多々あるでしょう。

 

お子さんを受験勉強で理科嫌いにならないようにさせるには、

「理科的なもの」に触れさせる機会を多く作ったほうがいいと思います。

 

◎基礎知識の暗記と計算力がカギ◎

理科では、とにかく暗記がすべての土台となります

中学受験で理科が苦手だという受験生は、ほぼ間違いなくこの暗記が確立できていません。

 

受験を優位に進められるレベルの知識を早めに身につけて、基礎をしっかりと固めつつ応用問題をこなしていくことが大切です。 

基礎知識が身に付いた上で、物理分野のばねやてこ、滑車などの簡単な計算を苦にしなければ、

理科が得意になっていき、必ず偏差値に反映されます。

特にポイントは、計算問題などの比較的得点しやすい問題を確実に得点することです。

 

理科でミスが多いという人は、本当に単なるケアレスミスなのか、

根本的な部分の理解が不十分なのかを見定めなければなりません。

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今回は算数についてお話させていただきます。

 

【 出題傾向 ~ 難問が減少傾向? 】

最近の中学入試の傾向として、算数の問題が簡単になってきたと言われることがあります。

確かに問題を見ていると、以前より簡単になっているようにも見えますが、

実は単純に易しくなったということでもなさそうです。

しかし、「本当に小学生が時間内に解けるのか?」と思うような超難問が減っているのは確かでしょう。

  

これは、子どもの学力レベルが下がったためでは決してありません。

算数の難問をたくさん出してしまうと、その年の学生は理系に弱くなるといわれているからなのです。

中学受験の算数に難問が多くなると、算数で点差がつきにくくなり

文系科目の勝負となっていまい、文系に強い生徒が合格するということが起こり得ます。

そうすると、将来的に医学部や理系への合格実績が悪くなるという結果もあるようです。

その為、超難問が減ったということだそうです。

 

ただし、算数の中学受験問題の質が下がったわけではなく、

算数的思考が訓練されているかを試す問題が出されるようになりました。

これは日々の学習の積み重ねをしっかりしておかないと解けない問題ですので、

普段の勉強がより大切になってきたと言えます。

 

 

【 算数が苦手な人の対策法 】

算数が苦手な受験生はかなりの数いるのではないでしょうか。

算数は、勉強法を心得て、公式がしっかりと頭に入っていれば偏差値に必ず反映される科目です。

 

特にポイントは、比較的得点しやすい問題を確実に得点することです。

算数でミスが多い人は、単なる計算ミスなのか、理解が不十分なのかを見定めなければなりません。

また、不得意分野がある場合は、

不得意分野の問題を一通りマスターしておくことで苦手意識を軽減させることも重要です。

苦手意識が少なくなれば、制限時間を設けて問題を解いたり

時間配分や問題を解く順番を決めるなどの受験テクニックを身につけることも重要なことです。

 

算数において最も重要なのが計算問題です。

簡単な計算問題は、本当に基本中の基本ですが、これがきっかけで算数が苦手になる可能性もあります。

 

算数が苦手科目になると、算数の勉強をする時間が少なくなっていきます。

すると、それに伴い点数が落ちていき、最終的には苦手教科から嫌いな教科へと変わってしまうことになります。

中学受験は算数・国語・理科・社会の4科目の総合力が勝負ですから、

配点の高い算数が嫌いになってしまうと、受験勉強は一層厳しいものになります。

 

では、算数を苦手にならないためにはどうすればいいのでしょうか?

それは、早い段階で徹底的に計算力をつけておくことです。

そうすることで、日々の小テストや、公開模試などでも大問1や大問2を確実に正解できます。

すると苦手意識が薄くなり、授業や指導にも集中できるようになります。

特に小学5年生になると、単元がどんどん難しくなってきます。

そうなる前に、小学5年生以下のご家庭では、計算問題を大切にしてください

 

計算力を早めに身につけたら、基礎の問題を固めつつ応用問題をこなしていきましょう。

問題演習では、「解法パターンの理解 → 慣れ → 定着」という流れが大切です。

計算力が最も重要になってくるのは、6年生で応用問題を解くときです。

算数が得意になるのは、算数のセンスがあるからでも、応用力が身についたからでもありません。

基礎的な計算が正確で、しかもスピードがある、計算を苦にしないというところから、算数が得意になっていくのです。

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国語に苦手意識を持っている受験生は多くいます。

今まで真面目に塾に通い、小学生とは思えないほどの膨大な問題量をこなしてきた生徒でも、

「なぜ間違えるのか?」「どうすれば点数が上がるのか?」が分からない方が多くいます

 

