2011年9月27日
『岩手県高校入試 一般入学者選抜 社会③政治の傾向と対策』
◇政治
1. 出題傾向
第2問で人権と法律に関する問題。
第9問で国勢調査に関する問題と、選挙に関する問題が出題されました。
第2問は少し難易度の高い問題だったようです。
「平成23年度 岩手県高校入試問題」
第2問 次の文は「人権と法律」をテーマにした社会科の授業で、先生が話した内容の一部です。
これらを見て、あとの(1)~(3)の問いに答えなさい。
(2)下線部②について、次の資料は、この権利をめぐり最高裁判所まで争われた
裁判の判決の内容などをまとめたものです。下のア~エのうち、
この資料から読み取れることとして最も適当なものはどれですか。一つ選び、その記号を書きなさい。
※下線部②は「人間らしい生活を送ることを求める権利」と書かれています。
※資料には「訴え」と「判決」が書かれています。
ポイントは、下線部②の権利はなにかということと、資料の判決の最期に書かれている「原告の死亡により、
訴訟は終了したとの判断を下した」の2点です。
下線部②は生存権のことです。生存権は社会権の一つです。
あとはもう一つのポイントと合わせれば、正解の文章を選択できますね。
資料の長文に惑わされることなく、ポイントを見つけられるかが問われる問題となりました。
2. 来年度の予想
政治の仕組みは、5年間連続で出題されています。
憲法も2年連続の出題となっています。
この出題傾向、構成は大きな変動はないと予想されます。
3. 対策
教科書の基本的な用語をしっかりと押さえておく事が重要です。
時事的な問題も出てくる可能性はありますので、しっかりと押さえておきましょう。
用語を押さえる際には、身近なことやニュース、新聞などと併せて覚えるようにしましょう。