2011年10月29日
熊本県 大学受験:理科総合
第7回目は理科総合です。
これから3回にわたって理科のアドバイスを掲載します。ぜひ参考にしてください。
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センター試験の理科総合の問題は、非常に簡単で基本的なことを幅広く問われる傾向にあります。
≪理科総合A≫
テーマは「物質とエネルギー」。「物質の循環とエネルギーの循環に関する諸問題を理解する」ことが目標で、そのために必要な知識を問われます。内容は、「化学と物理」に関することと「地下資源・生物資源等、社会との関わり」に関することがあります。また、読解力が問われるので、問題文の中に正解のヒントが隠されていることが多いです。去年の出題例では、「電子・周期表・原子・分子・力学的エネルギー・エネルギー変換・酵素反応・酸・塩基」等基本的なことが出題されています。中学校の時に学習した内容だけでも解ける問題がたくさんあります。様々なことを広く浅く学習する必要があります。
≪理科総合B≫
テーマは「地球と生命」。「地球環境(気象・生態系など)に関する諸問題を理解する」ことが目標です。内容は、「地学と生物」に関することと「水質汚濁・地球の温暖化・オゾン層の破壊等の環境問題」に関することがあります。理科Bの問題でも、知識がなくても文脈から正解を導けたり、グラフや表から数字等のデータを読み取る問題が出題されているので、じっくり問題を読む必要があります。また、「ろ過や顕微鏡の使い方」等中学校レベルの問題も多数出題されます。去年の出題例では、「自然の変化・地球と生物の歴史・生物多様性と地球環境・人間の活動が大気に及ぼす環境」等が出題されました。理科総合A同様、基本的なことを広く学習する必要があります。
理科総合A・Bのねらいは、「自然科学の様々な現象を、身近な具体例を題材としながら定性的に理解する」ことです。
教科書や参考書に書いてあることを身近な現象と結びつけて考えられるようになりましょう。
用語を覚えながら、「自然科学的なものの見方・考え方を身につける」必要があります。
短期間で高得点を取れるようになる科目です。