2013年11月
2013年11月28日
兵庫県 公立高校入試対策~今からでも間に合う受験必勝計画~
早いもので、もう11月も終わりです。
センター入試、中学入試まであと50日。
公立高校入試までは100日あまり。
いよいよ受験シーズン本番です。
特に公立高校入試に関しては、期末テストが終わると三者面談が実施され、
そこでおおよそ受験校を決定します。
公立高校の合格判定は「内申点」+「入試点数」になりますが、
内訳と計算方法に関して詳しく記しておきます。
少し長くなりますが、入試に向けた学習状況のシミュレーションもありますので
どうぞ最後までお読みください。
○内申点
第3学年の評定250点
1) 5教科(国・英・数・理・社)各教科5点×5教科×4倍=100点
2) 4教科(音・美・保体・技家)各教科5点×4教科×7.5倍=150点
○学力検査
実施5教科(国・英・数・理・社)・・・各教科100点×5教科×0.5=250点
内申点(250点)+学力検査(250点)=500点満点
となります。
ただし複数志願制を実施している学区の普通科には第一志望加算点というものがあります。
分かりやすく言えば、普通科は志望校として2校に出願することが出来、
そのうち第一志望の高校には以下の点数をプラスして合格判定をするということです。
15点 尼崎学区 西宮学区 明石学区
20点 宝塚学区 伊丹学区
25点 神戸第三学区 加印学区 姫路・福崎学区
30点 神戸第一・芦屋学区 神戸第二学区
35点 北播学区 西播学区
さて、ここからが重要です。「内申点」は第3学年の評定となっていますが、
これは1学期2学期の成績がもとに決まります。
ここで太郎君の入試をシミュレーションしてみます。
<太郎君の状況>
● 1学期2学期の成績=オール4
● 実力テストの点数 国語80点 英語85点 数学55点 理科60点 社会60点
● 神戸第二学区
● 昨年度の合格最低点が420点だった普通科高校を第一志望にしたい。
1)まず通知表がオール4であるので、内申点を200点とします。
2)実力テストの5科目合計点340点を参考に、入試での予想点数を0.5倍の170点とします。
3)神戸第二学区なので第一志望加算点は30点です。
以上の1+2+3で400点となりますから、合格最低ラインまで20点足りていません。
さて、太郎君は理系科目が苦手のようです。普段から苦手意識があるせいか、
英語の勉強に時間をかけて他の科目がおろそかになっている様子。
数学の中身を見てみると、計算問題のケアレスミスが多く、また図形の分野が苦手のようです。
理科はエネルギーや電気のいわゆる第一分野が苦手の様子。
また、社会では男の子らしく戦国時代は武将の名前まで細かく覚えていますが、
近現代は学校の授業のペースが遅くてはしょった授業になっていたことと、あまり興味がなく
苦手のようです。
太郎君、志望校も決まっていよいよ受験勉強ですが、得意の英語を中心に頑張るとのこと。
数学のケアレスミスは見直しをして気をつけ、歴史は得意の戦国時代から江戸時代にヤマをはって、
理科は苦手分野には手をつけずに、覚えれば点が取れる第二分野を勉強するつもりのようです。
はてさて、これでよいのでしょうか・・・?
太郎君へのトライからの提案は・・・
まず英語。
もちろん受験勉強自体はする必要がありますが、もともと85点取る実力があり、仮に満点が取れても
アップ幅は15点。しかも満点とれるようにするには中学で習うあらゆる内容を覚える必要があります。
もちろん満点を狙うことは素晴らしいのですが、入試は定期テストのように範囲が決められたテスト
ではないので、それに膨大な時間を費やすのは非効率です。
そして数学。
「ケアレスミス」は「ケアレスミス」ではありません。しっかり解き方が体に染みついているかどうか、
そしてテストのように時間制限がある中でミスなく解くには訓練が必要です。
「家で解いたら出来るから、テストの時だけ気をつければ大丈夫!」という思い込みは危険です。
また、図形は毎年のように出題される頻出分野です。これを対策せずに受験を迎えるのは、
最初から点数を落とすのが決まったような状態でテストを受けることに他なりません。
続いて理科。
普段落としているのはほとんど第一分野。第二分野をもし完璧に出来ても半分しか取れないのでは
いけません。
最後に社会。
こちらも近世や近現代は毎年多く出題されます。知識として戦国時代を掘り下げるのは
もちろん悪いことではありませんが、受験勉強では、出題されない分野の掘り下げをする時間を
より出題される分野の勉強に充てるべきです。
この対策によって、最低数学で15点アップ、理科社会で10点ずつアップし、英国はキープ。
合計430点以上で見事合格!というのがトライの提案するプランです。
でも太郎君、「えぇ~、でも、英語と国語は得意だから勉強の仕方も分かるけど、
他の科目はどう勉強すればいいか分からないから、出来る自信ないなあ・・・」と弱気。
大丈夫!
