教育プランナーブログ

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地理

1. 出題傾向

第1問で地球儀に関する問題。

第3問で世界の地理。

第7問で日本の地理が出題されました。

第7問の問題は、関東地方と中部地方についての出題となっています。

いずれの問題も、資料を使った問題となっています。

特に第3問は、グラフを使った、典型的な資料読み取り問題となっています。

 

この中で第7問(3)は少し難題だったかもしれません。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第7問(3)右の資料は、2005年の、鉄道を利用した場合の、

  東京から各地への所要時間に合わせて日本列島を変形して描いた地図です。

  この資料から、愛知県の二つの空港と東京国際空港との間に定期便を設けにくい理由を、簡単に書きなさい。

  ※資料には、東京を同心円上に2,4,6,8と円が書かれ、名古屋が2の円の内側に描かれています。

 

なんとなく分かっても、言葉で書きにくいと感じた方も多いのではないでしょうか。

資料から読み取れるのは、東京から名古屋までの電車移動に2時間かからないということです。

このことが、何故飛行機の定期便が設けにくい理由になるのかが難しく思えるのではないでしょうか。

航空機の定期路線就航の境目と言われているのが、鉄道での移動時間3時間半です。

このことを絡めて考えれば答えられる問題です。

ところが、そこまで深く考えずとも、素直に資料から読み取った内容を書けば、正解となる問題でもありました。

資料読み取りの典型的な罠とも呼べる問題でした。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、出題内容や構成に大きな変化はないものと思われます。

資料読み取りが中心になることも予想されます。

三分野の融合問題が出題されることも考えられます。

 

 

3. 対策

必ず出題される資料読み取り問題は、しっかりと対策しておく必要があります。

難易度はそれほど高くない問題ですので、教科書の内容をしっかりと理解しておきましょう。

教科書の内容を確認する際に、統計資料や図、地図などを一緒に開きながら学習するようにしてください。

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