2018年9月3日
高校入試の仕組みについて
9月になり、運動部の中学3年生は引退、1・2年生は新体制へと切り替わっている頃でしょうか。
今回は神奈川県の公立高校入試の仕組みについて紹介したいと思います。
神奈川県の高校入試は平成25年度から大幅に変更されました。
クリエイティブスクール(田奈高校、大楠高校、釜利谷高校)以外の全日制高校では学力テストと面接が必ず課されます。その中でも第一次選考と第二次選考があり、それぞれで配点方法が異なります。
1.一次選考
調査書の得点(100点満点) × a + 学力検査の得点(100点満点) × b + 面接の得点(100点満点) ×c (+ 特色検査の得点(100点満点)× d)※a + b + c =10
で出すことになります。100 × 10 で1000点満点となります。
2.二次選考
二次選考の場合調査書(内申書)の得点は考慮されません。計算式としては
学力検査の得点(100点満点) × b + 面接の得点(100点満点) ×c (+ 特色検査の得点(100点満点)× d)でだすことになります。※b + c =10
比率としては第一次選考に似ていますが、b + c =10となるように配分します。
基本的には1000点満点で評価されます。(特殊検査があれば1500点満点)
3.調査書の得点
2年次の5段階評価 × 9教科
3年次の5段階評価 × 9教科 × 2
上記のように、3年生時の得点に「×2」があるので2年生の成績よりも3年生の成績の方が重視されていることが分かります。
しかしながら、3分の1は2年生の成績を考慮されるので、高校受験は2年生から始まっているといっても過言ではないでしょう。
4.学力調査の得点
国語、社会、数学、理科、英語の5科目で全て50分100点満点のテストです。基本的に5科目すべて受験することが求められます。
5.面接
面接も全受験者必須となっています。
どの学校においても「志望動機」・「学習意欲」・「学習以外での活動」は共通で聞かれる項目となるでしょう。
公立高校の評価は調査書の得点・学力調査・面接の3点です。
特に調査書は2年生から評価対象となるので早めから提出物や授業態度に気を配る等してみてはいかがでしょうか。
3年生はテスト・面接の本番が近づいているかと思います。
本番までにできることを1つづつやり、後悔の無い受験となることを願っています。