トライには受験対策の経験豊富なプロ家庭教師と、一人一人の目標と状況に合わせて
学習プランを立案できる教育プランナーが多数在籍しています。
今からでも間に合います。
「受験勉強、今のままでいいのかな・・・?」という不安が少しでもあれば
是非お気軽にお問い合わせください!
2013年11月25日
兵庫県 高校受験 最後の三者面談の準備
期末テストも終わり、受験に向けてラストスパートの時期になりました。
今回のブログテーマは『兵庫県 高校受験 最後の三者面談の準備』です。
この三者面談は実質的に志望校を最終決定する重要な面談です。
そこで、今回は面談に向けての準備ポイントをお話します。
1)内申点を計算してみる
兵庫県の公立高校入試にいおては中学3年時の1、2学期の通知表の評定で内申点を計算します。
5教科は評定の4倍、副教科は評定の7.5倍で計算しますので
1学期の通知表を確認し自分の内申点がどれくらいあるのか計算してみましょう。
2)通学圏の私立高校を調べておく
私立専願の受験生だけでなく、公立高校においても多くの受験生が私立高校を併願することになります。
そこで、私立高校の併願パターンを事前に考えておく必要があります。
以下のポイントを考慮して考えてみましょう。
・自宅からの通学時間
・高校進学後の進路(大学進学実績、就職など)
3)親子間での志望校事前相談
学校の先生方もこの時期は多くの担任生徒についての進路相談や
高校とのやり取りに追われ多忙を極めてます。
そこで、三者面談を効率よく進めるためにも親子の間では志望校について
事前に意思統一しておく事が望ましいです。
面談の場で親子の間で「あーでもない、こうでもない」という話になるとまとまりがなくなってしまい、
せっかくの面談で有益なアドバイスがもらえなくなってしまうかもしれません。
また、家庭教師のトライにおいてもこの時期は中3生に対しての進路相談を実施しております。
学校の先生とはまた違うポイントでアドバイスさせて頂きますので、
不安がある方は是非一度ご相談ください!
2013年11月21日
兵庫県 作文・小論文対策のやり方
皆さん、こんにちは。
鍋がおいしい季節になりました。
受験までラストスパートです。温かいものを食べて、もうひと頑張りしましょう!
今回は作文・小論文の対策に関してお話ししたいと思います。
中学時受験や、高校、大学受験での推薦入試では作文や小論文が
課される学校も多くあります。
テーマに沿って、自分の意見を述べさせるものがほとんどです。
作文や小論文はもちろん数をこなすことも大事。
しかし闇雲に演習量を増やしたところで、構成がめちゃめちゃだったり
ただの感想文になってしまっていては意味がありません。
作文や小論文も5教科の勉強のように志望校の入試問題の傾向、内容面・形式面ともに
明瞭な文章の書き方が必要となってきます。
作文・小論文のポイントはここ!
① 志望校の入試傾向を知る
まず志望校の入試傾向を知ることが必要です。学校によっては「将来の夢」や
「中学時代に熱中したこと」など自分の経験やそこから感じ取ったもの書かせるもの、
「若者のコミュニケーション力の低下について」、「消費税8%」についてなど,時事問題を分析させ、
意見を述べさせるもの、「美しさ」や「感動」といった抽象的な課題が与えられるものなど
学校によって出題傾向が異なります。まずは志望校の傾向を知ることから始めましょう。
② 文字数は制限字数の8割以上がベター 制限字数を1文字でも超えることはNG
作文や小論文では必ず、文字数の制限がついています。その文字数に対して8割は超えるように
しましょう。しかし、制限数を1文字でも超えると大きな減点や採点さえしてくれないことも・・・。
もちろん誤字・脱字はないように!