国語は、文章の内容を正確に理解しているかを試す科目です。

「解答の根拠は文章中にある」ことを常に念頭において解くことが、偏差値アップへの近道です

 

≪記述式問題について≫

最近の国語の出題をみると、記述式問題の出題が増えています

「考えることのできる子」、「表現力を持った子」を学校側が求めているためだと考えられます。

記述式問題には絶対的な正解というものはなく、受験生が自分なりに考えた答えが求められています

その為、入試問題集の模範解答のようなものはありません。

解答しなければならない要素をきちんとおさえた解答であれば、

その表現に多少、稚拙な部分があったとしても大きな減点にはならないような採点がされています。

つまり、問題の意図からかけ離れていなければ、少なくとも部分点をもらえるということです。

答えられる範囲で良いので、自分の言葉で答えを書く練習をしましょう。

 

≪読解に必要なのは精読≫

「国語力をつけるには読書が大切」という意見がありますが、

ただ読書をするだけでは国語力は上がりません。

国語の苦手な人は、一語一語の日本語の意味がわかっていないことが多いのです。

つまり、語彙力に欠けるため、文章を正確に理解できず、「精読」できていないということです。

そのため、普段の読書でも「ナナメ読み」をしてしまい、「精読」はできていません。

試験の時にも「精読」ができず、飛ばし読んだ部分については自分の想像で補完してしまいます。

これでは問題の意図を読み取ることができません。

どれだけ問題文の「語彙」を理解しているか確認してみましょう。

 

≪国語の勉強法≫

暗記分野(漢字・ことざわ・慣用句・語句・文法など)

基本的に知っていれば点数の取れる分野なので、説明文や物語文の読解が苦手な場合は、

まずは暗記分野に力を入れて、満点をとれるくらいにしておきましょう

暗記分野の得点アップには、特に裏技のようなものはありません。

日々の学習の積み重ねが最も有効な勉強方法なので、スケジュールを決めて毎日学習していきましょう。

 

読解分野(説明文・物語文・随筆分など)

説明文論説文で得点するためには、いかに客観的に文章を読めるかが重要です。

自己流の読み方や「自分はこの場合、こう考える」といった主観をなくし、

筆者の立場で考えることが一番重要です。 

逆に、物語文小説などは、登場人物の心情をしっかり読み取ることが一番重要です。

「登場人物の思っていること」や「登場人物の考えていること」が、物語文では重要になってきます。

 

とはいえ前述のように、語彙力が無いと正確に文章を読むことも難しくなってしまいます。

まずは、漢字の読み書きや語彙力の強化を含めた基本的な読解力を身につけておくことが大切です。

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今回は中学受験の全般的な対策法についてです。

次回以降、各科目における詳細な対策法を掲載していきます。

  

得点力を上げていくためにはどうしたら良いのでしょうか? 

 

1.入試問題の出題の意図を事前に把握して対策を立てる

出題される問題は毎年必ず違いますが、

出題の意図(出題者が受験生を試したいポイント)は変わりません。

変わる場合は、事前に説明会等で必ず告知があります。

出題意図を事前に把握し、それぞれの問題にどれだけの時間を費やすことができるのか、

そこまで計算した上で、対策を立てていくことが大切です。

 

2.パターン化問題で失点は許されない

パターン化問題とは、問題と回答方法がある程度パターン化されている問題です。

十分にトレーニングが積めていれば問題なく解くことができる問題だといえます。

逆に応用問題とは、問題文から問題の意図を汲み取った上で、解法を探っていく問題です。

難関校であれば応用問題であっても、大多数の受験生が解けますが、

中堅校であれば一部の受験生しか解けていない問題も存在します。

即ち、ほとんどの受験生が解けないような難問は解けなくても良いかわりに、

大多数の受験生が解ける問題での失点は許されないということになります。

 

3.得点源となる科目と、苦手な科目で対策を変えること

苦手な科目については、今から全ての単元を完璧に仕上げることは不可能です。

ポイントは、苦手な科目は作らず、得意科目を1つは必ず作ることです。

苦手科目がある場合には、

①合格者平均ではなく受験者平均を目標とすること

②得点力が短期間で身につきやすい単元に優先的に取り組むこと

です。特に社会・理科を効果的に狙うことが大切です。

 

では、上記のことを実践するためにはどんなトレーニングが必要なのでしょうか?

