教育プランナーブログ

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2011年9月

熊本県公立高校入試の国語の問題は、漢字で始まる。

出題のされ方は、読み方と漢字の両方を書かせるのに加えて、平成21年度までは、熟語の傍線部分と同じ漢字を使う熟語を選ぶ問題も出されていた。しかし、最近は、文章の中で傍線部が引かれている箇所を漢字に直したり、読み仮名を書いたりするだけの問題になっている。

 

中学校1年生で学習する「文節」「主語・述語・修飾語」等は、平成21年に(「とうとう」が直接修飾する言葉を一文節で抜き出しなさい。)などの出題のされ方をしている。「とうとう」なんなんだろうと考えよう。修飾語は「言葉の意味を限定する」働きがあることを踏まえたら、何を修飾しているか分かるだろう。また、「とうとう」を「ついに」などの違う言葉で置き換えてもいい。また、平成23年度には、主語を「私は」に変えて文章を作り直す問題も出された。このような出題は、新しい学習指導要領の中の「レポートや作文を書いたりして表現力を高める活動を取り入れる」という文言と関係があるように思われる。国語では、これから益々様々な表現に親しむ必要性が高まるだろう。実際、平成23年度の問題では、このような書き換えの問題以外にも「依存している」と同じ意味で違う表現を書きなさい。→「頼っている」等、表現力を問う出題が何題か出されていた。他にも「られる」と同じ意味で使われているものを選ぶ出題もあったが、「人に名前を覚えられる。」→「受け身」、「先生が来られる」→「尊敬」等、文脈の中で意味を使い分けられるようになろう。

 

品詞の問題は、頻出の問題だ。「自立語・付属語」の区別から「活用があるかないか」「主語になれるかなれないか」等の区分けで全て分類することが出来るので、疑問点がある時には先生に聞こう。そして、活用の種類や活用形が出題されることが多いのは言うまでもないが、「形容動詞なのか連体詞なのか」区別がしにくい品詞が出題されやすいので、注意が必要だろう。実際平成23年度の問題でも「豊かな食生活」の「豊かな」の品詞名と活用形が出題されていたが、「活用形」があるということは、「用言」なので、「形容動詞」と書くことは出来るかもしれない。しかし、「豊かな」は終止形が「豊かだ」なので、「形容動詞」になる、とまで説明できるようになろう。このような紛らわしい単語は「立派な」「健康な」等数え上げたらきりがないので、きちんと理解しよう。

 

平成22年度には「言いました」を適切な敬語表現に改める問題が出されたが、中学校3年生の教科書に載っている「いる」「来る」「行く」「食べる」「言う」「する」「聞く」「見る」等主要な動詞の敬語表現は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の全てに書き換えられるようになろう。また、どの敬語が誰を敬った表現になっているかはきっちり理解しよう。

 

平成22年度には「表現」と同じ成り立ちをしている漢字を選ぶ問題が出題されたが、一つ一つの漢字の意味を理解したら「同じ意味の漢字から成り立っている」ことは、分かるだろう。だから「歓喜」が正解になる。他にも「主語・述語の関係になっている熟語(例 雷鳴)」「反対の意味の漢字から成り立つ熟語(例 売買)」等、熟語を見たらその熟語がどのような成り立ちをしているか意識する必要があるだろう。

 

国語の学習では、漢字を覚えることで語彙が多くなり、表現力が高まると文章を読む力も養うことが出来るのである。教科書の常用漢字を、正しい書き順で書けるようになったら、小説や評論文も読みやすくなっていることに気が付くだろう。

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経済分野の問題では、身近な広告や訪問販売、買い物をした時の「POSシステム」などの問題も取り上げていて、私たちの生活と馴染みのあるものなので取り組みやすい問題になっている。

 

平成21年度の問題では、日本銀行が一般の銀行との間で「国債」を売買し、市場に流通する貨幣の量を調整しているという内容を書く出題があったが、日本銀行の働きについてはまとめておこう。また、「寡占」状態になっているものをグラフから選ぶ問題も出題されたが、寡占の意味を理解していれば簡単に選ぶことが出来ただろう。また、独占禁止法に関して「公正取引委員会」が管理していることを書く問題が平成23年度に出題されている。また、「生産の集中」に関しては、「カルテル」「トラスト」「コンツェルン」も覚えよう。

 

クーリングオフに関して、「訪問販売」である時に品物をキャンセルすることが出来ることに関する問題や、広告の問題点について記述で述べる問題も出されたが、日ごろの生活と密着している事柄なので、取り組みやすかったのではないかと思う。また、税金に関する問題も出題されているので、「直接税」と「間接税」の違いから様々な税金がどちらに分類されるかということを説明できるようになろう。

