2011年7月4日
『岩手県 高校入試』世界遺産から入試問題を学ぶ
6月26日、平泉の文化遺産が、念願だった世界遺産に登録されました。
今年の夏はたくさんの観光客で賑わうといいですね。
さて、過去には藤原泰衡や前九年の役、後三年の役など、平泉の歴史が公立高校の入試問題に出題されています。
歴史の基本は地元を知る事にありますので、入試対策も兼ねて今一度平泉の歴史を勉強してみましょう。
テストに出やすいキーワードを上げます。
・前九年の役(前九年合戦)
東北地方の豪族、阿部氏と朝廷との争い
・後三年の役(後三年合戦)
清原家の相続に絡む争い。初代清衡が基盤を固めるきっかけとなった争い。
・藤原清衡
奥州藤原家初代。中尊寺を建立。
・藤原基衡
毛超寺の建立。
・藤原秀衡
無量光院を建立。奥州藤原家の最盛期。平泉を都に次ぐ都市へと成長させる。
・藤原泰衡
逃れてきていた義経を追討。自身も頼朝によって滅ぼされる。
・源頼朝
鎌倉幕府の権力固めのため奥州侵攻に着手。藤原家を滅ぼす。
・源義経
鎌倉を追われ、3代秀衡をのもとに身を寄せる。泰衡の裏切りによって自害。
これらのキーワードを出発点として周辺知識を広げていくだけでも、入試や定期テストに良く出る範囲の学習になります。
どのような内容なのかはもちろん、それぞれのキーワードがどのように繋がっているのか、関係性をしっかりと調べるようにしましょう。