教育プランナーブログ

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2011年9月

漢字・語句・文法

1. 出題傾向

第6問で漢字の読み書き。

第2問の論説文で品詞・用法が出題されました。

第2問の(1)では本文中の「~のような」と働きが同じものを選ぶ問題でした。

 

本文中の「ような」は似たもの・同類のものという意味で使われていました。

この意味をしっかりと掴めるかどうかがポイントでした。

 

 

2. 来年度の予想

漢字の読み書きは必ず出題されてくると思ったほうが良いでしょう。

品詞・用法と文と文節が1年おきに出題されていますので、

順番で言えば来年度は文と文節が出題されてくると予想されます。

しかし、品詞・用法が出題される可能性も高いものと思われます。

 

 

3. 対策

ヤマを張るのであれば、文と文節となりますが、品詞・用法も出題される可能性がありますので、

しっかりと対応はするべきです。教科書を総復習してどちらが出題されても良い状態にしておきましょう。

漢字は最低限、教科書に出てくるものは読めるようにしておきましょう。

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経済

1. 出題傾向

第5問で日本経済と、第一次世界大戦後のドイツについての問題が出題されました。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第5問

わたしたちの生活は、①企業や地方公共団体などが供給している「財(もの)」や「サービス」によって支えられている。

経済とは、「財」や「サービス」の供給と、消費活動が行われる全体のしくみのことをいう。

わたしたちは、消費者としてばかりではなく、生産者としても経済に参加している。

(1)

下線部①について、次のア~エのうち、地方公共団体が供給している社会資本にあたるものはどれですか。

一つ選び、その記号を書きなさい。

ア、銀行  イ、図書館  ウ、ガソリンスタンド  エ、コンビニエンスストア

 

社会資本と書かれると、分かりづらくなりますが、地方公共団体=地方自治体の行うサービスと捉えることがポイントです。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、出題内容や構成に大きな変化はないものと思われます。

資料読み取りが中心になることも予想されます。

 

 

3. 対策

資料や問題文の独特な言い回しに惑わされないことが大事です。

教科書の重要語句をしっかりと把握しておくようにしましょう。

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政治

1. 出題傾向

第2問で人権と法律に関する問題。

第9問で国勢調査に関する問題と、選挙に関する問題が出題されました。

第2問は少し難易度の高い問題だったようです。

 

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第2問 次の文は「人権と法律」をテーマにした社会科の授業で、先生が話した内容の一部です。

  これらを見て、あとの(1)~(3)の問いに答えなさい。

(2)下線部②について、次の資料は、この権利をめぐり最高裁判所まで争われた

  裁判の判決の内容などをまとめたものです。下のア~エのうち、

  この資料から読み取れることとして最も適当なものはどれですか。一つ選び、その記号を書きなさい。

※下線部②は「人間らしい生活を送ることを求める権利」と書かれています。

※資料には「訴え」と「判決」が書かれています。

 

ポイントは、下線部②の権利はなにかということと、資料の判決の最期に書かれている「原告の死亡により、

訴訟は終了したとの判断を下した」の2点です。

下線部②は生存権のことです。生存権は社会権の一つです。

あとはもう一つのポイントと合わせれば、正解の文章を選択できますね。

 

資料の長文に惑わされることなく、ポイントを見つけられるかが問われる問題となりました。

 

 

2. 来年度の予想

政治の仕組みは、5年間連続で出題されています。

憲法も2年連続の出題となっています。

この出題傾向、構成は大きな変動はないと予想されます。

 

 

3. 対策

教科書の基本的な用語をしっかりと押さえておく事が重要です。

時事的な問題も出てくる可能性はありますので、しっかりと押さえておきましょう。

用語を押さえる際には、身近なことやニュース、新聞などと併せて覚えるようにしましょう。

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地理

1. 出題傾向

第1問で地球儀に関する問題。

第3問で世界の地理。

第7問で日本の地理が出題されました。

第7問の問題は、関東地方と中部地方についての出題となっています。

いずれの問題も、資料を使った問題となっています。

特に第3問は、グラフを使った、典型的な資料読み取り問題となっています。

 

この中で第7問(3)は少し難題だったかもしれません。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第7問(3)右の資料は、2005年の、鉄道を利用した場合の、

  東京から各地への所要時間に合わせて日本列島を変形して描いた地図です。

  この資料から、愛知県の二つの空港と東京国際空港との間に定期便を設けにくい理由を、簡単に書きなさい。

  ※資料には、東京を同心円上に2,4,6,8と円が書かれ、名古屋が2の円の内側に描かれています。

 

なんとなく分かっても、言葉で書きにくいと感じた方も多いのではないでしょうか。

資料から読み取れるのは、東京から名古屋までの電車移動に2時間かからないということです。

このことが、何故飛行機の定期便が設けにくい理由になるのかが難しく思えるのではないでしょうか。

航空機の定期路線就航の境目と言われているのが、鉄道での移動時間3時間半です。

このことを絡めて考えれば答えられる問題です。

ところが、そこまで深く考えずとも、素直に資料から読み取った内容を書けば、正解となる問題でもありました。

資料読み取りの典型的な罠とも呼べる問題でした。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、出題内容や構成に大きな変化はないものと思われます。

