中学受験の一般入試まで残り１ヶ月を切りました。
受験生以上に保護者の方が緊張感を持っている時期かもしれませんが
受験自体が初めてということもあり、受験生本人は見た目以上にプレッシャーがかかっているはずです。

中学受験生の中には『親を喜ばせたい』という思いで中学受験に臨む子もいますが
変にプレッシャーを与えるのではなく、しっかりとしたサポートをすることによって
入試当日にベストなパフォーマンスが出るようにしてほしいと思います。

入試本番までに効率良く学習するには、時間を割くべきところを見極めることが重要です。
例えば、問題を解き始める前に解法を思い浮かべ、解法が合っていれば次に進み、
解法が間違っていれば実際に解くという学習法が、この時期は効果的です。
新しい問題集には手を出さず、今まで使ってきたものを完璧に仕上げるようにアドバイスしてあげてください。

次に体調管理についてです。
睡眠時間は十分に確保して、本番で実力が１２０パーセント発揮できるよう意識させてください。
起床後、脳が活発に働くタイミングは人それぞれです。
受験本番と同じ時間帯に高い集中力が保てるように、子どもに合わせてアドバイスをしてください。
生活面は保護者の影響がとても強く出ますので、大変だとは思いますがサポート強化をお願いします。

そして自信を持って本番に臨めるように『あなたならできる』と声掛けをしてください。
不安を募らせる子どもにとって、普段の頑張りを一番近くで見ている保護者の言葉は何よりも励みになります。
家族一丸で子どもを支えてほしいと思います。

来年度以降に受験を控える保護者の皆様にもアドバイスさせて頂きます。
教育改革でこれからは習得した知識を使いこなし、思考し、表現することが求められます。
入試の出題傾向もこれに沿った形になる見込みです。
家庭学習では問題が解けたかどうかだけでなく、『なぜそのような答えになったのか』を
子どもに説明させるプロセスを重要視するのが良いと思います。

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