2011年6月2日
『岩手県 受験に向けて』
今年は例年より早く梅雨入りとなるようです。雨が続くと地盤が緩んできますので注意が必要です。
岩手県が誇る有名人の1人に宮沢賢治がいます。
現在の花巻市に生まれ、旧制盛岡中学(現在の盛岡一校)に入学し、
鉱物採集や登山、哲学や短歌など様々なことに熱中しました。
その後、盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)に首席で入学し、
地質調査研究をしながら、短歌などを発表しました。
学校は中退するものの、童話の作成をはじめ数多くの名作を残しています。
そんな宮沢賢治の代表作に「雨ニモマケズ」があります。
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク 決シテ瞋ラズ イツモシヅカニワラッテヰル」
今年の4月にはワシントンのナショナル大聖堂において、
震災復興への祈りの後に、この「雨ニモマケズ」が英語で朗読されたそうです。
この詩を作った、宮沢賢治は岩手に生まれ、岩手を愛したことでも知られています。
複数の作品中に登場する理想郷「イーハトーブ」は岩手をエスペラント語※にしたものです。
※世界標準語を目指して人工的に作られた言葉
また「風邪の又三郎」など、岩手と思われる地域が舞台となっている作品も多く、
岩手への郷土愛がうかがえます。
受験に向けて、まだまだ道のりは長いでしょう。
受験生にとっては周りの環境がすこしずつ変化し、プレッシャーもかかってくると思います。
そんな時、郷土の有名人の言葉を思い出し、奮起してください。
わたしたちもがんばる皆さんを全力でサポートしていきます。