教育プランナーブログ

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答えは【倒置】です。

倒置とは、文中の単語の語順を変えるというものですが、なぜこれが行われるかについて説明しようとするとあと何ページ必要かわからないので今回は省略させてもらいます(笑)
では、今回はどのような倒置が行われたのかということですが、英語の倒置には
【文頭に否定語がくると語順が変わる】
というものがあります。この場合の否定語はIn no other wayですね。
「他のどの方法を用いても~(でき)ない」という否定のニュアンスを含んでいますので、これが否定語です。
また、「なぜこの熟語が主語じゃないのに文頭にきたのか」ということについてですが、前置詞から始まる前置詞節は広義で副詞節でもあるので、文法のルール上では文のどの位置にきてもいいことになっています。
それで、残りですが、この文の場合はcan が移動しています。
canを元の位置に戻してあげると
this matter can be explained.
となります。こうなると読める人が急に増えるのではないでしょうか?
主語がthis matterで、助動詞のcan、そして受動態が使われているので直後にbe動詞原形のbeと過去分詞形のexplainedがあるのも頷けますね。
直訳は「この問題は説明されることができる」つまり、「この問題を説明することができる」という意味です。
そこに、文頭のIn no other wayの「他のどの方法を用いても~(でき)ない」という意味を文全体に足してあげると、
他のどの方法を用いても、この問題を説明することはできません。
という答えになりますね!

以上がこのたった9語の英文の解説になります。
いままで習ったことが全く通用しないこの文ですが、実際の大学入試に出題された問題の改題です。それも、大学入試で出題されるレベルとしては標準くらいです。
つまるところ、大学入試を視野に入れているなら、このくらいの文なら難なく解けるようにならなければならないのです。
正直、これでもかなりの説明を省略してきたので、何を言っているかわからなかったところもあるかと思います。
「前置詞節って何!?」
「そもそも倒置って何!?」
他にも色々あるかと思います。しかしながら、本番ではこれくらいの問題は5分程度で解けなければいけません。
つまり、これだけたくさんのことをたった5分で文から読み取り、考え、訳さなければいけないのです。
それをできるようになるためには、ただ単語や文法を覚えるだけや、なんとなく問題を解いているだけでは全くダメだということがわかったかと思います。
高校の定期テストくらいなら、学校で配られたプリントやワークを覚えちゃえばそれなりの点が取れちゃったりしますが大学入試ではこれは全く通用しません。
単語や文法を正確に覚え、それを正確に訳す際に使えるようになり、かつそれを短時間でできるようにならなければならないのです。
ではどのようなことをしていけばいいのでしょうか?

次回は最終回!

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