教育プランナーブログ

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2011年10月

第8回目は化学と物理です。どちらの教科とも理系進学には必須になります。

現役生においては、得意にできるかどうかで入試の負担がぐっと変わってきます。ぜひ参考にして下さい。

 

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≪化学≫

化学で出題される分野は、大きく分けると4つに分かれます。

「物質の構成・化学結合」「物質の三態・溶液・熱化学」

「酸と塩基・沈殿の色・酸化還元反応・電気分解」「無機物質・有機化合物」です。

 

◎物質の構造・化学結合◎

出題される問題は、高校化学の基礎となる問題でる。比較的簡単な内容なので、取りこぼしは許されません。

「純物質」は、一種類の成分から成る「単体」と、二種類以上の成分から成る「化合物」に分類できること、

「単体」「化合物」は、「元素」から成り立っているということが、中学校の理科でも学習した化学の基礎です。

「同素体」については、「同じ元素の単体で、性質の異なる単体どうし」であることをきちんと踏まえて、

「S C O P(スコップ)」とゴロ合わせで覚えましょう。

また、「質量数」は、「陽子と中性子の数の和」で、「原子番号が同じで質量数が異なる原子」を互いに

「同位体」と呼ぶことを覚えておきましょう。

更に、センター試験では、周期表の原子番号が1番から20番の元素は覚えておかないと

困ることが多いです。有名な「水平リーべー・・・」で確実に覚えておきましょう。

 

◎物質の三態・溶液・熱化学◎

理論科学における計算問題が多数出題されます。桁を間違う等のケアレスミスがないように、

落ち着いて問題に取り組みましょう。単位の変換は、一つずつ行うと計算ミスを防ぐことが出来ます。

また、単位計算を上手に使えば、モル計算も完璧に行うことが出来ます。例えば、

 

「プロパンC3H8に関する次の問いに答えよ。ただしC=12、H=1.0、アボガドロ定数6.0×1023個/molとする。」

という問題では、C3H8分子では分子量は12×3+1.0×8=44gである。6.0×1023個で44gだから、

1個あたりは、44÷(6.0×1023)=7.3×10-23g/個となります。

 

エネルギー図は、最初は書きにくいですがあきらめずに練習しましょう。

また、「物質が出入りする時の反応熱は、変化する前の状態と変化した後の状態で決まり、反応の経路には無関係である」という「ヘスの法則」を使いこなしましょう。そして、生成熱データを使って反応熱を求める問題では、消去したいものを引くように連立方程式を立てる方法と、エネルギー図を使った解き方の両方を使えるように練習しよう。

 

◎酸と塩基・沈殿の色・酸化還元反応・電気分解◎

酸と塩基の基礎を押さえることが出来れば苦労しません。

沈殿物は、実際の色を色鉛筆で塗るなどして視覚的に覚えると良いでしょう。

 

◎無機物質・有機化合物◎

暗記がものをいう分野です。また、有機化合物に関しては、配点が非常に大きいです。

「官能基」は、名前と性質の両方を覚えましょう。

また、分子の構造式が異なる「構造異性体」と、原子のつながり方は同じでも、

分子の立体構造が異なる「立体異性体」があること、「立体異性体」は更に

「幾何異性体(ミスートランス異性体)」「光学異性体」に分かれることを押さえましょう。

センター試験で頻出の異性体の分子式は限られているので、まずは炭素C骨格のパターンを覚えましょう。

有機化合物の分野では、時間のかかる計算問題が時折出題されますが、上手く後回しにすることを意識してください。

 

 

≪物理≫

物理で出題される分野は、大きく分けると次の5つに分けることが出来ます。

「小問題集」「力学」「気体」「波動」「電気」です。

 

◎小問題集◎

物理Ⅰの全範囲から小問が出されます。簡単な設問も多いですが範囲が広く、

直感的理解を求めるものや暗記を問うものなど問題の種類も様々です。そのため、

実際のセンター試験本番では全く見たことがない問題に出会うことが度々あると思います。この単元では、

一問間違えてもその間違いは連鎖しないので、あまり悩んで多くの時間をかけることのないようにしましょう。

 

