教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



大阪の中学生・高校生の皆様こんにちは!


中学受験と大学入試センター試験が終わりました。

受験生の皆様、お疲れ様です。


今回のブログでは、「関西圏で最近、注目されている大学」についてお伝えいたします。

特に、志望校を迷っている高1・高2生や、大学入試を控えている受験生は是非参考にしてみてください!


<大学による改革で注目を受けている大学・学部>

【京都先端科学大学(私立大)】

東大や京大などに偏差値や大学のブランド力では負けていても実践力の分野では劣らない、社会に役立つ人材の養成を図る新たな大学として2019年4月に京都先端科学大学(旧;京都学園大学)が誕生しました。

同大学は、2020年4月に新たに創設されます工学部の他に、人文学部、経済経営学部、健康医療学部、バイオ環境学部4学部構成の総合大学になります。大学教育の特徴として、実践的な英語力向上のために通信教育大手ベネッセグループ傘下の外国語学校ベルリッツ・ジャパン」の講師から授業を受けることができます。また、総合大学としてリベラルアーツ教育も重視しており、理系科目はもちろんのほか人文学や社会科学の素養も学べます。

2019年度の入試志願者数は前年の1.6倍の2435人に増加しており、近畿大や関関同立など関西の上位大の滑り止めとして併願する学生も出始めています。


【滋賀大学(国立大)・データサイエンス学部】

駿台教育研究所がまとめた「志願者が増えた大学ランキング」で2019年、滋賀大が国公立大のトップに躍り出ました。この躍進に貢献したのは2017年に新設されたデータサイエンス学部です。近年のビッグデータやAI(人工知能)に対する関心の高まりによってデータサイエンス学部では、志願者数が前年比5割増と特に伸びが目立ちました。この学部では、理系的なスキルである統計学や情報学に加え、社会課題やビジネスなど文系領域も横断的に学ぶことができます。

また、同大学では、企業で活躍するデータサイエンティストを招いて講義を行う「データサイエンス実践論」などで実用的なスキルを学ぶことができます。



【京都府立大学(公立大)・文学部和食文化学科】

京都府立大学が文学部に開設する和食文化学科では、文系・理系の枠を超えて和食を多角的に捉えることができます。例えば、経営学的視点から和食の良さ、価値をどのようにマーケティングしていけばいいのか、あるいは、史学的視点から、和食がどういう文化のなかで発展していったのかなど、和食そのものを広い視野をもって学ぶことができます。

和食に興味があり、和食文化の良さを国内外に発信したい人にはおすすめの学科です。



<最近の新設学部学科・学部改組など>

【大阪府立大学・大阪市立大学の統合(2022年予定)】

2022年に大阪府立大学と大阪市立大学が統合されて新たな大学が創設されます。

この統合新大学の学生数は約16000人、入学定員数が約2853人となり、公立大学としては、首都大学東京の学生数・入学定員数を抜き日本最大の規模となる予定です。

関西地区は、伝統的に私立大学よりも国立大学が評価されやすく、京都大学、大阪大学、神戸大学が不動のトップ3の位置にあります。そして、その次に現在の大阪市立大学と大阪府立大学が位置し、その次に、関関同立が来るというイメージです。今回の統合によって神戸大学を超えるということは関係者にとって大変重要な目標となっています。

今回の統合によって、森之宮に新キャンパスが創設される予定です。この地域は、大阪市内に位置しており、大阪梅田などの主要都市へのアクセスがとてもいい場所となっております。既存のキャンパス(大阪府立大学:なかもずキャンパス・羽曳野キャンパス・りんくうキャンパス、大阪市立大学:杉本キャンパス・あべのキャンパス)は統合後も継続して使われるそうです。

また、この統合で学部学科も大きく変わるのも大きな特徴の1つです。1学域11学部に再編予定になっています。


【摂南大・農学部(2020年4月予定)】

大阪府で唯一の農学部をうたい、生産・加工・流通・販売・消費といった、食農ビジネスの一連の流れを、実際に現場で体験しながら学ぶことができます。また、同大の理工学部や同一法人の大阪工業大学と連携し、AI(人工知能)などの技術を生かした先端農業分野の研究に取り組むほか、バイオ研究にも力を入れています。