 

また、税金に関しては、グラフから読み取れる累進課税に関する事実を記述で説明する問題も出されたが、所得税や相続税は「所得の格差を調整するため。課税対象の金額が多くなるほど税率を高くする」という累進課税についての説明が分かっていれば簡単な問題だったと思う。

 

平成22年にデフレーションについての記述の問題が出されたが、「デフレーション」→「物価が継続的に下落して、貨幣の価値が上がること」、「インフレーション」→「物価が継続的に上昇して、貨幣の価値が下がること」を押さえておこう。併せて「需要曲線」と「供給曲線」について、何故あのような理論になるのか分からない人は先生に聞こう。

 

平成23年度には、グラフから、2030年に一人あたりの経済的負担が増大する理由について記述する問題が出されたが、「高齢社会」の仕組みについて理解していれば解けたと思う。

 

新幹線の開通に伴って、新幹線が開通することによってどのような経済効果が期待できるか書く問題が出されたが、新聞で何回も報道していた内容だったので、「観光客」などのキーワードを出して書くことは簡単だったと思う。

 

経済の分野は、理解しなければならない内容が多いので、何故そういう風になるのか流れをしっかりつかもう。

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熊本県公立高校入試の政治分野の問題は、過去3年間多数出題されている。また、それにちなんで、人権に関する問題も必ず出題されるので、今回は過去3年間にどのような問題が出されて、どのようなことに注意して学習するべきかについて論じたいと思う。

 

平成21年度の問題では、国連の表が出されて、穴埋めの問題や記述の問題が出された。「安全保障理事会」という言葉を書かせる問題や拒否権についての説明、PKOの活動内容、国連に加盟した地域の移り変わりのグラフという風に多彩な内容になっていた。国際連合については、その前身である国際連盟とともに、「1945年10月(第二次世界大戦後)」に発足して、「本部はニューヨークにあり」、「5大国に拒否権が与えられている」ことを始め、主な組織、安全保障理事会、平和維持活動についてまとめて理解する必要がある。

 

また、同じ年に自由権に関して選ぶ問題が出題された。「自由権」→「国家が国民から奪ってはいけない権利」、「社会権」→「国家が国民に積極的に与えなければならない権利」というおおまかな区別を理解しよう。その上で、自由権には「精神の自由」「身体の自由」「経済活動の自由」があるという風に理解しよう。また、関連する憲法の条項も併せて覚えよう。

 

社会権に関しては、1919年のワイマール憲法で初めて明記されたこと、憲法25条の「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」という生存権の内容は、社会権の根本的な考え方を表しているので理解しよう。人権に関する問題は、平成23年度にも出題されているので、頻出だといえる。

 

また、平成21年度に裁判員制度が始まったことを受けて、裁判員制度や裁判に関する問題も出題されたが、裁判員制度は「国民が裁判官と一緒に裁判に参加する制度」であることを説明できるようになろう。また、三審制やそれぞれの裁判の種類等について説明できるようにまで理解しよう。

 

平成22年度には世帯についてのグラフが出され、その部分がどの世帯を表しているかの問題が出されたが、現在は、核家族が60%を占めて、核家族とは「夫婦だけ、または親と未婚の子供から成る家族」のことであることを理解しておこう。

 

政治に関しては毎年出題されるので、天皇の国事行為、衆議院議員や参議院議員の定数、選挙方法、国会の種類等については頻出なのでまとめておこう。

 

また、平成24年度に熊本市が政令指定都市になることにちなんで「地方自治体」の問題が出される可能性も高いので、地方自治体の働きをよく理解しよう。

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 熊本県の公立高校入試の地理は、歴史と違って出題箇所にばらつきがある。直近の3年間で連続して出された箇所は、「世界の姿」「地域の調査」「様々な面からみた日本(自然環境・人口・産業)」がある。また、毎年出されていた時差を計算する問題が平成23年度には、出題されていなかった。

 

 世界地図で、地形、山脈、国の名前、場所、産業、気候、文化等主要な特徴はグラフとまとめて理解しよう。また、色々な産物の主要な産出国はまとめておこう。

 

 日本に関しても、地図と併せてどこでどの産物が取れるか理解しよう。そして、「北海道の気候」「日本海側の気候」・・・等の特徴を押さえて、言葉で説明できるようになろう。実際、平成23年度の問題でも、表で記された数字を折れ線グラフで表す問題が出された。グラフ上に数値を取れば正解できる問題なので、確実に取ろう。また、表から読み取れる特徴を記述で表す問題も出されたが、人口増加の割合をグラフ上で見れば、「ヨーロッパはゆるやかに増加している」のに対して、「アフリカは急速に増加している」ことは、書くことが出来るだろう。また、「人口ピラミッドの3つの型」に関しては、特徴をまとめておこう。