◎力学◎

物理の基礎の部分で、多くの大学の試験でも多数出題される分野です。

ただ、センター試験での配点は大きくありません。

「等速直線運動」「等加速度直線運動」「v-tグラフ」「v-tグラフの面積は距離を表すこと」「仕事」「運動エネルギー」

必要な公式を覚えて使いこなせるようにしましょう。

 

◎気体◎

大学入試では出題されることが稀な分野ですが、センター試験では出題されます。

ただ、問題のパターンも決まっていて、ピストン系の問題「状態方程式PV=nRT」を正しく使って解けば

満点を取ることが出来るでしょう。

 

◎波動◎

センター試験では非常に重視されています。

「光の干渉」「ドップラー効果」など、力学よりも明らかにパターンが少ないので取り組みやすいと思います。

 

◎電気◎

力学とともに高校物理の代表的な単元です。中学校の時に学習した内容をもとに、

オームの法則、電流、消費電力、ジュール熱などの計算を出来るようになりましょう。

また、+1の電荷が受ける力が電界で、+1が持つ位置エネルギーが電位であるという、

「電気」の基本をイメージ出来るようにしておきましょう。

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第7回目は理科総合です。

これから3回にわたって理科のアドバイスを掲載します。ぜひ参考にしてください。

 

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センター試験の理科総合の問題は、非常に簡単で基本的なことを幅広く問われる傾向にあります。

 

≪理科総合A≫

テーマは「物質とエネルギー」。「物質の循環とエネルギーの循環に関する諸問題を理解する」ことが目標で、そのために必要な知識を問われます。内容は、「化学と物理」に関することと「地下資源・生物資源等、社会との関わり」に関することがあります。また、読解力が問われるので、問題文の中に正解のヒントが隠されていることが多いです。去年の出題例では、「電子・周期表・原子・分子・力学的エネルギー・エネルギー変換・酵素反応・酸・塩基」等基本的なことが出題されています。中学校の時に学習した内容だけでも解ける問題がたくさんあります。様々なことを広く浅く学習する必要があります。

 

≪理科総合B≫

テーマは「地球と生命」。「地球環境(気象・生態系など)に関する諸問題を理解する」ことが目標です。内容は、「地学と生物」に関することと「水質汚濁・地球の温暖化・オゾン層の破壊等の環境問題」に関することがあります。理科Bの問題でも、知識がなくても文脈から正解を導けたり、グラフや表から数字等のデータを読み取る問題が出題されているので、じっくり問題を読む必要があります。また、「ろ過や顕微鏡の使い方」等中学校レベルの問題も多数出題されます。去年の出題例では、「自然の変化・地球と生物の歴史・生物多様性と地球環境・人間の活動が大気に及ぼす環境」等が出題されました。理科総合A同様、基本的なことを広く学習する必要があります。

 

 

理科総合A・Bのねらいは、「自然科学の様々な現象を、身近な具体例を題材としながら定性的に理解する」ことです。

教科書や参考書に書いてあることを身近な現象と結びつけて考えられるようになりましょう。

用語を覚えながら、「自然科学的なものの見方・考え方を身につける」必要があります。

短期間で高得点を取れるようになる科目です。

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今回は数学の対策法です。

高校生の生徒さんの指導希望科目として多く、苦手意識が強いのが数学です。しっかりと対策をしましょう!

 

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センター試験の問題は、基本的な問題が多いです。また、問題のパターンが決まっているので、様々な問題を解く練習をする必要があります。時間も限られているので、計算を速く出来るようになる訓練をしておきましょう。

 

平成24年度の問題が、23年度の出題形式で出されるとすると、

数学Ⅰの問題の方が、数学Aの問題よりも問題数が多くなります。

第1問 2次方程式と集合

第2問 2次関数

第3問 図形と計算

第4問 場合の数と確率

となっています。時間配分は、第1問に時間を少なく、第3問にたくさんかけましょう。

 

