2013年5月23日
鹿児島県 今年の高校入試は記述式問題に要注意
近年、鹿児島県の高校入試では教科を問わず
記述式の問題が増加する傾向にあります。
この傾向は今後も継続することが考えられ、
逆に選択式の問題は配点が減っていくことが考えられます。
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選択式問題が減って記述式問題が増えるとどうなるか、
皆さんお分かりでしょうか。
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たとえば、1問5点で選択肢5つの選択問題があるとします。
単純に考えれば、何も考えなくても20%の確率で正解できますから
期待値で考えれば、1点与えられているのと一緒です。
しかも、選択肢を二つ消して三つまで絞ることができれば
5点 × 33% = 1.67点
三つ消して二つに絞れば
5点 × 50% = 2.5点
つまり、不完全な知識でも、ある程度は点数を取ることが出来るサービス問題ということです。
逆にこのような選択問題が減るということは、
出来る人と出来ない人の差がより広がっていくことを意味します。
あなたが“出来る人”の側になるには、記述式問題を解けるようになる必要がありますが、
記述式問題を解くにはいくつかのハードルがあります。
○ 自分で考えなければいけない
○ 英語なら単語のつづりを覚えないといけない
○ その他教科ならキーワードを漢字まで覚えないといけない
○ 文章を書くときは文法や接続語の用法まで気をつけないといけない
これらを身に着けるにはとにかく練習あるのみです。
教科書や参考書などを読んで覚えるのだけではなく、
書いて覚える、問題を解いて覚えるという作業を繰り返し行うことが必要になります。
これには非常に時間が必要で、高校入試前の2,3ヶ月で身につくようなものではありません。
記述式問題が苦手な中学3年生の方は、
できるだけ早いうちに練習を始めておくことをおすすめします。
年末が近づいて模試などが増えてきてから、
「あれ、できない」と思っていては、手遅れになる可能性があります。
鶴丸高校や甲南高校、鹿児島中央高校など難関校を目指している人は
記述の正確さで差がつきますので、より訓練が必要になるでしょう。
高校入試対策のご相談は家庭教師のトライ鹿児島校まで。