 

 地理は、グラフからその特徴を読み取ってそのグラフがどの地域の様子を表したものか問う問題もあるので、様々な国について視覚的イメージとともに理解する必要がある。また、地図記号や等高線、縮尺、方位等に関しては、頻出なので、地図が読めるようになろう。

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引き続き熊本県公立高校入試の傾向と対策。今回は社会のシリーズです。

社会は暗記科目と思われがちですが、記述問題も多く対策のポイントがあります。ぜひ活用下さい。

*****

 

歴史をおおまかに分けると、古代・中世・近世・近現代がある。そして、熊本県公立高校の入試では、毎年どの分野の問題も取りこぼすことなく出題されているが、特に近世(安土桃山時代)と近・現代の出題は多く出題されている。

 

歴史の学習では、一問一答等を使って覚えておくべき知識をまとめることが必要である。それと同時に、人物を書き出してその人物と関連が深い事柄をまとめておこう。熊本県の入試問題では、人物に傍線が引いてあって、そこから関連した事柄について質問することも多い

また、教科書に出ている建物等の絵は(例えば、金閣寺)そのまま使われることもあるので、誰が建てたか(足利義満)その頃の文化を何と言うか(北山文化)、他にも田楽・猿楽・能楽(世阿弥・観阿弥)等、その時代の関連事項はまとめておこう。実際平成23年度の問題では、銀閣の絵が出題されて、その説明文の中に「足利義政」についての記述があり、「応仁の乱」が「細川氏と山名氏」の間の対立で起こったことに関しての出題がされている。

 

室町時代に関しては、毎年出題されているので、まず、

鎌倉幕府滅亡(1333年)→建武の新政(1334年)→足利尊氏の挙兵(1335年)

→尊氏が京都に新しい天皇をたてる(北朝)、後醍醐天皇が吉野に朝廷を建てる(南朝)

→南北朝の動乱(1392年の南北朝の合一まで)→勘合貿易(1404年)→応仁の乱(1467年)

という流れを押さえて、それと関連した事柄を抜き出していけば、「その時代の特徴として正しいものを選びなさい。」という問題に答えることも出来るだろう。

 

歴史は、「知らないと解けない」教科である。

しかし、ゴロ合わせなどを使って「1853年ペリー来航(いやーごみの多い国だこと)」大体の流れをつかみ、関連事項をまとめれば非常に簡単な教科でもある。

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熊本県高校入試では毎年、リスニングは一番最初に12点分出題される。テストが始まると間もなく始まるが、リスニングが始まるまでの間、大問2の問題に進んでいてもいいだろう。

 

リスニングで使われる英語は非常に簡単なので、「聞くこと」が出来て、「適切な箇所をメモする」ことが出来たら解答することが出来る。

今回は、リスニングの問題構成と、各々の問題をどのように解決すれば良いかについて述べていきたい。

 

リスニングの出題は、毎年3部構成になっている。また、問題文は2回読まれることになっている。Aの問題では、状況を説明した英文を聞いた後、質問に対する答えに適した絵を選ぶ。Bでは、対話の後に質問が流れるので、その答えとして適切なものを記号で選ぶ。そして、最後にCでは、対話文を聞いて、その内容と同じ内容になるように空欄に適語を入れる。また、対話文の後に読まれる内容に関する質問に英語で答えなければならない。A→Cと進むにつれて、文章の難易度も上がっている。

 

それでは、実際に平成23年度の問題を取り上げて、問題にどのように取り組めばいいかについて論じたい。

 

Aの問題は、非常にシンプルで、英文も2文程度で終わる短いものになっている。4つ並んだ絵から、質問の内容として適切なものを選べば良い。1の問題を例に取ると、

 

「Ken didn’t bring lunch today. So he bought something to eat at the store.」

(ケンは今日昼食を持って来なかった。だから、彼は店で何か食べるものを買った。)

 

という放送が流れる。メモを取るなら、「bought something to eat」だろう。そして、「What did Ken buy there ?」という放送が流れる。「something to eat」なので、エのおにぎりが正解。もし、一回目に読まれた文を理解することが出来なかったり、メモを取り忘れたりしても、放送は必ず2回流れるので、質問である「What did Ken buy there ?」を意識して、二回目の文を聞くと良い。

 

Bでは、2人の会話文を聞いて、その内容について英語で質問し、適切なものを選ぶようになっている。1の問題を例に取って解説しよう。

 

「Jim: Yoko, what did you do yesterday ?」

(洋子、あなたは昨日何をしたのですか?)