③ 事実と意見は区別して
小論文で陥りがちなのが自分の意見ばかり述べてしまうことです。客観的な事実を踏まえて
自分の意見をまとめる構成力や文章力を養う必要があります。
自分で書いた文章はやはり振り返ったときも主観的に見てしまうものですが、
客観的かどうかを気をつけて書きましょう。
5教科の勉強同様、きちっと添削をしてもらい苦手分野を見つけ、自分に合わせた勉強法を
効率的に進めることが望ましいです。
トライでは、英語や数学など5教科以外にも、作文・小論文の対策も行っています。
1人ではどう勉強を進めたらいいか分からない・・・という方はぜひお近くの
トライまでご相談下さい。
2013年11月15日
兵庫県 関西学院大学入試の傾向と対策~社会編~
兵庫県のみなさん、こんにちは!
気温が一気に下がり、日中も寒い日が続いています。
期末テストが近づいているので、風邪には気をつけましょう。
今回は、先週に引き続き「関西学院大学の傾向と対策」をご紹介します。
最終回の今回は、社会編です。
関西学院大学の社会は、世界史、日本史、地理を選択することができます。
教科書に準拠した内容から出題され、解答方式は全てマークセンス方式です。
それでは科目ごとの傾向と対策を見てみましょう。
【世界史】
★傾向
問題形式は時代、地域、テーマごとに大問が5題出題されます。
それぞれ10問の設問で構成され、問題数は50問です。正誤問題や文化史も出題されます。
★対策
単に用語や、年代を問う問題は出題されません。ストーリーをつかみ、テーマや、時代ごとの流れを
頭に入れておく必要があります。事件が起こったきっかけや、結果までを把握しておくことがポイントです。
問題数が多いので、正誤問題では読み間違えをしないように気をつけましょう。
【日本史】
★傾向
問題の構成は世界史と同じで、問題数は50問です。
政治、社会、経済、文化の各分野が考古・古代~近現代まで幅広く出題されます。
また、特徴として史料問題、文化史が出題されます。
★対策
世界史と同様、出来事の経緯を理解しておく必要があります。
正誤問題では、類似した用語が並ぶので、用語、人名は正確に覚えましょう。
教科書から逸脱した内容は出題されませんので、教科書、用語集、史料集を全て活用しましょう。
【地理】
★傾向
大問5題で構成され、問題数は50問です。
地図や統計から読み取り、解答する問題が出題されています。
また、複数の分野や地域が複合的に出題され、一般的な時事問題への理解が問われます。
★対策
現代社会や、時事問題、簡単な歴史的経緯と関連付けた問題も出題されているので
社会において全般的な学習が求められます。
地形、天候、風土などの地理的な知識の暗記も不可欠ですが、
日ごろからニュースや新聞に目を通しておくことも大切です。
社会は丸暗記をすればいいと思っていたみなさん、関西学院大学の社会を入試で突破するためには、
用語や年代の丸暗記だけでは対応できないことをおわかりいただけましたでしょうか。
用語や年代の暗記も必要ですが、それ以上に
時代や出来事の背景、流れを覚えておくことがポイントです。
トライでは、暗記のコツや、テーマごとの時代の流れを理解できるようマンツーマンでの指導を
行っています。暗記が苦手!用語は覚えているけれども流れがわからない!とお困りな方は、
ぜひトライまでご相談下さい。
2013年11月13日
兵庫県 関西学院大学入試の傾向と対策~理科編~
2013年11月11日
兵庫県 関西学院大学入試の傾向と対策~国語編~
皆さん、こんにちは!
朝夕冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。
特に受験生の皆様は体調管理にお気をつけ下さい。
さて、今回は関学対策第三弾「関西学院大学入試の傾向と対策 ~国語編~」です。
[配点]
国語の配点としては現代文と古典が大問1問ずつで、75点+75点=150点満点のマーク方式。
漢文はほぼ出題されません(過去10年出題無し)。
[出題傾向]
現代文は論説文・評論文が中心で語彙や論理的思考力、読解力・表現力が問われる問題が頻出
しています。
古典は比較的有名な出典が多く、知っているか知らないかで差がつきやすいと言えるでしょう。
どちらも他の科目同様、難問奇問の出題は少なく、基礎的事項の定着を図ることで
得点可能な問題が中心になっています。ただしどちらも問題量は多く、
「確実」にスピードをもって解く必要がありますので、傾向対策をすることで差が大きく出るでしょう。
難問が多くないということは他の受験生にとっても得点し易いということでもあります。
[対策]
対策としては傾向の違う選択解答式の問題集を2冊以上(今からの対策でしたら2冊でもよいでしょう)
用意し、時間を計って「限られた時間の中で正しい答えを選び、間違いを検証する」練習をしましょう。
特に、早く関係性の薄い選択肢を消去し二択に持ち込むまでのスピードを上げることが
特に国語では必要です。
知識によって点差が開きやすい英語とは違い、国語に関しては基礎的な力の定着度合いや
ミスをなくすための対策が出来ているか否かで点差が開きます。
漫然と過去問を解くだけだったり、ニュアンスで解くのではなく、傾向や解法を理解して臨むことで
確実に得点アップが臨めますが、そのためには残り少ない受験までの日数で
現状に合わせて学習計画を立てる必要があります。
自分の場合、「何から」、「どうやって」勉強すれば良いのか。
他の科目との兼ね合いは?そもそも傾向は?
