教育プランナーブログ

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第10回目は英語です。私大のセンター利用も含めると、ほとんどの大学受験生はセンター英語を受験します。

また中堅以下の私立大対策にも通じるところがありますので、ぜひ参考にして下さい。

 

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≪英語≫

センター試験の英語の問題は、簡単です。ただ、長文の問題量が多いので、短時間でいかに速く読み込むかがカギになります。更に、配点が最初ほど小さく後半が大きくなっているので、後半の問題に余裕を持って取り組むことが出来るような時間配分が必要です。

今回は、センター試験の問題を解決するための手掛かりを、平成23年度の問題と絡めて論じたいと思います。

 

平成23年度センター試験:英語

第1問の発音とアクセントの問題に取り組むためには、日頃からCDを聞くなどして意識して勉強する必要があります。

また、tion ian ic ical…で終わる単語は、直前の母音にアクセントがあることや(ただし、Arabic, Catholic, politicは例外)、ateで終わる単語は2つ前の母音にアクセントがあるというルールを覚えておきましょう。また、日本語でも読める単語は、英語ではアクセントの位置が異なるという規則などを分かっているだけでも解ける問題が必ず何問かはあります。

 

第2問の穴埋め問題は、様々な表現や文法上の知識を押さえていれば解ける問題になっています。

仮定法についての問題が出される可能性が高いので、きちんと押さえておきましょう。平成23年度の出題例でいえば、

「put on weight (体重が増える/gain weightとも言うので覚えておきましょう)」

「in flight (飛行中/inが状態を表す前置詞として使われている)」

「be動詞 in the hope of ~ing (~することを望んで/inが状態を表す前置詞、ofが目的格の前置詞になっている)」

「be動詞 supposed to ~ (~することになっている)」

等の表現が使われていました。また、

「mindの後ろは動名詞しか来れない」

「riseは(上がる)という意味の自動詞になっているのに対して、raiseは(上げる)という意味の他動詞になっている」

など文法上の理解を駆使して解く問題も出題されています。

更に、文脈から単語を選ぶ問題もあるので、文章をたくさん読む練習をする必要があります。

例:All the children in the family will (gather) for the New Year’s holidays.

 家族の子供たち全員が新年の休日に(集まる)だろう

 

第2問のBでは、会話文から適切な応答を選ぶ問題になっていますが、問題文中に必ずヒントがあるので、どこに対応した応対なのかを考えましょう。例えば、問1では、Peterが

「I can’t believe it’s been ten years since we graduated. (卒業してから10年が経ったなんて信じられない)」

と言っているので、それを受けてJane は

「I know. It feels like it was yesterday. (分かるよ。昨日のことのように感じるね)」

と答えるであろうことが予想できる。

 

第2問のCは並べ替えの問題になっていました。選択肢の英語を見て、まず熟語がないか探しましょう。そして、語の決まりで「前置詞は名詞の前に来る」や、「形容詞は限定用法なら名詞の前に、叙述用法ならbe動詞の後に来る」などの決まりに則ってthe great advice you gave me (あなたがくれた素晴らしい忠告)」となります。forは前置詞で、前置詞の後には名詞が来るから、その名詞にどのような修飾語がついているのかを考えたら簡単だと思います。

 

第3問のAで、難しい表現に傍線が引いてあって、その意味を推測する問題では、必ず文脈から意味を導くことが出来るようになっています。例えば、

「but no matter how hard I tried to do it (math homework), I simply could not get my head around  it.」

「どんなに一生懸命数学の宿題をしようとしても、単にそれを理解出来なかった」

という意味になっているのは、想像できると思います。

 

第3問のBでは、空欄に入る適当な会話文を選ぶ問題になっています。会話で伝えている内容をまとめることが出来たら正解できます。NinaがFernandoの発言に対して

「You seem to like to act out what (you don’t usually experience in real life).」

あなたは、(実際の生活ではたいてい経験できない)ことを演じるのが好きなように見える」

という風にまとめています。Fernandoが、会話の最後に

「I can’t easily imagine such drama in my daily life, so I prefer performing serious roles like that.」

「私は自分の生活の中でそのような劇を簡単には想像できないので、そういう深刻な役を演じるのが好きなんだ」

と言っている内容と一致している文を選ぶと良いのです。

 

長文を読む時に、気を付けて読んでほしい箇所はたくさんあります。例えば、「段落の最初と最後」「逆接の接続詞の後」「for example(例えば)の前」「It is essential ( vital, important ) that ~ 等筆者が大切と言っている箇所」など、挙げればきりがありません。さらに、気をつけて読む箇所を知るためにも最初に問題文から読んでおくことをお勧めします。

 

第6問の問1では、Paragraph (2) states that ~とあるので、第二段落に何が書かれているかを拾い上げます。

Rodents’ teeth enable them to eat a wide range of food.. All rodents have four very sharp teeth… two at the top and two at the bottom. These teeth are called incisors, but unlike the incisors of most other mammals, they never stop growing… In addition, they also have extremely strong muscles around their mouths…Many other mammals and birds cannot do this, so the seeds they eat pass through their bodies undigested, and the nutrition within them is unused.

辺りを用約出来たら下線部から

「rodents have four incisors and powerful muscles around their mouths.」

が正解になります。extremely strong の代わりに選択肢ではpowerfulが使われています。

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