教育プランナーブログ

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◇地学分野

  

1. 出題傾向

例年、第一問の小問集合と、大問構成による設問で出題されている。

昨年度は、第一問の小問集合において「地震のゆれ」について3問出題された。

また第四問では、「太陽と黄道12星座の模式図をもとに天体」に関する問題が6問出題された。

  

例年、第一問の小問集合では、1問1答形式の問題や選択肢の問題が中心に出題され

大問構成による設問では、説明問題を含む応用問題も1~2問出題される。

受験生によって得意、不得意が大きく分かれる分野ともいえ、得点差が生まれる分野である。

選択肢の問題や1問1答形式での出題が主で、難易度は易しく解きやすい。

  

【平成23年度 第一問(小問集合)】

問2

新潟県で発生した地震のゆれを、埼玉県の観測地点の地震計で記録した。

この地震のゆれが、初めの小さなゆれと、あとの大きなゆれになった理由を述べたものとして

最も適切なものを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア  観測地点に、S波がP波より先に伝わり、P波によって主要動が伝わったから。

イ  観測地点に、S波がP波より先に伝わり、S波によって主要動が伝わったから。

ウ  観測地点に、P波がS波より先に伝わり、P波によって主要動が伝わったから。

エ  観測地点に、P波がS波より先に伝わり、S波によって主要動が伝わったから。

  

【解答】

問2  エ

たとえば上記の問題に関しては、選択肢による設問ではなく

説明問題としても頻出であるため、しっかりと覚えておいてほしい。

  

  

2. 来年度の予想

『天体(地球と太陽系)』に関する問題は毎年出題されているため、来年度の出題も予想される。

また、昨年度に出題されなかった『天気の変化』『地層と岩石』も出題されるかもしれない。

特に『天気の変化』では「飽和水蒸気量と露点」に関する問題が出題されるのではないか。

  

  

3. 対

『天気の変化』における「飽和水蒸気量と露点」に関する問題では

気温別の飽和水蒸気量が必ず表の中で記載されるため、それを正確に読み取る練習が必要である。

苦手な人が多い単元だが、解法は極めてシンプルであるから是非得意問題にしてほしい。

毎年出題される天体に関する問題は難易度がやや高く、特に得点差が生まれやすい。

上位校を目指す受験生にとっては落とせない単元となるため、早めの対策が望ましい。

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