教育プランナーブログ

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前回のブログに反響が多数寄せられています。本当にありがとうございます。

 

その反響のなかで、

「算数ももちろんなのですが、社会の問題も特に難しく感じます。どう勉強すれば良いですか?」

というご質問を多くいただいているようです。

 

今年度(2013年北嶺入試)では、前回記述した通り、50点満点中

合格者の平均点34点

受検者全体の平均点29点

と、その差は5点ほどですが、

この5点分を絶対落とさない基礎力が必要になります。

 

絶対落とせないレベルの問題は、例えばこういう問題です。

 

 

2013年入試 大問3(2)

 

 (前段略)朝鮮式山城とは、663年に倭国がある戦いで唐・新羅連合軍に敗れた後に、

 西日本各地に築かれた軍事施設のことです。この戦いの前後にはさまざまな出来事が

 相次いで起こりましたが、次の出来事ア~エのうちから、この戦いより前に起こったものを1つ選び

 記号で答えなさい。

 

 ア 平城京への遷都   イ 壬申の乱   ウ 大宝律令の完成   エ 大化の改新

 

いかがですか?

問題前半部分では、受験生を焦らすような難解な知識が書かれていますが、

実際問われているのは、「663年より前に起きたことは?」であり、

合格者は、この問いを数秒で解いているはずです。

 

逆に、それができなかった受験生は、合格がかなり厳しかったのではないでしょうか。

 

答えは、エ 大化の改新

 

大化の改新が645年の出来事ということは、どこの中学を受験するうえでも基礎知識です。

実はこの問題、基礎的な年号を覚えておくだけで点が取れる問題なのです。

 

加えて合格者であれば、中大兄皇子(後の天智天皇)らが蘇我入鹿を暗殺したという知識も

頭に浮かぶはずです。(本番ではそこまで要求されていませんが)

 

ちなみに、他の選択肢についても、

ア 平城京遷都 → 710年は超基本事項!

ウ 大宝律令 → 701年も超基本事項!

イ 壬申の乱 → 年号までしっかり覚えていなくても、大化の改新で活躍した天智天皇の

後継問題であることを勉強していれば、解答をイとしてしまうことはないでしょう。

 

 

北嶺中学受験の社会対策として、

まずは社会歴史の流れをおさえ、基礎知識レベルの年号は絶対に即答できるよう

訓練を積んでおきましょう!

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