「Yoko: I cleaned my room and cooked dinner with my father.」

(私は部屋を掃除して、父と一緒に夕食を作りました。)

 

とある。ここで、メモを取ってほしいのは、「cleaned my room and cooked dinner with my father」だ。何故なら新しい情報が含まれているからだ。そして、質問で、「Did Yoko cook dinner with her father yesterday ?」とある。もちろん、答えは「Yes, she did.」(はい。作りました。)となる。Yesterdayという事実に自信がない人は、もう一度聞いて確認しよう。

Cに関しては、2人の対話文が流れて、その内容に関して正しい文になるように空欄に適語を入れる問題と、英問に対して英語で答える問題がある。空欄補充の問題を見ると、どこを重点的に聞けばいいか分かる。

 

★( ア )がビルの家に来て挨拶をしたい(say hello to ~、greet ~等を予測しよう。)と思っている。

★パーティーに来る人の中には( イ )を持ってくる(bringを予想しよう)人もいる。

★パーティーが始まる(startを予想しよう)のは、午前( ウ )である。

 

とあるので、1回目は、この箇所を重点的に聞き取ることに集中するとよい。そうすると

 

★Some people living near my house want to meet you and say hello to you.

 「僕(ビル)の家の近くに住んでいる人達があなた(由美)に会って挨拶したい」

 

とあるので、( ア )は、「ビルの家の近くに住んでいる人々」となる。このように、どこを聞けばいいか分かると解答できる。

そして、2回目に聞く時には、英語の質問に該当する箇所を聞き取ることに集中しよう。

英語の質問で

 

「What did Bill ask Yumi to do ?」

(ビルは、パーティーで由美に何をするように頼みましたか?)

 

とあるが、頼む時には、「Will you ~? 、Can you ~?、Please ~.」等の表現があることを思い出そう。そうすれば、Billのセリフで

 

「Will you make some Japanese food for the party ?」

(パーティーで日本食を作っていただけませんか?)

 

とあるので、答えに、

「He asked her to make some Japanese food for the party.」

と書けばよい。

 

意外なようだが、リスニングの対策としては、「読む・書く・聞く・話す」の全てが役に立つ。何故かというと、英語の学習の目標の一つは「4技能を統合する能力を養う」ことで、リスニング(聞くこと)は他の3技能と密接に結びついているからだ。リスニングでは、「新しい情報」や、「質問で問われている箇所」を聞き取ることを意識して聞くと、内容が具体的に見えてきて、正解を書くことが出来る。また、一問くらい分からない問題があって、次に進んだとしても、気持ちを取り直して前向きな気持ちで問題に取り組もう。

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熊本県公立高校入試問題の英作文は、自由に作文するものと、与えられた内容を自分の言葉で作文するものの両方が出題されている。毎年必ず1題は出題されていて、配点は1題2点以上になっている。

採点のポイントは、単語を間違いなく書けている事、正しい表現を使えていること、ピリオドやクェスチョンマークを忘れずに使えていること、時制が正しいこと、主語・述語・目的語などの位置関係が正しいこと等である。文法のルールに精通している必要がある。ただし、長文で使われている表現に比べると簡単な問題になっている。

 

今回は、平成23年度の英作文の問題を取り上げて、文章の書き方を考えたい。

 

この年の問題は、長文問題の中で春奈がジョーンズ先生にお礼の手紙を書くことになった問題になっている。「英語でスピーチすることは大変だったが、自分の勉強になったこと。」「もっとたくさんの動物園を訪れて新しい発見をしたいこと。」「ジョーンズ先生の国の素敵な動物園について教えてほしいこと。」の3つの内容を取り入れて、3文以内の英作文をすることになっている。

まず、最初の「英語でスピーチをすることは大変だった。」というのは、主語が長いので、熊本県で頻出の仮主語の構文を使うといい。「It was difficult to make a speech in English but」と続けたら良いだろう。

ここで、「in 言語」で「言語で」という意味になることを思い出そう。「自分の勉強になった。」というのは、英語で書きにくいので、「私はたくさんのことを学んだ。」と簡単な日本語に言い換えよう。「I learned a lot .」でいいだろう。

二つ目の文章には、「~たい。」という表現が使われているので、「would like to ~」や「want to ~」を使えば良いと考えよう。そして、「もっとたくさんの」を「more」とするとより意味が近くなるように思える。「 I want to visit more zoos and find something new.」でいい。

三つ目の文章は、「~してほしい」となっているので、「Please ~」「I want you to ~(使えなくても良い)」「Will you ~?」等の依頼の時に使う表現を思い出そう。そして、「人に~について教える」というのは、「tell 人 about ~」を使うと良いだろう。「Will you tell me about nice zoos in your country ?」とすればいい。

