2020年5月9日
いまや大学入試の大きな柱になっているAO・推薦入試の基礎事項
こんにちは。
家庭教師のトライの長崎校です。
今回はAO・推薦入試の基礎事項をお伝えさせていただきます。
開始当初は「限られた大学にしかない特殊な選抜方法」だったAO・推薦入試も
今や国立大の6人に1人、私立大の2人に1人がAO・推薦入試で合格していて、大学入試の大きな柱の一つになっています。
早期から対策を始めることで、志望校合格のチャンスを増やすことができるのです。
まずはAO・推薦入試の全体像を知り、自分に必要な対策を始めましょう。
〇AO・推薦入試の種類
①AO入試
AOとは「アドミッションズ・オフィス」の略で、学びへの意欲や関心・適正を重視して選抜する入試です。
面接・小論文など、大学によって様々な試験方式が採択されています。
入学の意志が強く、大学生活のビジョンが明確な生徒におすすめの方式です。
②公募制一般推薦入試
AO入試よりも募集人員が多く、間口が広い入試方法です。
出願には高校からの推薦書が必要なため、苦手科目が少なく内申点が比較的高い生徒に適した方式と言えます。
AO入試が原則専願を求めるものに対して、一部の大学で併願も可能です。
③指定校制推薦入試
大学が高校を指定して実施する入試方式で、高校内の選考の上、代表の生徒が出願できます。
出願するには内申点はもちろん、部活動や委員会での取り組み・生活態度などでも高い評価を得ている必要があります。
〇AO・推薦入試の基本対策
①評定・内申対策に注力する
いずれの試験方式でも、内申点を加味しない大学はほとんどありません。
AO・推薦入試の受験を検討し始めたタイミングで高校の先生に確認し
定期テストで必要な点数やこれからやるべきことを整理しておくのが理想です。
②英語資格・検定の取得
AO・推薦入試において選抜に英語資格・検定を利用している大学は全体の約4割にのぼります。
利用できる資格は英検・TOEIC・TEAPなど大学によって異なるため、事前に調べておきましょう。
③小論文対策は早めに
小論文試験は、AO・推薦入試はもちろん、一般入試でも広く取り入れられています。
「文章を読んで理解する力」と「自分の意見を論理的に述べる力」の両方が求められるため、事前の準備が必要です。
志望校の出題テーマ・傾向を早めに把握しましょう。
今回紹介した情報はとても基本的な内容です。
AO・推薦入試に限らずに早くから情報をキャッチして、早くから対策を取ることを心掛けましょう。