教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



◇歴史

  

1. 出題傾向

例年、第二問が歴史分野からの出題になっている。

1つの時代がクローズアップされるような出題形式ではなく

あるテーマについて、各時代ごとの出来事やその背景を問う設問が多い。

  

平成23年度入試では、『仏教と学問がどのように政治に関わったか』

平成22年度入試では、『各時代の主な法とその影響について』というテーマだった。

教科書レベル~発展レベルの説明問題も、複数出題されている。

また第四問と第五問の3分野融合問題においても出題される。

  

【平成23年度宮城県高校入試 第二問】

問2

聖武天皇が、国ごとに国分寺と国分尼寺を建てた目的を、簡潔に述べなさい。

問5(2)

本居宣長が大成した国学は、その後、尊王攘夷運動に影響を与えた。

その国学とはどのような学問か、述べなさい。

  

【解答例】

問2

仏教の力によって、国を守るため。

問5(2)

古事記や日本書紀の古典研究を通して、儒教や仏教が伝わる以前の

日本固有の文化を究明しようとする学問。

    

    

2. 来年度の予想

第二問で出題されるテーマの予想はかなり難しいが

よく出題されるのは『外国との関わり』だろうか。

「中国の歴代王朝との貿易」に関する設問や、「江戸時代末期の開国」についての

設問がそれである。

また、『争いや戦争』についてや、『改革と新しい制度』についても重要である。

  

  

3. 対策

教科書の太字の用語は、その意味や関連する知識(人物名や背景など)まで

しっかり覚え、理解しておくことが必要である。

また、それをある程度の字数内でまとめ、説明できる力も必須である。

  

例えば、『聖徳太子が冠位十二階を制定した』ということだけを暗記するのではなく

冠位十二階とは、『家柄に関係なく、才能のある人材や功績のある人材を登用する制度』

というところまでを、ひとくくりとして理解しておくことが重要である。

このページのトップに戻る

宮城県のブログトップページへ

全国のブログ一覧ページへ

授業料・資料請求など各種お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-555-202 受付時間:9:00~23:00(土日・祝日も受付しております)

ホームページからのお問い合わせ

資料請求はこちら