≪第1問 2次方程式≫

中学校で学習した内容の延長で、非常に簡単です。解の公式、判別式、解と係数の関係等、受験生なら当然知っておくべき知識を使って確実に解きましょう。また、「2次方程式の解を使った計算式の中で一番小さい(大きい)ものを求めなさい。」という出題がされたら、その2数を引いて正になるか負になるかで判断しましょう。

集合の問題では、ベン図を書いて、どこを指すか考えて図に書き込みましょう。また、「ド・モルガンの法則」も使いこなそう。

 

第2問 2次関数≫

まず平方完成できることが大前提。そして、頂点の座標、軸の式、x=0の時のyの値、y=0の時のxの値、「y=f(x)をxの正の向きにa、yの正の向きにb平行移動した時の式の変形」等出題される問題は決まっています。まず、図に書いてイメージしましょう。下に凸の放物線の最小値を求める時、「区間内に軸がある時→頂点で最小値になる」「区間内に軸がない時→軸から最も近いところで最小値になる」と考えましょう。

 

≪第3問 図形と計算分野≫

正弦定理余弦定理、三角形の面積の公式を使いこなせるようになりましょう。その時に、「2辺と2角・外接円の半径が与えられている時には正弦定理を使い」「3辺と1角が与えられている時は余弦定理を使う」ということを瞬時に連想できるようになりましょう。また、四角形とその外接円の問題では、向かい合う角の和が180°になるので、片方をa°とおくともう片方は(180-a)°になり、片方がcos aならもう片方はcos(180-a)=-cos a になることを利用する問題は頻出です。同じ弧の円周角や平行線の同位角や錯角など、等しい箇所に印をつけると相似な三角形が2つ見つかることがあります。

 

第4問 場合の数と確率≫

順列・組み合わせ、独立な試行、期待値をマスターしましょう。また、「場合分けをする時には和の法則を使い」「同時に起こる時には積の法則を使う」ルールを理解し、その事象が起こるための条件を抜き出すと簡単に解答することが出来ます。

 

 

本番で慌てないために、様々な問題に取り組んで、本番よりも10分短い時間で解く演習をすると良いでしょう。

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今回より、大学受験の科目別対策法を掲載します。

センター試験対策を中心に、トライのプロ教師がアドバイスしていきます。

 

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センター試験の問題は、基本的な問題が多く、確実に点数を取らないと他の受験生との差が開いてしまいます。

 

≪現代文≫

毎年第一問が評論文で、第二問が小説になっています。評論文は、様々なジャンルから出題されて、平成23年度の問題は鷲田清一の「身振りの消失」からの出題でした。馴染みのある文章なので解きやすかったのではないかと思います。

 

①評論文

作者の言いたいことは一つだと考えましょう。

そして、その主張を肉付けするために具体例が用いられていると考えると良いです。

作者の主張は、段落の一番最初と最後、逆接の後、具体例の前などに述べられています。

評論文を読み進めていくうえで武器になるのが、論理的思考力と語彙です。

また、表現を理解する時には、主観を交えずに客観的に解釈しましょう。

 

・平成23年度の問題

「可塑性→個体の外から力を加えて変形させ、力を取り去っても元に戻らない性質」や「挙措→立ち居振る舞い」(問1)などの言葉が難しかったように思えます。

傍線部Bの「空間がそこで行われることに先回りしてしまってはいけない」という表現があります。「先回り→相手よりも先に行くこと」だと把握しましょう。そして、具体例として出されている「遊園地」は、「あらかじめそこで行われることが分かっている建築(先回りしている)」のに対して、「原っぱ」は、「そこで行われることが空間の『中身』を創ってゆく(先回りしていない)」ことを踏まえましょう。更に、「たまたま居合わせた子どもたちの行為の糸が絡まりあい、縒りあわされる」という箇所を言い換えているのが、「行為相互の偶発的な関係から空間の予想外の使い方が生み出される」という表現になっていることが分かると思います。

 

②小説

語句の意味を問う問題が3題出題されています。いずれも、文脈から理解しなくても覚えておきたい表現です。

小説の問題では、心理描写を読み取る必要があります。

 