合格する生徒に共通しているのは「一度間違えた問題を二度と間違えないこと」です。

 

短い時間で大切なのは、本人が「一度間違えた問題は二度と間違えない!」という強い意志を持つことです。

今まで受けてきた模試や習った問題、自分自身で解き直しをした問題など、

単にその場で「わかった」で終わらせるのではなく、とにかくこまめにチェックする気持ちが大切です。

 

例えば、計算問題であれば時間を計りながら取り組みましょう

その際、ノートを別に用意し、計算過程もしっかり記しておきます

間違えた問題は、どこで計算間違えをしてしまったのかをよく確認しましょう

間違えた問題には印をつけておき、その日のうちにもう一度取り組むようにします

再び間違えてしまった問題には、また印をつけておき、今度は数日あけてから取り組んでみましょう

大切なのは、時間を意識して集中して取り組むことと、自分のミスのクセを理解することです。

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岐阜県は公立志向が高い地域ですので、各中学校の偏差値は愛知県に比べるとあまり高くはないです。

偏差値は、入試や模試の受験者の点数や点数によって変わるものです。

大切なのは偏差値ではなく、自分の決めた志望校に合格するための対策をしっかりとすることです。

  

以下は、愛知県と岐阜県の私立中学偏差値一覧ですが、あくまでも目安として参考にしてください。

   

太字は岐阜県内の私立中学です。

  

東海中学校72

南山中学校(女子)71

滝中学校71

愛知淑徳中学校68

南山中学校(男子)66

愛知中学校65

海陽中等教育学校65

名古屋中学校64

名古屋大学教育学部附属中学校63

椙山女学園中学校60

春日丘中学校(啓明)59

金城学院中学校59

愛知教育大学附属名古屋中学校58

愛知教育大学附属岡崎中学校58

鶯谷中学校56

岐阜東中学校53

大成中学校(STUDEA)53

星城中学校(仰星)53

愛知工業大学附属中学校52

桜丘中学校52

聖霊中学校50

愛知産業大学三河中学校49

人間環境大学岡崎学園中学校49

名古屋女子大学中学校48

帝京大学可児中学校[特進]48

多治見西高校附属中学校47

名古屋経済大学市邨中学校47

名古屋国際中学校47

岐阜聖徳学園大学附属中学校46

名古屋経済大学高蔵中学校46

麗澤瑞浪中学校45

聖マリア女学院中学校49

美濃加茂中学校(ドリカム)47

 

トライ教育情報センター調べ

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岐阜県の私立中学は全部で8校と少ないです。

私立中学受験率は2~3%と低く、全国的に見ても公立思考が強い地域だと言えます。

とはいえ、年々私立中学への希望も根付いてきており、

過去10年間の間に受験者数は約2倍になっています。

また、1学年の募集定員が少なく、少人数によるきめ細やかな学習指導に力を入れている学校も目立ちます。

 

そうした中で、鶯谷、聖マリア、岐阜東など、岐阜市を中心とした私立中学の認知度は高まってきています

今後も県内における中学入試への関心も少しずつ上がっていき、

倍率や入試問題の難易度も上がっていくと考えられます。

したがって、志望校に合わせた対策を確実に行っていくことが重要になってきます。

 

岐阜県の私立中学入試に特徴的なのは、次の2点。

①すべての学校で面接試験があること

②入試科目が4科目(国・算・理・社)型、2科目(国・算)型、2科目+作文型に分かれていること

 

まず①についてですが、

本人と保護者が面接を受ける場合と、本人だけが受ける場合とがあります。

・本人+保護者

鶯谷中学、岐阜聖徳学園大学、岐阜東中学、聖マリア女学院中学、美濃加茂中学、

多治見西高等学校附属中学、帝京大学可児中学(本人はグループ面接、保護者は個人面接)

・本人のみ

麗澤瑞浪中学

 

次に②についてですが、

東海地区の入試科目は4科目型が増えているのに対し、岐阜県内の中学入試ではまだ2科目型の学校も多くあります。

また、同じ学校でも受験時期によって科目が変わってきますので、きちんと対策をしておくことが必要になります。

・4科目型

鶯谷中学、岐阜聖徳学園大学附属中学(前期)、岐阜東中学、聖マリア女学院中学(1月入試※)、

美濃加茂中学(Ⅰ期)、多治見西高等学校附属中学(1期)

