2020年2月6日
【宮城・仙台】家庭教師のトライ 『宮城県公立高校入試 社会 直前対策』
『社会は暗記科目。とにかく繰り返し演習して用語を覚える科目』と考える保護者は多いかもしれません。
しかし最近の公立高校入試の社会を実際に解いてみると、暗記だけでは対応できないような問題が多く出題されていることがわかります。
例えば、自治体の都市整備事業に関する複数の資料を見て、その事業の特徴を説明する問題や、海外2ヶ国の産業別就業者数や国民総所得などに関する資料やグラフを見て、その特徴の違いを説明する問題が宮城県公立高校入試では出題されています。
このような問題はほとんどが地理分野において出題されており、与えられた資料を正確に分析した上で、わかりやすい表現で記述する力が試されています。
日頃から問題集を使った演習だけではなく、資料集を活用してデータ分析に慣れておくようにしましょう。
しかしながら歴史分野や公民分野を中心に、重要語句を事前に暗記しておかないと正解を導くことができない問題もあるのが現実です。
暗記項目は他教科に比べて非常に多いので、対策を取る際には関連する知識をひとまとめにして覚え、自分自身でそれを説明できるようになるまで理解することを心がけてください。
実は、歴史では年号を問う問題は出題されないので、歴史の流れ全体を把握することを優先し、その上で人名や出来事、背景とその後の影響を関連付けて覚えましょう。
また公民では直近の時事問題は出題されないものの、インターネットを活用した選挙運動と若年層の政治参加に関する問題など、教科書の内容と最近2~3年の時事問題を絡めた問題が頻出なので、直前対策として環境問題や少子高齢化問題、インターネットやSNS利用とプライバシー保護等について事前にチェックしておくと良いと思います。
『社会は暗記に加え、データ分析や現代社会が抱える諸問題に対する理解が必要な科目』と言えます。
しっかりと勉強することで受験に役立つだけではなく、受験生が今後豊かな人生を歩むために必要な知識や思考力を身につけることができます。
だからこそ今の時期にしっかりと対策することをお勧めしたいと思います。
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