教育プランナーブログ

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今回より、大学受験の科目別対策法を掲載します。

センター試験対策を中心に、トライのプロ教師がアドバイスしていきます。

 

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センター試験の問題は、基本的な問題が多く、確実に点数を取らないと他の受験生との差が開いてしまいます。

 

≪現代文≫

毎年第一問が評論文で、第二問が小説になっています。評論文は、様々なジャンルから出題されて、平成23年度の問題は鷲田清一の「身振りの消失」からの出題でした。馴染みのある文章なので解きやすかったのではないかと思います。

 

①評論文

作者の言いたいことは一つだと考えましょう。

そして、その主張を肉付けするために具体例が用いられていると考えると良いです。

作者の主張は、段落の一番最初と最後、逆接の後、具体例の前などに述べられています。

評論文を読み進めていくうえで武器になるのが、論理的思考力と語彙です。

また、表現を理解する時には、主観を交えずに客観的に解釈しましょう。

 

・平成23年度の問題

「可塑性→個体の外から力を加えて変形させ、力を取り去っても元に戻らない性質」や「挙措→立ち居振る舞い」(問1)などの言葉が難しかったように思えます。

傍線部Bの「空間がそこで行われることに先回りしてしまってはいけない」という表現があります。「先回り→相手よりも先に行くこと」だと把握しましょう。そして、具体例として出されている「遊園地」は、「あらかじめそこで行われることが分かっている建築(先回りしている)」のに対して、「原っぱ」は、「そこで行われることが空間の『中身』を創ってゆく(先回りしていない)」ことを踏まえましょう。更に、「たまたま居合わせた子どもたちの行為の糸が絡まりあい、縒りあわされる」という箇所を言い換えているのが、「行為相互の偶発的な関係から空間の予想外の使い方が生み出される」という表現になっていることが分かると思います。

 

②小説

語句の意味を問う問題が3題出題されています。いずれも、文脈から理解しなくても覚えておきたい表現です。

小説の問題では、心理描写を読み取る必要があります。

 

・平成23年度の問題

治婆さんが梶氏のことを「まれにみる陋屋であることにびくともした様子はない。」「治婆さんはちょっと感心した。」「壮健そうな働き盛りである。」と言った後で「教育しがいがあるというものだ」と思っているので、相手としては不足はなく、これからのやりとりを楽しみにしていることが分かると思います。また、小説では、風景が登場人物の心情を表していたり、行く末を暗示しています。問5の問題で、最後の箇所には「骨壺、死んだ空から鉛色、物憂げ、孤島」等の「死」を連想する言葉が並んでいることに注意しましょう。そのことが、年老いた治婆さんの行く末を暗示していることは容易に分かると思います。

 

現代文では、筆者が言いたいことに線を引いたり心理描写に注意して取り組めば、

文章全体の流れを読み取ることが出来ます。その時に、客観的に文章を解釈する力が必要です。

 

 

≪古典(古文・漢文)≫

覚える事柄が限られていますので、すぐに得点に結びつけることが出来ます。

古文単語に関しては、300語も知っていると安心でしょう。

また、教科書の巻末に載っている助動詞の活用表は必ず覚えましょう。

活用形を覚えるのはもちろんですが、下に続く言葉を見て、その言葉が何形に続くかを理解できれば、毎年出題される「文法的説明として正しいものを選ぶ問題」も解くことが出来ます。

 

・平成23年度の問題

傍線部bの知らどもの「ね」は、「ども」に続いているので、已然形であることを踏まえましょう。そうすれば、打消しの助動詞「ず」の已然形であることが分かります。

 

また、古文を読む前に、出典や注釈に書かれていることを見ると場面が分かり、読解の手助けになります。

そして、古文も漢文も「強調表現」に注意して読むと、作者の「主張」が分かり読解にもつながります。

代表的な強調表現は、覚えておきましょう。

 

≪主な強調表現:古文≫

 ●助詞・係り結び:<副助詞>「だに・さへ・のみ・ばかり」 <格助詞>「に・より」

     <逆接の助詞>「ど・ども・されど・しかれど・ものに・ものを・ものから・を・に・が・ながら」

 ●助動詞:「強調」の「つ・ぬ」、「確実推量」の「べし・まじ」、「反実仮想」の「まし」

 ●副詞:疑問詞・呼応の副詞・「限定」の語句、程度の大きな語句

 ●構文:類似対句構文(=語句の同一など)、二重否定構文、「強意」の「つ・ぬ」構文、重要文法、和歌の下の句

 

≪主な強調表現:漢文≫

 ●助詞(句法):「使役」「受け身」「限定」の助詞、「也・者」の主張語句

 ●副詞(句法):再読文字、疑問詞、(反語)(限定)

 ●構文:類似対句構文(=語句の同一など)、二重否定構文、有無系の構文、詠嘆の構文、比較の構文・非構文

 

などです。

強調構文に線を引いて日本語に直すだけでも大意はつかめて、設問のヒントになると思います。

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