・2科目型

岐阜聖徳学園大学附属中学(後期)、帝京大学可児中学(1月・2月入試)、美濃加茂中学(Ⅱ期)、

多治見西高等学校附属中学(2期)、麗澤瑞浪中学

・2科目+作文型

聖マリア女学院中学(1月・2月入試※)、美濃加茂中学(Ⅲ期)…2科目+作文

 

 

小学校6年生になって学校からパンフレットを貰って帰り、そこから中学受験を決めるというケースも少なくありません。

学習塾を検討される方もいますが、長い時間をかけて対策を行っている子どもたちについていくのが難しいことは十分考えられます。

確かに、長く塾に通っている子どもたちは強力なライバルですが、

一方でその内容に生徒全員がついていけているわけではないようです。

中学受験は、学校のテストのように100点満点を目指すものではありません。

100点をとること=合格ではないからです。

志望校の例年の記録をもとに、合格最低点をクリアすることができれば確実に合格できます。

 

過去問題の演習が必要な時期に、それを解く学力が身についていない可能性もあります。

志望校に合格するためには、基礎学力・勉強のやり方・勉強量を掛け合わせる必要があります。

現状を的確に判断し、目標達成に向けて一人ひとりの合格への道を作るためには、

きめ細やかな指導が必要でしょう。

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岐阜県の私立中学は全部で8校。

その中で代表的な私立中学は鶯谷、岐阜東、聖徳学園大学附属、聖マリアなど。

全体的に募集定員は少なく、実質倍率も1倍台とそれほど高くありません。

だからこそ、各中学校に合わせた事前の対策と傾向を把握しておきたいところです。

   

今回は、「志望校選びのポイント」をテーマにしていきます。

早めに志望校を選択できれば、その志望校に対する受験対策も早めに行う事ができます。

志望校選びも、受験準備の大きな課題だと思い、早い段階からじっくり検討することが必要です。

   

 「志望校選びのポイント」

① 学校説明会に参加しましょう!

学校説明会は、各校の教育方針や校風、カリキュラムの内容、授業の特徴、

入試のねらい(どんな能力を見るかなど教科別の説明)などについて、学校が直接説明を行うために開催されます。

実際に学校に行って、雰囲気や設備、教師や生徒の様子を直接見たり、感じたりすることのできる重要な機会です。

校内見学や、クラブ活動や授業への参加プログラムを行うなど、学校によってさまざまな説明会を行っていますので

積極的に参加しましょう。

    

ただし、1つの学校説明会に行くだけでは、その学校の特長はわかりにくく、他校との比較もできません。

さまざまな面から比較をするためにも、いろいろな学校の説明会に参加しましょう。

その際には、訪れた学校までの通学経路や所要時間、周辺環境などもチェックしておくと良いでしょう。

岐阜県内の私立中学の学校説明会開催時期については、2011年8月25日のブログ記事を参照してください。

     

  

②大学進学状況を調べましょう!

併設高校の大学合格実績状況を確認することも、志望校選びにおいて大切なことです。

その学校の卒業者数に対して、どの大学に何人合格しているかを調べるようにしてください。

国公立を希望するのか私立なのか、どの学部かなど、おおよその将来の進路に照らし合わせて

考えると良いでしょう。

  

また、大学の附属校などの場合は、学校によって内部進学の条件が異なりますので、

内部推薦合格状況も調べておくといいでしょう。

岐阜県内でいえば、岐阜大学教育学部附属中学です。

一般的に国立大学の附属学校は大学の研究校や教育実習校としての役割があるため、

国立の附属学校に限って言えば、附属=エスカレーター式に大学へ進学できるわけではありません。

   

  

③ 家族会議をしましょう!

