2011年5月19日
【宮城県 大学受験】 平成24年度 大学入試センター試験 変更点
次回のセンター試験から、試験科目や科目選択の方法が変わります。
各高校でも高校3年生を中心に、進路指導は実施されていると思いますが
間違った認識をしている生徒も多いため、変更点を簡潔にまとめてみます。
高校1年生と高校2年生をはじめ、中学生のお子さまを持つ保護者の方にも
是非、目を通して頂きたいと思います。
【平成24年度大学入試センター試験 変更点】
① 地理歴史・公民における科目選択の弾力化
現行 |
地理歴史から1科目、公民から1科目を選択可能。 |
新制度 |
地理歴史・公民から最大2科目を選択可能。 |
選択例 |
『世界史B』と『日本史B』という選択も可能。 |
注意点 |
『日本史A』と『日本史B』など同一名称を含む科目同士の選択は不可。 公公民2科目選択を認めない国公立大学多数あり。 |
② 理科における科目選択の弾力化
現行 |
『理科総合Bと生物Ⅰ』、『理科総合Aと化学Ⅰ』、『物理Ⅰと地学Ⅰ』から そそれぞれ1科目ずつ選択可能。 |
新制度 |
理科の中から最大2科目を選択可能。 |
選択例 |
『物理Ⅰ』と『地学Ⅰ』という選択も可能。 |
注意点 |
理科3科目の受講が必要な国公立大医学部などは、2次試験に影響あり。 |
③ 公民科目の追加
現行 |
『現代社会』、『倫理』、『政治・経済』の3科目。 |
新制度 |
『現代社会』、『倫理』、『政治・経済』、『倫理、政治・経済』の4科目。 |
注意点 |
旧帝大を中心に、現行3科目での受験を認めないケースあり。 |
④ 地理歴史・公民、理科における試験時間の変更
現行 |
各科目における試験時間は60分 |
新制度 |
地理歴史・公民、理科において2科目受験する場合の試験時間は120分 |
上記①~④の変更点により、国公立大学受験に必要なセンター試験科目や
私立大学センター利用入試にも変更点が出ています。
今後数回の更新において、新センター試験を詳しく分析するとともに
大学受験全体における影響や、取るべき戦略について記述していきます。
是非ご参考にして頂き、第一志望への現役合格のためにお役立てください。