・平成23年度の問題

治婆さんが梶氏のことを「まれにみる陋屋であることにびくともした様子はない。」「治婆さんはちょっと感心した。」「壮健そうな働き盛りである。」と言った後で「教育しがいがあるというものだ」と思っているので、相手としては不足はなく、これからのやりとりを楽しみにしていることが分かると思います。また、小説では、風景が登場人物の心情を表していたり、行く末を暗示しています。問5の問題で、最後の箇所には「骨壺、死んだ空から鉛色、物憂げ、孤島」等の「死」を連想する言葉が並んでいることに注意しましょう。そのことが、年老いた治婆さんの行く末を暗示していることは容易に分かると思います。

 

現代文では、筆者が言いたいことに線を引いたり心理描写に注意して取り組めば、

文章全体の流れを読み取ることが出来ます。その時に、客観的に文章を解釈する力が必要です。

 

 

≪古典(古文・漢文)≫

覚える事柄が限られていますので、すぐに得点に結びつけることが出来ます。

古文単語に関しては、300語も知っていると安心でしょう。

また、教科書の巻末に載っている助動詞の活用表は必ず覚えましょう。

活用形を覚えるのはもちろんですが、下に続く言葉を見て、その言葉が何形に続くかを理解できれば、毎年出題される「文法的説明として正しいものを選ぶ問題」も解くことが出来ます。

 

・平成23年度の問題

傍線部bの知らどもの「ね」は、「ども」に続いているので、已然形であることを踏まえましょう。そうすれば、打消しの助動詞「ず」の已然形であることが分かります。

 

また、古文を読む前に、出典や注釈に書かれていることを見ると場面が分かり、読解の手助けになります。

そして、古文も漢文も「強調表現」に注意して読むと、作者の「主張」が分かり読解にもつながります。

代表的な強調表現は、覚えておきましょう。

 

≪主な強調表現:古文≫

 ●助詞・係り結び:<副助詞>「だに・さへ・のみ・ばかり」 <格助詞>「に・より」

     <逆接の助詞>「ど・ども・されど・しかれど・ものに・ものを・ものから・を・に・が・ながら」

 ●助動詞:「強調」の「つ・ぬ」、「確実推量」の「べし・まじ」、「反実仮想」の「まし」

 ●副詞:疑問詞・呼応の副詞・「限定」の語句、程度の大きな語句

 ●構文:類似対句構文(=語句の同一など)、二重否定構文、「強意」の「つ・ぬ」構文、重要文法、和歌の下の句

 

≪主な強調表現:漢文≫

 ●助詞(句法):「使役」「受け身」「限定」の助詞、「也・者」の主張語句

 ●副詞(句法):再読文字、疑問詞、(反語)(限定)

 ●構文:類似対句構文(=語句の同一など)、二重否定構文、有無系の構文、詠嘆の構文、比較の構文・非構文

 

などです。

強調構文に線を引いて日本語に直すだけでも大意はつかめて、設問のヒントになると思います。

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第4回目は大学受験対策法になります。

秋からの動きとして、志望校の絞り込み、センター対策、個別学力試験(2次試験)対策のポイントを示しますので参考にしてください。

 

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これからの一般入試対策としては、夏休みに苦手単元の克服などを順調にこなせたかどうかが重要となります。

春から夏に培った基礎学力を土台にして、秋からは応用力・得点力の強化がテーマとなります。

 

高校3年生は、夏までの模試の結果をあまり気にする必要はありません。

むしろきちんと見直しをし、課題を把握することが大切です。

夏までは、現役生と浪人生では当然成績に差があります。

秋からは、模試の受験回数を増やし、合格判定・得点率を意識しながら応用力・得点力を養成していきましょう。

 

≪志望校の選択≫

科目数を増やして取り組む難しさを考えると、今から国公立を志望するのはおススメできません。

逆を言えば国公立大学の受験対策は高校1・2年で着手しておかなければいけません。

目標が私立大学であれば、志望校・努力校・合格確実校など三段階に分け、複数校に絞り込ましょう。

 