 

英作文は、まず何を言いたいのか理解してそれを「簡単な日本語に直して」から取り組むと良い。様々な表現に慣れて、表現力を高める学習をすれば、英文を書くことが出来るようになるだろう。

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熊本県公立高校入試問題では、会話文と長文が必ず全部で3題は出る。出題の傾向としては、長文は、高校生が異文化と触れ合うことで学んだ内容のスピーチ原稿であることが多い。異文化と接したことで感動したり、学んだことについて述べたものになっている。他にも、様々な経験や話から何かを学んで気付いた内容について書かれたものであることが多い。

 

今回は、過去6年間の会話文でどのような表現が使われていたかについて、平成23年度の長文の問題を実際に取り上げて、どの箇所を重点的に読んで、それが質問とどのように結びついているかについて述べたいと思う。

 

◆過去の入試問題で用いられた会話文でよく使われる表現

◎平成18年度

How was ~ ? 「~はどうでしたか?」

Welcome to ~ 「~へようこそ」

Tell me about it. 「私にそのことを教えてください。」

Sure. 「もちろん。」

◎平成19年度

How do you like ~ ? 「~はいかがですか?」

That’s too bad. 「お気の毒に」

Oh, did you ? 「あら、あなたがですか?」

Excuse me. 「すみません。」

Will you tell me the way ~ ? 「道を教えてもらえませんか?」

That will help me a lot. 「大変助かります。」

◎平成20年度

Let’s ~. 「~しましょう。」 ※平成23年度にも出題

 (Shall we ~ ? 、Why don’t we ~ ? 、How about ~ing ? 等とも書き換えられるように。)

the time for ~ing 「~する時間」

of course 「もちろん」

a good way to ~ 「~する良い方法」

◎平成21年度

feel happy to ~ 「~して楽しい」

What do you mean? 「どういう意味ですか?」

That’s right. 「その通り」

Here you are. 「ここにあります。」

How about you ? 「あなたはどうですか?」

◎平成22年度

It’s about 11:20. 「今だいたい11時20分です。」

It’s Saturday today. 「今日は土曜日です。」

What do you want ? 「何がほしいですか?」

Can I help you ? 「いらっしゃいませ。」

~, please. 「~をください。」

Anything else ? 「他に何かいりませんか?」

I’ll have the same one. 「同じものをもらいます。」

That’s all. 「それで全部です。」

How much is it ? 「いくらですか?」

◎平成23年度

I hear that ~ 「~だそうですね」

Great. 「素晴らしい」

See you then. 「その時に会いましょう」

Will you ~ ? 「~してもらえませんか?~しませんか?」

Sure 「もちろん」

 (Of course./ Certainly./ All right./ O.K. 等の表現も使えるようになろう)

change buses 「バスを乗り換える」

You’ll see ~ . 「~が見えるでしょう。」

 

長文に関して、どういう点に注意して読むべきかについて、平成23年に出題された3 の長文を例に述べていく。

まず、長文では、

「段落の一番最初と最後」「butの後」「mustやshould等の強い助動詞が使われている文章」

「important(重要な)が使われている文章」

「I learned that ~(私は~ということを学びました)等、登場人物の成長が伺われる文章」

「for example (例えば)の前の文章(具体例を出してまで説明したい内容だから)」

を重点的に読む必要がある。また、長文の中で出てくる指示語が何を指しているかはきちんと把握しよう。

 

実際に、3の文章で検証すると、1段落目の最後に

 

But he went back to America and a new English teacher came to our school.

His name was Mr. Smith and he is from the U.K.

「しかし、彼(ブラウン先生)はアメリカに帰って、新しい英語の先生が来ました。

 彼の名前はスミス先生でイギリス出身です。」

 

この文章は、butの後ろになっているのと、物語が新しく展開されているので非常に重要になっている。そして、実際問5で関連した正誤問題として出ている。

Mr. Brown and Mr. Smith came from America to Yukiko’s high school.

「ブラウン先生とスミス先生は由紀子の高校にアメリカから来ました。」

当然、答えは×である。

 

さらに、読み進めると、

 

During our conversation, I found that some of his English words were different from Mr. Brown’s words.

「私達の会話の間に、私は彼の(スミス先生の)英単語のいくつかがブラウン先生の使う単語と異なることに気付いた」

 

とある。熊本県の公立高校入試問題では、「登場人物が何かを発見して、何かを学び、成長した」という流れの文章がよく出される。そして、前述のように、このように登場人物が何かに気付いた箇所は非常に重要である。そして、実際この箇所は、問1(1)の英問英答で問われている。

What did Yukiko find about Mr. Smith’s English during their conversation ?

