2019年9月28日
睡眠中の記憶処理を解明
こんにちは、家庭教師のトライです。
今回は、勉強のお話から少し離れますが、最新の科学で興味深い研究結果が発表されていたので紹介したいと思います。
端的に言うと、「心に過剰なストレスを掛けるような記憶を消せる可能性がある」というものです。
こうした研究に関わるにはやはり大学を出ることが1番の近道です。
科学に興味がある方は、自分が将来どのようなことをしたいのかを考えてみるのもいいでしょう。
研究内容は以下の通りです。
※研究した機関は、科学技術振興機構と名古屋大学です。研究成果はScienceに公開されています。
JST戦略的創造研究推進事業における名古屋大学環境医学研究所の山中章弘教授らの研究グループは、北海道大学の木村和弘教授、寺尾晶准教授(現東海大学教授)、吉岡充弘教授、大村優講師、SRIインターナショナルのキルドフ博士の協力により研究を実施しました。内分泌や自律機能の調節を行っている視床下部に、メラニン凝集ホルモン神経(MCH神経)が局在していることに着目し、睡眠中のMCH神経の役割について研究していました。
超小型顕微鏡を用いた神経活動の記録をマウスに適用して、MCH神経には「レム睡眠中に活動するもの」「覚醒中に活動するもの」「レム睡眠と覚醒中の両方で活動するもの」の3種類があることを発見し、さらに、特定の神経の活動を操作することができる光遺伝学や化学遺伝学の手法を用いて、このMCH神経活動が記憶に重要な海馬の神経活動を抑制すること、さらにレム睡眠中に活動するMCH神経が記憶を消去していることを明らかにしました。
現在、MCH神経により記憶が消去される仕組みをきっかけに、睡眠中の記憶制御の全体像の解明が期待されています。また、MCH神経を活性化させると文脈的恐怖条件付けの記憶も消去されることから、MCH神経だけを活性化する方法を見つけることで、強い恐怖心を伴った経験の記憶がトラウマとして残ってしまう心的外傷後ストレス障害(PTSD)において、その記憶を消去する治療への応用も期待されています。
夢を叶える為には相応の努力が必要になります。
そして、自分の努力だけではどうにもならないこともあります。
受験は期限までに結果を出さなくてはいけない努力であり、その過程の努力量は結果が伴わなければ評価はされません。
1人で努力することは素晴らしいことです。しかし、1人でどうしようもない場合は助力を得ましょう。
私たちトライはその期待に応えられる自信とプライドがあります。
まずは、お電話ください。