教育プランナーブログ

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2018年9月14日

高校受験パート2

こんにちはトライ広島です。
前回に引き続き今回も広島の高校入試の傾向についてです。
2020年に教育改革に伴い入試の内容も大きく変わってきております。
今まで選択問題だったものや、暗記といわていたものが年々減ってきております。
今日は昨年度の結果からその傾向をお伝えします。

~国語~
大枠としては例年通りの傾向と変わらずです。
小説の読みにくさも相変わらずですが、ぜひ皆さんには今回の説明的文章は読んでもらいたいものとなっています。
「文章を読む」とはどういうことか、「読む」ために必要なこととは一体何なのかを考えさせられます。


作文問題は250字と昨年と同様。作文の練習はとにかく書くことです。どんな字数指定でも対応できるよう、様々な問題で練習しましょう
大問1
3年連続で大正~昭和の文章から出題。川端康成⇒志賀直哉⇒三島由紀夫の流れ。センター試験の傾向を踏襲している印象があります。
文章自体の読みにくさに加えて、当時の人の考え方や風習などが理解できていないと心情把握は中々困難。
有名どころだけでも良いので、「高瀬舟」以外の作品も読み、文章に慣れて置きましょう。

大問2
今後の国語の勉強をするうえで、とても参考になるので、一度読んでみてもらいたい文章。
「情報の取捨選択」と「知識と文章をリンクさせる」ということの重要性を述べています。文章をグラフや資料と置き換える事で、理科社会の記述問題の意識も変わってくるかもしれません。
大問3
和歌の解釈で「すむ」が「住む」と「澄む」の双方の意味を取っている掛詞であることを理解できているかがポイント。
古文に関しては、文法は高校から習う内容の為、教科書に出てきた単語の意味をしっかり覚えておけば、注釈や現代語訳を参考に読み進めることが出来ます。
大問4
今年も昨年同様字数制限は250字。
学生の誰しもが思う「なぜ勉強しなくてはならないのか」という問に対して肯定的な意見を作る事が必要です。設問にある3つの条件は必ずクリアしないと減点もしくは0点になります。思ってもいない事でも、資料を参考に文章を作っていきましょう。

~数学~
昨年と比べ易化しています。
問題数自体も1問減り、リード文も短くなりました。
標本調査からの出題がなかったものの、数と式、関数、図形の3分野から満遍なく出題されています。
【1】【2】は引っ掛かりやすい問題が多くみられた半面、【3】以降は例年よりも解きやすいものでした。説明させる問題も、手順に従って式を書き、言葉を付け加えるだけのもの。証明問題の難易度も大きく下がっています。

~理科~
構成は例年通り、各科目から出題されました。計算問題もほぼ無く、昨年度と比べ易化の傾向です。
ただし記号(用語)と説明がセットになっている問題が多く、完答しないと得点にならないものが全24問中8問出題ました。
地学分野に関しては8年ぶりに地震から出題されています。とはいえ初期微動の計算などはなく標準的な難易度。説明記述も昨年と比べで標準的な内容になりました。
大問1
メダカ Aと考察するにはどのような実験が追加で必要か、という問題が難しい。
大問2
地学 久しぶりに地震をメインテーマに出題されました。揺れているのは浮いているおもりではなく、地面に接している記録用紙の方。
大問3
力エネルギー 作図が1問。記述2問。計算もなく比較的選択問題が多く出題されました。
大問4
気体 リトマス試験紙では「中性」であることは確かめられても「水」であることは確認できないので注意です。

~社会~
問題構成、配点ともに例年通りですが、難化と言っても良いでしょう。今回も記述の量が圧倒的に多くなっています。
資料外の知識を使って記述しないとならない問題もあり、正答率は低くなると予想。知識と知識を活かした資料読解力が要求されます。問題解決能力を測るには良問ですね。
また、理科と同様にAを考察するのに不足している資料を指摘する問題が出ました。
大問1
地理 近年急成長を遂げるインドの産業から出題されました。なぜインドがこれほど成長したのかが、問題を解いていくうちに理解出来ます。また資料の地図に経度が記入されていることから時差を利用しているということを読み取って欲しい。
大問2
歴史 知識を問う問題は2問のみ。後は全て記述です。記述問題全てに資料が与えられており、歴史の基礎知識があれば解答作成はしやすいものでした。
大問3
公民 「コンビニ」という非常に身近なテーマで出題されました。
記述4問は全て学校で習うものではなく、資料からの読み取りでした。
大問4
社会総合 (1)は、かつては川を利用し木材を運んでいたという知識がないと解けません。知識と資料読解、双方の力が問われました。

~英語~
大枠での変更はなく、例年通りの構成となっています。大問4問、リスニング含め全てに英文記述があります。
難しい文法をあえて使う必要はないので、正しい言葉で表現する練習をしましょう。文法単独での出題は有りませんが、自分で自由自在に使えるよう練習しておきましょう。
問題形式や文章量は英検3級に非常に似ています。在学中に英検にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
ヒアリングは50点中12点を占めています。全体の1/4相当なので、対策無しに本番に臨むことのないように。
大問1
リスニング 【A】対話の内容から答えを選ぶ。短いのでメモをしっかり取りましょう。あらかじめ選択肢を確認し、聞き取りの用意を。【B】問題文の最後に質問があります。自分の考えを正しく伝えるため文法力と単語力が必要。
大問2
会話文 「日本人の運動習慣」というテーマ。相変わらず文章だけでなくグラフとの照らし合わせがいります。簡単な作文もあるため、問題を読んだ上で自分の意見を書く練習が必要です。
大問3
長文読解 日本で陶芸を学ぶオーストラリア人のエッセイ。見慣れない単語もよく出るのでまずは注釈の確認をしてから読み始めること。単純な文法問題はほぼ出題されない。文章量もあるので、時間配分に要注意。
大問4
英作文 昨年に引き続き、資料に基づいた内容でメールの返信をするという内容。作文の自由度は高いが、資料二つに触れる必要がある。資料自体が詳細なので難しく考えがちだが、当たり障りのない内容でも文法ミスがなければ良い。
難しい文法を無理に使わず、ミスなくかける文法で書ききること。

以上5教科の傾向をまとめてみました。
ここからもわかるように事前に対策をしておくことで対策できます。
出題傾向に絞り勉強していくことで効率よく学習を進めていけます。

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