資料読み取りが中心になることも予想されます。

三分野の融合問題が出題されることも考えられます。

 

 

3. 対策

必ず出題される資料読み取り問題は、しっかりと対策しておく必要があります。

難易度はそれほど高くない問題ですので、教科書の内容をしっかりと理解しておきましょう。

教科書の内容を確認する際に、統計資料や図、地図などを一緒に開きながら学習するようにしてください。

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歴史

1. 出題傾向

第4問で日本の各時代の暮らしに関する問題。

第6問で近代の歴史の問題が出題されました。

第9問は総合問題で(1)に口分田に関する問題が入っています。

 

第4問は、(1)が鎌倉時代、(2)が奈良時代、(3)が室町時代、(4)が江戸時代、

(5)が(1)~(4)を時代ごとに並び替える問題と、歴史全体の流れが把握できているかが問われる問題。

第6問の(2)では、岩手県出身の内閣総理大臣についての問題となっています。

 

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第6問(2)次のA~Dは、岩手県出身の内閣総理大臣とその内閣にかかわるできごとをまとめたものです。

A~Dを年代の古い順に並び替え、その記号を書きなさい。

A:鈴木善幸-公職選挙法を改正して、参議院に比例代表制を導入した。

B:斎藤実-満州国の建国を国際連盟が認めなかったため、連盟を脱退した。

C:原 敬-陸軍・海軍・外務大臣以外を立憲政友会党員で組織する政党内閣が成立した。

D:米内光政-陸軍の唱える日独伊三国同盟締結に反対の立場をとり、政権は短命に終わった。

 

内閣総理大臣の並び替えと捉えると、難易度の高い問題となります。

出来ごとの並び替えと考えることがポイントです。

出来ごとのポイントとなる部分を列記します。

A:参議院。B:満州国建国。C:政党政治。D:日独伊三国同盟。

BとDの順番で勘違いしたかたも多いのではないでしょうか。

 

 

2. 来年度の予想

過去5年間、日本史中心の出題傾向となっています。

引き続き日本史中心の傾向に変化はないものと予想されます。

内容も基礎的なものが中心となるものと思われます。

 

 

3. 対策

日本史中心で出題されますが、何年かに一度、日本史と世界史との関連が出題されることもありますので、

日本のどの時代のどの出来事が世界の出来事と関わりあるかをおさえておく必要はあります。

語句や出来ごと、年号を暗記するのではなく、流れをしっかりと押さえておくことがポイントとなります。

流れを把握できるまで、教科書を繰り返し読むことが大切です。

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リスニング

1. 出題傾向

第1問から第3問がリスニング問題となっています。

ほとんどの問題が、放送をしっかりと聴き取ることができれば解ける問題です。

平成23年度入試の最後の第3問(4)は英語で答えさせる問題でした。

問題用紙には地図が付いており、その地図を見て放送の質問に答える問題でした。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

Look at the map. Jane wants to read a book about Kendo. 

Tell her the way to the library from the school.

 

文章にしてしまえば簡単な英語です。

学校から図書館までの道のりを英文にすれば答えとなります。

 

いかに正しく聞き取ることができるかが全てのポイントと言えるでしょう。

 

 

2. 来年度の予想

問題量、内容ともに大きな変更はないものと予想されます。

英語で答えさせる問題は、次回も出題されるものと思われます。

 

 

3. 対策

内容自体は、さほど難しくはありません。

いかに正確に聞き取ることができるかがポイントとなります。

普段から、CDなどを使って英語を聞くことが大切です。

また、ほかの分野同様、自分の考えを英文でまとめる練習も必要でしょう。

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英作文

1. 出題傾向

第9問で、英語で答える問題が2題出題されました。

(2)は対話文を読んだ上で、自分の考えを英語で答える問題となっています。

また、リスニング問題でもある第3問で、英語で答える問題が出題されています。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第9問 

次の文は、健二と浩司の対話文です。

二人は、一緒に部活動に行くために駅前で待ち合わせをしていました。

これを読んで、下の(1)(2)の問いに答えなさい。

 

健二:遅れてごめん。最近自転車の調子が良くないんだ。変な音がするし、チェーンもはずれやすいんだ。

浩司:新しいものを買ったらどう?最近の自転車はそんなに高くないし、かっこいいデザインも多いよ。

  それに、そんな自転車に乗っていたら危ないよ。かなり長い間使っているんでしょう?