「由紀子は、スミス先生との会話中、彼の英語に関して何に気付きましたか?」

とあるので、もちろんI→She、という代名詞の置き換えをして、

「She found that some of his English words were different from Mr. Brown’s words(ones).」

となる。

 

この調子で問題に当たれば、何問も正解することが出来るから面白い。

そして、長文を読む時に重要なのは、現代文でもそうなのだが、どの部分がどの箇所の言い換えになっているかを意識することである。そして、こういう言い換えの箇所も出題される可能性が非常に高い。

 

平成23年度の問3を例にとれば、2段落目の最後から2行目の

「My English and his English are basically the same, but there are some differences in the words.

「私(スミス先生)と彼(ブラウン先生)の英語は基本的に同じだが、単語にいくつかの違いがある。」

という文章がある。この箇所とほぼ同じ内容を言っているのが、次の段落の2行目からの

This is a table of different words with the (            ) meanings.

「これは、(     )意味を持った違う言葉の表です。」

である。そして、表に「British English (イギリス英語)」と「American English (アメリカ英語)」という言葉がある。British English → Mr. Smith、American English → Mr. Brown であることに気付こう。そうすれば、basically the same → with the same ( meaning ) となる。

 

英語は、出題者が意図するところがはっきりしている。重要な箇所に線を引いたりして、長文の大意をつかむことと、読み込むことによって、どこがどの箇所の「言い換え」になっているかが分かるようになるまで読解力を上げれば、満点を取ることも出来る教科だと思う。

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 新しい学習指導要領に来年度から完全移項されるのを受け、最近の公立高校の入試問題もかなり変わったように思われる。新しい学習指導要領では、学習する単語数が900語から1200語へと増える。そして、「グローバル社会で共存する人物を育てる」ために、コミュニケーションへの積極的な態度を培うことが目的とされており、その中で、様々な表現を学習することの方が文法事項をきちんと押さえることよりも重要だということが示唆されている。その影響を受けて、「現在完了」や「受け身」などの文法事項は、平成23年度には長文の中でさえも使われず、塾などでこの単元について頻繁に確認テストを行うことが「点数を取る」という目的のためには無駄になっているのである。

 

 「テクニックだけを教えてはいけない」けれど、「テクニックを上手く活用できる」ことは、学力の向上へとつながる。

 

 「学習する単語数が増えた」ことが、何を意味するか、皆さん分かるだろう。「様々な単語や表現に親しむ」必要があるのである。今回は、どのような単語や表現、そして文法事項(重要度は下がる)を重点的に押さえるべきか、過去6年間の問題と絡めて議論したい。

 

 覚える単語数は1200語あるので、これに関しては、教科書に書いてある単語を全部覚えると、それだけで6割以上の点数を取ることが出来る問題構成になっている。また、頻出の単語として、「代名詞の格変化」は、必ず言えるようになろう。あと、want to ~(~したい)、important (重要な)、better (もっといい)、a lot of ~(たくさんの~)、famous (有名な)、popular (人気がある)等は頻出単語である。

ただ、「表現力を高める」ことは「読解力」や「英作文を書く力」ともつながっていて、非常に重要なので、山を張らずに1200語覚えるくらいの勢いでいたほうが良い。因みに平成23年度に使われていた主要な単語や表現を書き出すと、2の会話文の中では、

 

I hear that ~「~だそうですね。」

How about ~ing?「~しませんか?」

 ※この表現に関しては、Why don’t you ~?、Shall we ~?、Let’s ~.等の表現も使えるようになろう。

Great.「素晴らしい」

in front of ~「~の前で」

See you then. 「その時に会いましょう。」

Will you ~?「~しませんか?、~してもらえませんか?」

Sure.「もちろん。」

have to ~「~しなければならない」

near ~「~の近くに」

should ~「~するべきだ」

change buses 「バスを乗り換える」

get off 「降りる」

understand「理解する」

come to ~「~に着く」

You’ll see ~「~が見えるでしょう」

next to ~「~の隣に」

It’ll take ~ to …「…するのに~かかるでしょう」

等が使われていた。

 

