2017年10月20日
長崎県 公立高校入試対策!(国・数・英)
長崎県の公立高校入試!
受験まで残り約4か月とあっという間に勝負の日は近づいてまいりました。
今回は長崎県の公立高校入試の特徴について書いていきますので、
少しでも勉強の参考にしていただければと思います。
まずは試験日等の入試情報から。
<試験の種類>
国・理・社:共通問題
英:数:A問題/B問題
※英語と数学が学校によってA問題かB問題になるというのが非常に特徴的です。
<入試スケジュール>
入試日:3/7(水)3/8(木)
願書提出:2/20(火)
合格発表:3/15(木)
しっかり受験までの逆算をして勉強していきましょう。
ではここから各科目に関しての傾向と対策をお伝えします!
<国語>
傾向:100字程度の記述問題が完全定着化
国語は例年、小説、古文、論説文、表現の大問4題の構成。
小説・論説文では漢字・語句、選択問題に加え、20~60字程度の記述問題までバランスよく出題。
漢文はこれまで出題されたことはありませんが、古文は毎年出題。
歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す問題は頻出。大問4では資料の読み取りからの
100字程度の記述が完全に定着化。文章を書く力が強く求められます。
対策:普段から「空欄をつくらない」習慣づけを!
国語が苦手だという方のほとんどは、記述問題が苦手です。
しかし、苦手だからといって空欄にしていては力はつきません。
字数指定がある場合、採点対象になる記述量は一般的に8割以上なのです。
普段問題を解くときから、間違っていてもいいので、解答を書く練習をしましょう。
古文はまず、基本的な古文単語を徹底的に覚えるところから始め、
過去問で反復練習を行い、定着をはかりましょう。
<数学>
傾向:各大問とも問1の成否が命取りに
数学の出題傾向は、毎年ほとんど変わらず、
計算小問、確率と資料の整理、関数、空間図形、平面図形、規則性の問題が出題されます。
長崎県の公立入試の特徴として、問1で求めた答えを問2、問3で使う連問形式であることが挙げられます。
つまり、もし問1でケアレスミスをしてしまうと、大問全ての点数を失うことになります。
見直しの時間も含めた時間配分が、結果を大きく左右します。
対策:証明・図形問題が高得点のカギ!
B問題の難易度はそれなりに高くなりますが、それでも簡単に解ける問題も多いです。
特に大問1の小問集合は確実に満点がとれるよう、作図も含めて全範囲的にしっかりと復習をしましょう。
証明の問題も、合同・相似・文字式など、毎年出題される分野は違いますが、必ず出題されます。
苦手としている人も多いですが、配点も高いので、図形の条件や照明の書き方などの練習は必須です。
<英語>
傾向:長文読解はA・B問題で同一問題が出題
平成29年度は、大問6題の構成で小問数など例年と大きな変化はありませんでした。
A問題では、大問2に資料読解の問題が完全に定着化。
以前まではA問題ではイラスト、B問題では会話文と、難易度が明確に区別されていた
大問5についても、B問題でもイラストが採用されるといった変更がありました。
大問6の長文読解もA・Bで同一の問題が出題されるなど、難易度の差が大きく縮まりました。
対策:単語・文法ともに立ち返って再確認を!
平成29年度の傾向を踏襲するのであれば、A問題で求められる水準は以前までと比べ高くなります。
B問題はむしろ易化傾向にあります。
いずれにしても基礎・基本を問う問題が鍵。
A問題は「解ける問題で確実に得点する」、B問題は「いかにミスをしないか」を意識して
問題に取り組みましょう。
リスニング対策にあまり時間を割かない人も多いですが、配点は高いので
過去問を何度も聞いて耳を慣らしておきましょう。
次回は社会・理科に関して書いていきたいと思います。
お楽しみに!