2013年9月18日
北海道・札幌 『学習塾の弊害』
「学習塾に行っていますが、成績がなぜか伸びていない」というお問い合わせが増えています。
そのようなご家庭に伺って、まず現状の理解度を確かめるために問題を解いてもらいますと、
一見スラスラと解ける場合も多いです。
塾で勉強している結果だ、素晴らしい!
と親御さんは思いがちです。ところが・・・
何問も続けて解かせていると、必ずと言っていいほどどこかで間違います。
しかも基礎問題レベルでです。
そこで「どうしてそこをまちがえたのか?」と原因を探りますが、そこでわたしたちは驚きます。
ほとんどのお子さまが、なぜ間違えたのか?が自身でわからないからです。
たとえば、中1数学では一次方程式の解き方を学びますが、
塾で訓練されたお子さまは、「移項」は迷いなくできる場合が多いのですが、
「移項するときになぜ符号(プラスとマイナス)を変えるのか」という原理をきちんと説明できない方が
あまりに多いのです!
算数・数学の学習事項のほとんどは、計算テクニックが多いですが、
そのテクニックの裏には、それを支える原理が存在します。
その原理を理解せずに、方程式の変形で答えが解けてもそれは無意味なのです。
このように、本質を理解せずにテクニックだけの学習を続けると、
お子さまの負担がどんどん大きくなっていきます。
最初は小さなミスだったものが、その先になって大きな「わからない」につながります。
さらにひどいことに、その「わからない」を自分自身で解決することができなくなります。
どこがいけなかったのかを見つける手だてがないからです。
学習塾はそういった問題を抱えたお子さまに対して、さらに大量の問題を解くトレーニングをさせることで
対処しようとしますが、結果的には理解があいまいな生徒をたくさん生みだします。
そして、「わからない」を無視した勉強は、いつか破綻します。
トライの家庭教師の授業では、そういった弊害に陥らないよう、
基礎問題の原理原則を大切にし、本当に自分の力で解く訓練をしていきます!
トライの「ダイアログ学習法」について、詳しくは0120-555-202までお問い合わせください。