≪秋からのセンター試験対策≫

過去問題に多く当っておくことをお勧めします。

センター試験では、限りある時間の中で多くの問題を解く必要があります。

じっくり考えて答えを出す時間はありません。数学ならば公式を知っている上で活用できないと時間が足りません。

これに対して個別学力試験は、公式の導き方を知っていれば問題を解くこともできますし、その時間もあります。

 

過去問の取り組み方としては、

①最低過去3年分、できれば5年分は繰り返す

②選択を予定している教科・科目に取り組む

③予定していた科目よりも他の科目が得点しやすいと判断できれば、受験科目変更も考慮する

 (よくあるのは地理・歴史から現代社会への変更など)

 

志望校の目標が7割であれば、全科目でそれぞれ7割以上得点する必要はなく、合計点で7割確保できればよいのです。配点も均等の場合は少なく、科目によって異なることが多いので、配点の多い科目に時間をかけ重点的に学習しましょう。また得意科目の配点が高くなっている大学を志望校にすることも選択肢として考えてみましょう。

 

≪国公立大学を狙う方へ≫

センター試験の対策を第一に考えて学習しましょう。

センターの成績次第で合否が決まると言われます。2次試験の配点がよほど高くないと逆転は難しい場合が多いです。

センター試験の準備をしながら、個別学力試験と重なる科目には時間をかけて記述問題の対策を行いましょう。

記述の対策に自信が持てるようになれば、センター対策も自ずとできることになります。

個別学力試験の対策は、私立大受験の記述問題対策と変わりません。

 

≪受験勉強の鉄則!≫

1冊の参考書を最後まで仕上げましょう!

新しい参考書に目移りし手を出して、最後までやり通さないことが最も良くないパターンです。

薄い参考書でも良いので、必ず最終ページまで取り組み、内容をマスターしましょう。

「この内容は参考書のここに書いてあった」など自然に頭に浮かぶくらいまで使い込みましょう。

このことで知識の定着に対して自信が身に付きます。

 

秋以降の模試の見直しの中から、参考書に立ち返り、知識に深みを備えて行きましょう。

 

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次回より科目別の対策法をご案内します。ご期待下さい。

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 第3回目は、熊本県内の大学のセンター得点率(国公立)と偏差値ランキング(私立)です。

県外の大学に関しては、他県の教育プランナーブログを参考にして下さい。

 

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■センター試験目標得点率

≪熊本大学≫

医学部医学科 90-95%

医学部保健学科 75-80%

薬学部 85%

理学部 75-80%

工学部 75%

教育学部 75-80%

文学部 80%

法学部 80%

 

≪熊本県立大学≫

文学部 70-75%

総合管理学部 70-75%

環境共生学部 65-70%

 

■熊本県 私立大学合格偏差値

54   崇城大学 (前期)薬学部

53   九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 看護学科

52   九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 リハビリ学科

     熊本保健科学大学 保健科学学部 衛生技術学科

     熊本保健科学大学 保健科学学部 リハビリ学科(理学療法)

51   尚絅大学 生活科学部 栄養科学科

49   熊本保健科学大学 保健科学学部 看護学科

     熊本学園大学 (A)経済学部 リーガルエコノミ学科

     熊本学園大学 (A)外国語学部 英米学科

     熊本学園大学 (A)社会福祉学部 子ども家庭福祉学科

     九州ルーテル学院大学 人文学部 人文(こども)学科

     東海大学(阿蘇キャンパス) (A)農学部 応用植物科学学科

     東海大学(阿蘇キャンパス) (A)農学部 応用動物科学学科 

48   九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 社会福祉学科

     熊本保健科学大学 保健科学学部 リハビリ学科(作業療法)

