2011年11月10日
熊本県 大学受験:現代社会・倫理・政治経済
大学受験シリーズの最後は、現代社会・倫理・政治経済です。主に理系の受験生が選択をし、
少ない学習時間で高得点が狙えると言われている科目です。ポイントをつかみ自分の武器にしよう!
*****
≪現代社会≫
現代社会では、例年倫理的分野から4割程度、政治・経済的分野から6割程度の出題となっています。
出題形式は、正誤問題が中心で、空欄補充問題や組み合わせの問題も見られます。
また、毎年国際分野からの出題も見られます。
2011年にはアムネスティー、NGO、ODA、人権の国際化等の問題が出ていました。
他には、その年に問題になった時事問題も出題されています。
細かい知識よりも、その問題の意義や背景の理解が出題のポイントになっていることが多いようです。
また、統計・資料の読み取りが出題されるので、データを分析する訓練を行いましょう。
現代社会の学習では、教科書などで基本的な用語を学習して、その上で新聞やニュースで取り上げられていることに注意を払おう。
≪倫理≫
大問5題、小問37題から構成されています。
「青年期の性質と課題」「思想の源流」「日本思想」「西洋近・現代思想」「現代社会の特質と諸問題」
の各分野から幅広く出題され、複数の分野にまたがる大問も見られます。
また、「友情・公平・連帯」という本文の主題と、社会保障制度と福祉や少子高齢化という問題等、倫理の観点から今日的状況に対して問題意識を持つことを求めています。他方で、何の知識がなくても解ける問題もあります。
幅広い知識と深い理解の両方が求められています。まずは教科書で基本的な用語をきちんと学習し、主要な思想家とその主張を押さえましょう。また、リード文の内容に合致するものを選ばせる問題や、リード文の内容理解が解答のてがかりとなる問題もあるので、早く正確に読む力を身につけよう。
≪政治経済≫
大問数が5問、小問数は38問。
本格的な政治・経済の融合問題は第1問のみですが、その他の大問でも政治・経済両分野を扱った問題が見られます。
まずは、政治・経済の基本的な知識について教科書や図説などを用いて理解しましょう。
分からない用語が出てきた時のために用語集を活用するのも良いでしょう。
統計資料を使った問題は必ず出題されるので、資料集などに掲載されている資料には必ず目を通しましょう。
*****
12回に渡り、大学受験についてシリーズで掲載してきました。
今大学受験を前にがんばっている人も、これから大学受験をがんばる人にも参考にしてもらえたら嬉しい限りです。
家庭教師のトライでは自分の目標に向かって一生懸命な人を応援しています。いつでもお手伝いをさせて頂きます。