2011年6月8日
【宮城県 学習方法】 子どもの能力や才能に限界はない
小学校において新学習指導要領が完全実施されて3ヶ月が経過しました。
新学習指導要領は、中学校や高校でも移行期間に入っていますし
ここ数年間で、学習内容が大きく変更されることになります。
それに伴い平成27年度のセンター試験では、実施科目の一部に加え
試験内容も一部変更されることが決まっています。
現在の中学生の方が受験することになりますので、大学受験を目指す方は
今から予備知識として持っておきましょう。
お問い合わせ頂ければ、詳しい情報についてもご案内致します。
『家庭教師のトライ仙台校』のオフィス隣にあるスペースには
『個別教室のトライ仙台駅前校』が併設されています。
小学生から中学生、そして高校生に至るまで、多くの生徒が勉強に励んでいます。
先日、仙台二華中を目指している小学生の指導風景を目にしました。
すると、講師の説明を聞いていたその生徒が
『この問題はまだ習っていません』と言うのが聞こえました。
それに対して講師は『じゃあ、今から教えるからしっかり覚えようね』と応えていました。
指導を担当しているのは実績・経験ともに豊富な『プロ講師』でしたが、
指導後に話す機会があったので、先程の指導のことを聞いてみることにしました。
そのプロ講師は、以下のことを生徒に課して、指導をしているとのことでした。
○ 習っていないということを言い訳にしない
○ わからない問題や習っていない問題でも、自分の力で必死に考えてみる
○ 他学年の履修内容でも、積極的にチャレンジして身につける努力をする
例えば小学校で習う漢字は、学年ごとにきっちりと区分されているので
3年生なら3年生の漢字だけを、そして5年生なら5年生の漢字だけを学習します。
しかし子どもの脳は、大人以上に多くのことを吸収できる柔軟性を備えているので
3年生でも、積極的に4・5・6年生の漢字を学習し、覚える努力をするべきであって
それは能力的にも、十分すぎるほど可能ということなのです。
『習っていない漢字を使うと、学校の先生にひらがなに直される』という
信じられないことも現実には起こっています。
これは、子どもの学習意欲を奪う最低最悪の行為だと、私は考えています。
子どもの能力や才能は無限であり、限界など存在しません。
誰かが決めた程良い高さのハードルを越えて満足するのではなく
小さい時から高い目標に向かって努力し、それを継続することが
将来、大きな成果をあげることにつながるのだと思います。