・・・そんなご不安をお持ちの方、ぜひ兵庫のトライさんまでご相談下さい。
マンツーマンならではの、「あなただけのカリキュラム」を作成致します!
2013年11月8日
兵庫県 関西学院大学入試の傾向と対策~数学編~
みなさん、こんんちは!
今回のブログテーマは『兵庫県 関西学院大学の傾向と対策~数学編~』です。
文系数学と理系数学に分けて解説します。
【理系数学】
理系数学は微積分が必須です!
大問4題形式で構成されており、大問2~4が記述式です。
微積分の最大・最小の問題や面積を求める問題が頻出ですので、
過去問を使用し繰り返し演習し定着させておきましょう。
その他の単元からは満遍なく出題されますので苦手分野を作らない学習が重要です。
【文系数学】
大問3題形式で出題され、大問3が記述式の解答となってます。
理系同様微積分は頻出ですが、記述式が1題しかないため理系以上に偏りのない学習が不可欠です。
また、文系受験生は数学選択か、社会選択かを非常に迷うところですが、
数学はうまくいけば高得点が狙える科目ですので、文系科目に自信がない場合、
数学で高得点を狙う作戦も一つです。
特に大問1,2の穴埋め問題の正答率を高められるようスピードと正確さを上げていくことを
意識して学習しましょう!
2013年11月6日
兵庫県 関西学院大学入試の傾向と対策~英語編~
みなさん、こんにちは。
もうすっかり、冷え込む季節になりました。
中間テストがやっと終わったかと思えば、もう期末テストです。
風邪には気をつけて、万全の体調で迎えられるようにしましょう!
さて、今回は私立大学の入試についてお話したいと思います。
高校受験とは違い、大学受験には様々な入試形態があります。
一般入試、センター利用入試、公募推薦、AO入試・・・。
高校受験に比べチャンスは増えるといえど、各科目の難易度ははるかに高く、量も膨大です。
そのため、各大学の入試傾向をよく分析し、現状レベルに対し、ゴール(試験日・合格ライン)から
逆算して学習計画をたてる必要があります。
まずは、ほとんどの学部で必要となってくる英語についてみてみましょう。
例えば、トライでも志望している生徒が多い関西学院大学では、設問自体の難易度は
そこまで高くありませんが、長文や扱う内容は、社会問題や環境問題、文化比較といった
時事的なものに関する評論が非常に多くなっています。
分量も多いため、時間配分や取りかかる大問の順番にも気をつけなければいけません。
また、イディオムが非常に重要視される形式になっているのも関西学院大学の大きな特徴です。
そんな関西学院大学入試に対しては・・・
1) イディオムを重視した文法と語彙力の基礎固め!
長文の内容は堅い傾向がありますが、設問自体は高校で学ぶ内容がしっかりと理解出来ていれば
対応は十分可能です。
イディオムを覚えながら、文法と語彙力のストックをどれだけ増やせるかがポイントです。
2) より多くの長文に触れる!
堅い内容の長文や英文に慣れるために数をこなす必要があります。
どういった単語に着目して読み進めるのか、分からない単語・イディオムが出てきたときに
前後の内容からどう対応するのかという手法をマスターしましょう。
大まかな傾向と対策は以上の通りです。
しかし、ここからは自分の現状に合わせて学習計画を立てる必要があります。
自分の場合、「何から」、「どうやって」勉強すれば良いのか・・・
そんなご不安をお持ちの方、ぜひお近くのトライさんまでご相談下さい。
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2013年11月2日
和田秀樹氏セミナー「医学部に合格する勉強と学習習慣」