3のスピーチの中では、

be動詞 a member of ~「~の一員である」

join ~「~に参加する」

because 「何故ならば~だから」

want to ~「~したい」

practice 「練習する」

during~「~の間中」

try to ~「~しようとする」

have a great time 「素晴らしい時間を過ごす」

Nice to meet you. 「お会いできて嬉しいです。」

for the first time 「初めて」

tell 人 about ~「人に~について言う」

find that ~「~ということに気付く」

be動詞 different from ~「~とは異なる」

difference 「違い」

so 「だから」

show 「見せる」

for example 「例えば」

a lot of 「たくさんの」

around ~「~の周りで」

give 「与える」

When ~,..「~時、…」

went 「行った」

still 「まだ」

last summer「去年の夏」

visit 「~を訪れる」

famous 「有名な」

popular 「人気のある」

a reason for ~ 「~の理由」

through ~ 「~を通って」

such ~ 「そのような~」

interesting 「面白い」

also 「また」

like to ~ 「~することが好きだ」

I hope ~ 「~を望む」

understand 「理解する」

importance 「重要性」

等が使われていた。

 

 上記の単語が主要な単語である。単語に関しては、「長文を読み込んで、その中でどのように使われているか自然に慣れる」感じで学習するのが一番良いと思う。

 

 さて、文法事項に関して、文法事項自体が問題として問われることはないが、「主語、動詞、目的語、補語、修飾語」などに関しては、理解していた方が良いように思う。また、過去6年間の入試で頻繁に出てくる分法事項は、「名詞 <(関係代名詞の目的格の省略) 主語 動詞>」で、「<主語が~する> 名詞」である。

 他にも、「It is 形容詞 for 人 to ~」で「人が~することは、形容詞だ。」や、不定詞が頻出になっている。また、英作文する時に気をつけてほしいのが、三人称単数現在の時には、動詞にsかesをつけることだ。また、時制にも気をつけて過去形なのに現在形で書くなどのケアレスミスがないようにしよう。

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 平成23年度の入試問題の地学の分野で、一番目を引いたのは、新しい学習指導要領で追加された「月」についての出題があったことだろう。熊本県の公立中高一貫校の入試問題や、教員採用試験でも「月」は頻出なので、今後この問題が出題される可能性は非常に高い。

 

 今回は、過去6年間の地学分野の出題傾向と、どの分野のどの箇所を重点的に学習するべきかについて述べたいと思う。

 

 地学に関しては、1年生で、「火山の活動と火成岩」や「地震とその揺れ」等の「大地の変化」について学習する。2年生では、「気象の観測」「気圧と風」「大気中の水」「前線と天気の変化」「天気図の見方」等の「天気とその変化」について学習する。そして、3年生で「天体の一日の動き」「四季の変化と星座」「太陽系と惑星」等の「地球と宇宙」について学習する。そして、過去6年間で、1年生~3年生までの内容が4回ずつ出題されている。

 

 それでは、実際にどのような出題のされ方がなされて、どういう知識を必要とするかについて考えたい。

 

 平成18年度の問題では、問題集や模試でお馴染みの「気温と飽和水蒸気量」についての問題が出された。問題文中に「空気中の水蒸気量を調べたい」とあったら、「空気中の水蒸気量=露点(水滴が出来始めた時の温度)の飽和水蒸気量」であることを思い出そう。そして、11℃の時にくもり始めた(水滴が出来始めた)のだから、グラフから11℃の時の飽和水蒸気量である10gがその空気に含まれる水蒸気量であることが分かる。また、その空気が露点以下になった時の湿度は100%であることは、問題集でも何回も見たことがあるだろう。また、「地表付近で空気が露点以下になると、草木や建物に接して露や霜が出来るが、上空では、露点以下になると、ちりがあれば雲が出来る」ということは、雲の出来方の原理と併せて復習しよう。そのことを踏まえたら、グラフから湿度が100%になっている時に霧が発生したと考えて、この年に出題された問題も解く事が出来るだろう。また、「湿度=その気温で含まれている水蒸気量/その気温の飽和水蒸気量×100」という計算は確実に正解しよう。 

 平成21年度にも、空気中の水蒸気量に関する問題が出題されている。ここでは、「ピストンを引く→空気が膨張する→ゴム風船は膨らむ(気圧は下がる)→温度は下がる」ということをスモールステップでいいから理解しよう。また、その逆で、「ピストンを押す→空気が圧縮する→気圧が上がる→温度が上がる→露点を超える→雲が消える」ということも、逆の発想で言う事が出来るようになろう。

 

 平成18年度に、「ガラス瓶に水を入れなかった時、雲が出来なかった理由」について「湿度」と「露点」を使って記述で答える問題が出たが、雲が出来る原理を理解して、「水がないために湿度が下がった」→「露点が低くなった」→「露点に達することが出来なかった」ということを説明したらいいだろう。

 

 また平成18年度には天気図を読み取る問題が出題されているが、これは平成19年と平成23年にも出題されている。

 天気記号を覚えて、天気図をかけるようになろう。また、(4)気圧差の問題は、等圧線の感覚が4hPaになっていることが分かれば解く事が出来るサービス問題になっている。この問題は、平成19年度にも気圧が低い方を選ぶ形で出題されているが、等圧線をたどって数えたら難なく答えることが出来る。