     熊本学園大学 (A)商学部 ホスピタリティ学科

     九州ルーテル学院大学 人文学部 人文(キャリア)学科

     九州ルーテル学院大学 人文学部 心理臨床学科

     東海大学(阿蘇キャンパス) 農学部 バイオサイエンス学科

47   九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 鍼灸スポーツ学科

     九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 口腔保健学科

     崇城大学 (前期)生物生命学部 応用微生物工学科

     崇城大学 (前期)生物生命学部 応用生命学科

     熊本学園大学 (A)経済学部 経済学部

     平成音楽大学 音楽学部 音楽学科

46   崇城大学 (前期)工学部 機械工学科

     熊本学園大学 (A)社会福祉学部 福祉環境

     熊本学園大学 (A)社会福祉学部 ライフウェルネス

45   九州看護福祉大学 (前期)看護福祉学部 社会福祉学科(介護福祉)

     崇城大学 (前期)情報学部 情報学科

     熊本学園大学 (A)商学部 商学科

     熊本学園大学 (A)外国語学部 東アジア学科

     熊本学園大学 (A)社会福祉学部 社会福祉学科

44   崇城大学 (前期)工学部 ナノサイエンス学科

     崇城大学 (前期)工学部 建築学科

     崇城大学 (前期)工学部 宇宙航空学科(総合)

     崇城大学 (前期)工学部 宇宙航空学科(パイロット)

     熊本学園大学 (A)経済学部 国際経済学科

     尚絅大学 文化言語学部 日本文学・言語学科

43   熊本学園大学 (A)商学部 経営学科

42   崇城大学 (前期)工学部 宇宙航空学科(整備士)

     崇城大学 (前期)芸術学部 美術学科

     崇城大学 (前期)芸術学部 デザイン学科

41   東海大学(熊本キャンパス) (A)総合経営学部 マネジメント学科

     東海大学(熊本キャンパス) (A)産業工学部 建築学科

40   崇城大学 (前期)工学部 エコデザイン学科

     尚絅大学 文化言語学部 書道学科

     尚絅大学 文化言語学部 米・東アジア文化学科 

     尚絅大学 文化言語学部 地域文化・社会学科

     東海大学(熊本キャンパス) (A)産業工学部 環境保全学科

     東海大学(熊本キャンパス) (A)産業工学部 電子知能システム学科

     東海大学(熊本キャンパス) (A)産業工学部 機械システム工学科

 

トライ教育情報センター調べ

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第2回目は大学受験の全体像をお伝えします。志望校絞り込みの参考にして下さい。

 

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①入試動向

全般として、不況の影響で学費の安い国公立の人気が高い状態が依然続いています国立の志願者は37万817人で倍率4.6倍(前年比+0.1ポイント)、公立は13万3376人で、倍率は前年度と同じ6.7倍でした。

また比較的、『資格を取得できる学部に人気が集まる傾向』が伺えます(下記の入試倍率と昨年比率を参考にして下さい)。

 

学部別の倍率は、

国立 医歯系 6.1倍(対前年比率 108.97%)

国立 教員養成 4.6倍(対前年比率 99.72%)

国立 薬・看護系 4.6倍

公立 薬・看護系 6.5倍(対前年比率 107.97%)

国立 人文・社会系 4.5倍

公立 人文・社会系 6.7倍(対前年比率 99.02%)

国立 農・水産系 4.5倍

公立 農・水産系 7.3倍(対前年比率 104.23%)

国立 理工系 4.2倍

公立 理工系 8.2倍(対前年比率 105.18%)

となっています。

私立大学においては、入試倍率が最も高かったのは医学で、以下農学系、理・工学系、社会科学、教育学となりました。歯学、薬学、芸術以外の系統で入試倍率が上昇しています。今年度においてもこの傾向は続くと予想されます。

 

②入試形式

大学入試センター試験 :

5教科7科目以上を課す国公立大は、108大学(67.1%)390学部(70.7%)で、全体の約7割が実施。

個別学力検査等 :

個別学力検査(2次試験)を課す場合においては、国立は2教科、公立は1教科を課す大学・学部が最も多い。昨年も同様の傾向。

 ・2教科を課す国立大学・学部 62大学183学部

 ・1教科を課す公立大学・学部 34大学59学部

また個別学力試験ではなく、小論文や面接等のみで選抜する大学が、135大学381学部。

 ・小論文を課す 124大学276学部

 ・面接を課す 120大学248学部

 ・実技検査を課す 70大学78学部

 ・総合問題を課す 40大学60学部

 ・リスニングを課す 17大学31学部

推薦入試・AO入試 :