学校は学習の場であると同時に、生活の場でもありますので、校風がお子さまの性格に

合っているかどうか考えることはとても重要です。お子さまの適性について考える際は、

学校や塾・家庭教師等の客観的なアドバイスを参考にするのがオススメです。

  

私立中学受験は家族みんなで乗り越える試練となります。

勉強しているお子さまだけでなく、家族みんなの協力があってこそ、勉強に真剣に取り組むことができるからです。

また、お子さまにやる気がない場合や、中学受験することそのものを望んでいないこともあります。

そんな場合は、中学受験の意味をじっくりと話し合った方がいいでしょう。

  

お子さまがどのような学校に向いているのか見極めていくのは家族の役割となりますが、

あまり親の希望を押し付けないことも大切です。

   

学校に行くのはお子さま自身です。楽しい学校生活を送れる事を最優先して志望校を決めていきましょう。

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 岐阜県公立高校入試の傾向と対策、今回は国語の作文についてです。

 

大問1問の中で、小問は2問。

小問のうち1問目は文章や史料からの出題、

もう1問は自分の考えを具体的な理由と合わせて書く問題が出されています。

段落構成の指定があり字数制限も短いので

章をまとめたり、自分の意見を簡潔にまとめたりする練習が必要です。

普段から新聞のコラムなどに目を通し、

思ったことや感じたことを150~200字程度で意見を書くように練習をすると良いでしょう。

 

作文には、与えられた主題について書く「課題作文」と、

与えられた文章や史料を読んで書く「条件作文」の2種類があります。

過去5年の出題では、「条件作文」がほとんどです。

 

作文に苦手意識を持っている人も多いと思いますが、

その苦手な作文をどのように克服したら良いのでしょうか。

いくらすらすら書いた文章でも、後で読み返してみると、

人に読ませる文章になっていないことが多々あります。

やはり作文は、楽をして書けるものではないので、ある程度の訓練が必要になります。

 

以下の手順で、自分で決めたテーマ(環境・人権など)について

150~200字程度で意見をまとめる訓練をしていきましょう。

 

①テーマを決める

 与えられた課題の中のどういう面に絞って書くか、自分が最も言いたい事を決めましょう。

②テーマに合った素材を決める

 自分が最も言いたい事を伝えるために、どういう素材(自分の体験)を使うか決めましょう。

③最も言いたい事を一つの文にまとめる

 自分が最も言いたい事を一つの文にズバリまとめてみると、

 自分の本当に書きたいことがはっきりしてきます。

④文章全体の構成を考える

 内容をどういう順番で書いていくかを決めましょう。

⑤文章を書いていく

 自分の言葉で、わかりやすくシンプルに書くことを心がけましょう。

⑥見直しをして、清書する

 見直しをして、原稿用紙の正しい使い方になっているか、

 文章がわかりにくくないかなどをチェックしましょう。

 清書は心をこめてていねいに書きましょう。

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岐阜県公立高校入試の傾向と対策、今回は国語の古文についてです。

 

古文は、説話や物語、随筆が出されます。問題数は多くなく、そのほとんどは主語を把握するなど内容が読み取れているかを問う問題です。

大問1問の中に、小問が3問出題されています。

1問は現代仮名遣いにする問題、残りの2問は内容読解に関する問題で構成されることが多いです。

 

高校レベルの古文単語までは覚えなくても問題自体は解けますが、ある程度の古文単語やちょっとした文法を覚えておくとスムーズに問題が解けるでしょう。

直接古典の知識を問われる問題はほとんどありません。

一部現代語訳もついており、細かい言葉の意味や現代語訳をする問題は無いので、多くの問題にあたり読みなれて、全体の話の流れをつかむ読解力をつけておきましょう。

 

古文を読み取るときは、文章の中のわかる部分を手掛かりにして、わからない部分を推測することが大切です。

現代語訳を手掛かりに、分からない部分を推測しましょう。

 

また、古文単語(古語)は、現代語と同じ形でも現在とは意味がちがう言葉(古今意義語)を中心に覚えましょう

文法は助動詞・助詞・敬語を中心に理解しましょう。

単語を覚えたり文法を理解したりすることで、文章中の手掛かりを増やすことができます。

 

作品が書かれた時代背景(奈良時代~江戸時代)も、資料集などを使って文化や風習を理解しておきましょう。

古文は主語の省略が多いので、読みとるときには主語を補いながら読んでいくと理解が深まります。

ひとつの文の中で主語が変わっていくので注意が必要です。

頭の中で登場人物がどのような動きをしているのか、どのような感情でいるのかをイメージしながら読んでいくといいでしょう。

古文の何度も音読をして、古文のリズムに慣れておくことも重要です。

 

和歌については、特殊な表現方法に注意しましょう。

特に、掛詞や枕詞はよくつかわれる表現方法です。

古今異議語にも注意しましょう。

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