健二:そうだよ。5年も乗っているんだ。でも、まだ乗れるし、結構気に入っているんだ。

  おばあさんが誕生日プレゼントに買ってくれたものだしね。

(1) 下線部の日本語の内容を英語で書きなさい。

(2) 健二は自転車を買い換えるべきだと思いますか。それとも乗り続けるべきだと思いますか。

  その理由を入れて、あなたの考えを英語で書きなさい。

 

(1)(2)共に、何通りかの答えかたがあります。

例えば(1)は、「自転車を5年使っている」や「この自転車は使い始めてから5年たっています」などです。

(2)は、買い換える理由として「危ないので」など、買い換える必要がないのであれば

「まだ乗れる」などの理由が挙げられます。

簡単な自分の知っている単語や表現で構わないので、理由が入っていることが必要です。

 

 

2. 来年度の予想

3年続けて条件付きの英作文が出題されています。

自由作文となる可能性もありますが、なんらかの条件が付いた英作文になると予想されます。

また、他の設問の中でも、英語で書かせる問題が出てくる可能性も考えられます。

 

 

3. 対策

英作文や英語で書かせる問題は必ず出題されます。

普段から、英語で書くこと、英語で表現する事に意識して学習することが必要です。

今回紹介した問題を、何パターンかの答えを書いたりするのも良いでしょう。

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会話文・長文読解

1. 出題傾向

第4、5、8問が会話文。

第6、7問が長文読解となっています。

第5問の会話文も、文章が大変長いものとなっていますので、

続く第6、7問と併せて、実に3問続けての、長文読解となりました。

 

第6問は全部で3問からの構成となっています。

(1)では、文中のitが指している部分を日本語で答える問題。

下線の引かれたitがある文章をしっかりと読めば、すぐに答えの単語が分かります。

(2)はア、イ、ウと3つの文章が提示され、それを並び替えて、本文中の穴埋めをする問題。

代名詞に注意して並び替えるのがポイントとなります。

 

いずれも長文を全て読まなくても、ポイントを押さえて読むことで答えを導くことができました。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、会話文と長文中心の問題構成となることが予想されます。

引き続き、基礎的な読解力を問う問題となるのではないでしょうか。

 

 

3. 対策

基礎的な読解力が問われますので、まずは長文を読むことを習慣付けるようにしましょう。

また、内容を把握することが問われるような問題を、繰り返し解くようにしましょう。

実際の試験では、長文を読む時間も重要になってきます。

普段から時間を測るなどし、読むスピードを上げておきましょう。

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単語・文法

1. 出題傾向

第4、5、7問で語句選択。

第4、5、6、7問で語句補充。

第8問で語句整序問題が出題されました。

 

基本的な文法事項と単語力が問われる問題となっています。

 

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第4問 次の対話文①、②に入る最も適切な英語を、

下記ア~エのうちからそれぞれ一つずつ選び、その記号を書きなさい。

①A:Who is the tall man in this old picture?

  B:He is my grandfather.

  A:When was it (        )?

  B:About 30 years ago.

ア take イ taken ウ taking エ to take

 

Itが何を指しているのか、Be動詞+過去分詞がしっかりと身についているかがポイントです。

 

 

2. 来年度の予想

来年度も、全体的な問題量は大きく変更がないものと思われます。

教科書の内容の単語・文法事項がしっかりと身についているかどうかが問われる問題になると予想されます。

 

 

3. 対策

今回ご紹介したBe動詞+過去分詞や、to+動詞の原型などは良く出題されるので、

しっかりと身につけておくようにしましょう。

教科書の内容の単語は最低限覚えておく必要があります。

ポイントを押さえながら本文を読むことも重要ですので、普段からチェックを入れながら読むなどしましょう。

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地学

1. 出題傾向

第1問の小問集合問題で地層と岩石の問題と地球と太陽系の問題。

第5問で天気の変化の問題。

第6問で火山の問題が出題されました。

 

第5問では、(1)が記述式、(2)が選択問題、(3)が説明文の並び替え、(4)が正しい表を選ぶ問題。

第6問では、(1)が選択問題、(2)が記述式、(3)が正しいグラフを選ぶ問題、(4)が記述式問題と、

設問形式も様々なものとなっています。

 

どちらの問題も、実験の結果に基づき、資料を読み取る問題となっています。

 

「平成23年度 岩手県高校入試問題」

第1問(2) 次の図は、太陽の周りを公転している地球の様子を模式的に表したものです。

図のア~エのうち、日本で春分となる地球の位置はどれですか。

最も適当なものを一つ選び、その記号を書きなさい。

 

問題では、太陽を中心にした地球が4つ描かれています。

地軸の傾きと季節が分かっていれば、すぐに答えが出せる問題でした。

 

すべての問題に共通することですが、教科書中心の基本的な知識があれば、解ける問題構成となっています。

落ち着いて資料をしっかりと読み解けるかどうかがポイントです。

 

 

2. 来年度の予想

地球と太陽は毎年出題されていますので、引き続き出題されるでしょう。

実験に基づく問題、資料を読み解く問題は間違いなく出題されるものと思われます。

問題構成も引き続き同様なものとなることが予想されます。

ヒトの体のしくみは、過去5年間毎年出題されており、次回も出題さる事が予想されます。

実験の結果と資料の読みとり問題も間違いなく出題されるでしょう。

 

 

3. 対策

教科書中心の学習で、授業で習った事、教科書の内容はしっかりと理解しておくようにしましょう。

実験に基づく問題、資料の読み取りは、勘違いを起こしやすいので慌てずに読み取ることが大切です。

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