推薦入試を実施する国公立大学は、153大学(95.0%)429学部で、募集定員は国立が1万2138人⇒1万2045人(-93人)、公立が6730人⇒6809人(+79人)と推移。AO入試を実施する国公立大学は、69大学(42.9%)172学部。国立は47大学、公立は22大学でともに前年と同じ。募集定員は国立が2873人⇒2899人(+26人)、公立が471人⇒463人(‐8人)と推移。

2段階選抜 :

実施を予告している大学が、58大学(36.0%)157学部。

 

③流れ

大学入試センター試験出願受け付け 2011年10月3日(月)~10月14日(金)

大学入試センター試験実施 2012年1月14日(土)・15日(日)

個別学力試験 各大学出願受け付け 2012年1月23日~2月1日

前期日程試験実施 2012年2月25日~

前期日程合格発表 国立 2012年3月6日~3月10日

            公立 2012年3月1日~3月10日

中期日程試験実施 2012年3月8日~

後期日程試験実施 2012年3月12日~

中期日程合格発表 2012年3月20日~3月23日

後期日程合格発表 2012年3月20日~3月24日

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10月のお知らせは大学受験をテーマに掲載をします。

大学受験に向けて今がんばっている方も、これから大学受験に臨む方にも参考になる

プロ教師からのアドバイスが満載です。ご期待下さい!

1回目は志望校選びまたは、学部・学科を選ぶうえでのポイントをお伝えします。

  

*****

2010年度の四年制大学への進学率は全国50.9%。昨年に続き半数を超え、新設される大学・学部も多くあります。

大学進学が特別なことではなくなってきたこの時代に、目的もなく入学するのは4年間の授業料と時間の無駄です。

大学進学は人生の関門の一つであり、大学生活の過ごし方がその後の人生を大きく左右します。

  

21世紀社会のキーワードは「5K社会」と言われています。5Kとは、

「高度情報化社会(IT)」

「高度技術化社会」

「高齢化・福祉社会」

「国際化社会」

「環境・保全社会」

です。 

以上のキーワードに関する分野・関連学部・学科を志望する学生が年々増加傾向にあります。

 

やりたい職業を決めると、関連する学部・学科から大学が絞られます。

さらにそこから自分のレベルや地域に合わせて、条件に合う学校を選んでいくと、志望校を絞り込むことができます。

また、自分の好きな科目などから進路を選択し、理系・文系から学部・学科・大学を選択する場合も多く見受けられます。

単に点数が取れるから・問題が解けるからではなく、興味を持っていることが大切です。

ある1科目を好きになることで、勉強のやり方がわかり、他の科目へも好影響を与えることがあるからです。 

   

「大学全入時代」…大学入学者数と志願者数が同数になる

…と言われて久しく、11年春に卒業する大学生の就職内定率も77.4%に留まっています。

そのため、人気のある大学へ学生が集まる、二極化・三極化が見られています。

人気のある大学とはどういう大学か。

従来は受験生の偏差値による学力差ではかってきましたが、近年新たな基準が出てきています。

それが、大学の研究結果であり、就職活動の充実であり、資格取得率・国家試験合格率 などと言えます。

研究が世界レベルに達している大学は世間の評価が高い、就職の面倒見が良い大学は学生の信頼が厚い

というように、「大学名」でその大学の価値をはかっていないので、これまでいわゆる「無名大学」と呼ばれていた大学への

進学も見直されています。

冒頭にもありましたが、就職やその後の人生プランまで考慮して志望校選びを行うことが必要です。

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熊本県公立高校入試問題の傾向と対策、最後は作文である。

最近の出題テーマは、「新幹線」「ユニバーサルデザイン」「短歌」と時事から日常生活の出来事まで幅広い範囲で出題されている。日頃から、テーマを決めて文を書く練習をするといい。