 

 平成23年度には、「ア~ウの箇所で、一番風が強い箇所はどこか」という問題が出題されているが、「等圧線の間隔が狭いほど強い風が吹く」ということを理解できたら解く事が出来るだろう。

 この分野の問題を解く時に最低限押さえておきたいことは、「高気圧では、時計回りに風が吹き出ている、下降気流で天気が良い」「低気圧では反時計回りに風が吹き込む、上昇気流で天気が悪い」こと。「寒冷前線は寒冷な空気が活発で、温暖な空気の下にもぐりこみ、暖気を押し上げて進む。そのため、積雲状の雲を生じ、通過後は気温も下がり、風向きも北西になる。」こと。「温暖前線は、温暖な空気が活発で、寒冷な空気の上にはい上がり、層雲状の雲を生じる。」ことは、押さえておこう。そうすれば、平成18年度の雲を書き入れる問題、平成23年度の寒冷前線が通過した後の時間帯を選ぶ問題も出来る。また、同じ23年に閉塞前線がどのようにして出来るか記述する問題も出されたが、「寒冷前線が温暖前線に追いつき、追い越す」ことによって出来るということをまとめたら良い。

 

 平成18年度に昼夜の長さの1年の変化のグラフを出して、何故、夏の方が冬よりも暑いのか問う問題が出た。1年間の太陽が照っている時間の長さと南中高度については、太陽の動きと併せて理解しよう。因みに太陽が天球上をどのように動くかに関しては、平成20年度にも出題されている。

 そして、太陽電池の角度と電圧の関係のグラフから、太陽の光が太陽電池に垂直に当たるもの(太陽の光が一番当たっているもの)を選ぶ問題があったが、これはグラフから、太陽電池の電圧が最高になっている場所を選ぶだけの簡単な問題になっている。また、太陽の周りを地球が公転している図が出て、「太陽の光が地面に垂直に当たるのは地球がどの地点の時か」という問題が出題されたが、「太陽の光が地面に垂直に当たる」→「太陽が南中する」ことを覚えよう。また、南中する時、太陽は地球の真ん前にくることを踏まえたら、必然的に答えを導き出すことは出来るだろう。地球が太陽の周りを公転している図は、20年と22年にも出題されているので、頻出だといえよう。地球が太陽の位置との関係で、どの位置に来たら、どの季節になるのか、天体上では、天の北極に向かった時、左が東で、右が西であること、天の北極側が北になることを押さえよう。また、恒星の日周運動は地球の自転によるもので、年周運動は、地球の公転によるものであることを踏まえた問題も、平成20年に出題されている。そして、22年には「自転」と「公転」について書かせる問題が出題されている。自転も公転も、向きは西→東なので、日周運動も年周運動も東→西に向かって動いていくように見えることを理解しよう。また、20年の問題のように、年周運動で動いたのと同じ距離を日周運動で動くためには何時間かかるか問う問題も出題されている。年周運動では360°を12ヶ月かけて動くので、「360÷12=30」で、一ヶ月30°動くのに対して、日周運動では、360°を24時間で動くので、「360÷24=15」で、一時間に15°動くことを理解したら、30°動くためには15°×2で、2時間必要であることは分かるだろう。

 

 平成23年度に出た月の問題は、太陽が当たっている箇所が光っていることを踏まえて、地球上からどのような形で見えるか、想像しにくい人は、先生にボールなどを使って説明してもらおう。

 

 平成19年~21年にかけて3年連続して火成岩について出題されている。この分野のことは、まとめておく必要がある。特に、火山岩が班状組織で、深成岩が等粒状組織であること。教科書に載っている火成岩の表を覚えるだけでも何問か解く事が出来る。覚え方のこつは、「しんかんせんはかりあげか」や「ははかくきか」などがあるので、興味がある人は先生に聞こう。

 

 平成22年地震の問題が出題されているが、距離を求める問題までは出題されていない。p波s波の速さを踏まえて、それぞれの距離をxと置いたら、道のり/速さの差が初期微動継続時間になっていることを使って距離を算出することが出来るだろう。また、この計算式に関しては「大森公式」という裏技もあるので、気になる人は先生に聞こう。

 

 地学の分野は、暗記だけではなく、文章に書いてあることを同じ意味の違う表現で解釈したり、グラフを読み取ったりする問題も出題される。また、天体では、太陽が当たっている間が昼間で、こういう風に自転するから…という風に想像して理解する必要がある。「理科は暗記」というけれど、知識だけでは解けないのが理科なのだ。

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