2012年5月19日
岩手県 記憶の仕方
アメリカの心理学者ラリー・スクワイアによると、記憶はいくつかに分類されるそうです。
・手続き記憶
体で覚える「how to」的な手順。自転車の乗り方など。
・プライミング記憶
思い込みにより無意識に行われる記憶。
・意味記憶
経験とは関係ない抽象的な知識。
・短期記憶
その時だけ覚え、すぐに忘れてしまう記憶。
・エピソード記憶
過去の経験や出来ごとに関連した記憶。
子どもから大人に成長する過程で、記憶も
「手続き記憶→プライミング記憶→意味記憶→短期記憶→エピソード記憶」
の順に発達します。
10歳前後で意味記憶とエピソード記憶の発達が逆転し、
10歳以降はエピソード記憶のほうが記憶しやすくなります。
つまり、小学校4年生くらいまでは、丸暗記でも成績はあがるものの、
5年生くらいからは記憶のしかた(学習のしかた)を変えないと、
学習効果があまり期待できなくなります。
エピソードを交えた学習や、コミュニケーションを取りながらの学習が、
記憶の定着に効果的になります。
もちろんその子の性格や学習内容などによって、最適な学習方法があります。
学習のしかたや学習計画の立て方など、ご相談いただければ
適切なアドバイスをさせていただきます。お気軽にご相談ください。