 

今回は、作文する時の注意点と、平成23年度の問題を取り上げてどのように文を作ればいいか論じたい。

 

●注意事項に書いてある「最初は一マス空ける」などの指示は守ろう。

●六行以内で書くように書いてある時には、出来たら六行目の真ん中までは書く努力をしよう。

●文脈に即して適切な語句や接続詞を使おう。

●分かりやすく書こう。

●漢字や仮名遣いは正確に書こう。

●主語と述語をはっきり伝えよう。

●与えられた条件(例:「~に触れながら」)は守ろう。

 

以上のことを踏まえて文を書く練習をすれば、次第に上手に文章が書けるようになるだろう。

平成23年度には「ユニバーサルデザイン」について作文をする問題が出された。「どんな点がユニバーサルデザインであるかに触れながら」→「例 シャンプーのボトルのギザギザに触れたら、目が見えなくてもシャンプーであることが分かる点」など、「高齢者や障碍者などの能力如何に関わらず利用できる」というユニバーサルデザインの本質に触れることが出来たら正解になる問題であった。

 

また、作文では自分の考えを述べなければならないので、日ごろから色々なことに関心を持ち、それについてどのように思うか相手に分かりやすく伝えられるようになるように、本を読んだりして様々な表現に親しもう。

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古文の問題は、最後から2番目に出題されて、10点分近く出題される。現代仮名遣いに直す問題は、毎年出題されており、平成21年度は「うちゑみて」→「うちえみて」、平成22年度は「しづかに」→「しずかに」、平成23年度は「かたはらに」→「かたわらに」と非常に簡単な内容になっている。歴史的仮名遣いは、数も限られていて、一日で覚えることが出来るのでまだ覚えていない人は完璧に覚えよう。

 

過去3年間に出題された問題は、平成21年度が「戴恩記」で、平成22年度が「古今著聞集」、平成23年度が「沙石集」になっている。

「て」の前後では主語は変わらないことや「ば」の前後では主語が変わる可能性が高いことを分かっていると物語の人物関係を把握できる。更に「あはれなり」→「しみじみとした趣がある」、「あやし」→「不思議だ、卑しい」、「うつくし」→「かわいらしい」等の主要な重要単語を三十程度知っていると安心だ。また、主な助詞「は」「が」→「主格」や、助動詞「き」「けり」→「過去」は頻出なので、覚えておく必要がある。

 

平成21年度の問題で『「源を尋ねん」(源に行ってみよう)と同じ意味を表しているところを文中から抜き出しなさい』という問題が出されたが、「を」という助詞と「ん(む)」(①推量「~だろう」②意志「~よう」③適当「~のがよい」)に注目したら、「川上をきはめん」が正解であることは容易に分かる。

 

熊本県の古文の問題では、主語を書いたり、思った内容を書いたり、空欄を補充したりと内容が理解できていれば解ける問題構成になっている。本文の内容を理解する手掛かりはたくさんあるが、ここでは少しだけ紹介したい。

 

「と」は、引用を表すために用いられる助詞だということを理解しよう。平成22年度の問題に『「思ひたまふに」とあるが、思った内容は文章中のどの部分か、その部分の終わりの五字を文章中からそのまま抜き出しなさい』という問題が出題された。「遠かるべし」「と」と書いてあるので、「遠かるべし」が正解になる。同様にして、「伊通が予想していたことはどのようなことか」という問いに対する答えも、その箇所を現代語に訳すだけの簡単な問題になっている。

また、正解が分からない時には、文脈から「肯定的な意味か」「否定的な意味か」で大別しよう。

平成23年度の問題では(   )にあてはまる言葉を選ぶ問題が出題されたが、直前に「古き地蔵をばかたはらにうち置きて、供養せざりけり」とある。そして、「ある時、夢にこの地蔵(    )気色にて」なので、「供養しなかった」→「ウ恨みたる」が正解になる。

 

熊本県公立高校受験の古文は、物語の意味が分かれば解ける問題になっている。慣れれば簡単なので、満点をねらおう。

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