農学部が開設される枚方キャンパスには薬学部や看護学部があり、医療系学部と連携したライフサイエンスキャンパスを目指しています。


【武庫川女子大 建築学部・経営学部・食物栄養科学部(2020年4月予定)】

2020年に女子大初の建築学部が新設されます。これまで生活環境学部にあった建築学科を建築学部として新設。女子大初の学部で建築学科と景観建築学科の2学科体制になります。社会が成熟する中で街づくりにおいて、建築・景観設計技術者の養成は欠かせないものになっているだけに、とても注目されています。両学科とも「一級建築士」の資格取得を目指しますが、景観建築学科ではこれに加えて、屋外空間設計の専門家である「登録ランドスケープアーキテクト」の資格取得も目指します。

経営学部では、化粧品やファッション、菓子や飲料など身近な商品事例を交えながら、マーケティング戦略や商品企画、広告・セールスプロモーションなどを幅広く学びます。将来、商品企画や広告宣伝、営業販売など、女性の視点や意見が求められる仕事や起業に役立つスキルを身につけます。また、女性の実務家教員も多く、実践的な学びが期待できます。

同大では、このほか、食の専門家を養成することを目的に、生活環境学部の食物栄養学科を食物栄養科学部として独立させ、食物栄養学科、食創造科学科の2学科体制にします。


【立命館大】

2019年4月、大阪いばらきキャンパス(大阪府茨木市)にグローバル教養学部を開設しました。大きな特徴として、全科目の授業を英語で行い、少人数の個別指導にも力を入れていることです。また、世界的な大学ランキングで20位前後に入る名門大オーストラリア国立大(ANU)と連携し、卒業時に両大学の学位を同時取得できる制度も取り入れている。

文学部では約半数の授業を英語で行う国際コミュニケーション学域と日本語教員養成プログラムを充実させた言語コミュニケーション学域を新設しました。西洋史学専攻をヨーロッパ・イスラーム史専攻に、日本文化情報学専攻を日本語情報学専攻にそれぞれ改編し、情報化、グローバル化社会に合わせ、より柔軟な学びを提供します。

近年のAIブームの流れから、理工学部数理科学科データサイエンスコースを設置しました。

情報理工学部では、中国・大連理工大と共同で国際情報ソフトウェア学部を開設したり、アメリカン大との共同で「アメリカン大学・立命館大学国際連携学科」を設置したりするなど、さまざまな取り組みが行われております。


【追手門学院大】

2021年4月、関西私立大学における心理学の教育・研究の拠点の一つになっている心理学部心理学科「人工知能・認知科学専攻」を開設します。(設置構想中)長年の心理学教育をベースにAIや機械学習などの新しい理工系分野および認知科学(人)を融合した専攻となっております。入学定員40名で、一般入試において数学と英語を必須とします。

社会学部社会学科にスポーツ文化学専攻を開設。スタジアム建築からのスポーツ空間の創造やスポーツマネジメント、スポーツ科学、競技スポーツなどをテーマに、近年脚光を浴びるスポーツ社会学を幅広く学びます。また、地域創造学部地域創造学科では、食と農学を学ぶ食農マネジメントコースを開設します。

また、地域創造学部と国際教養学部や初年次教育のメインキャンパスである茨木総持寺キャンパスを2019年に新設するなどかなりの改革が進んでおります。


【大和大学・理工学部(2020年4月予定)】

2020年度に理工学部(5専攻)を新設します。社会のニーズを理解した人材を育てるため、政治経済学部と合同で日本を代表する企業約30社による文理融合型の実学講座を受けることができ、3・4年次で企業の最先端の科学技術にふれるプログラムを実施する予定です。

大阪大学、大阪府立大学、京都工芸繊維大学、奈良先端科学技術大学院大学などの理工系大学院と協力して特別講義の実施や基礎研究課題への取り組みを予定するほか、大学院進学希望者には、グループ校である全国屈指の進学校「西大和学園」で培ったきめ細やかな指導で国公立大学大学院合格へと導きます。


<まとめ>

大学に入学する年齢である18歳人口が減少期を迎えた中で、最近の関西圏の大学では志願者を増やしています。志願者を増やし続けている大学に共通するのは、情報通信技術の発達や、それに伴うグローバル化を見据え、学部・学科の再編・新設や入試改革、キャンパスのリニューアルや移転など、さまざまな改革を地道に続けていることが受験生から支持を集めているのではないでしょうか。


<常に正しい情報を手に入れること>

大学入試制度には、まだ検討段階の部分もあり、正しい情報を常に手に入れるようにしなければ、そもそもの土俵に立つことができないかもしれません。


家庭教師のトライ 関西教務チームでは、常に正しい情報を把握し、それに合った対策を生徒様一人一人の適性に合ったアドバイスしています。

もちろん、プランナーによる無料の学習相談でもお伝えができますので、気になる方はお気軽にお問合せをお願いいたします。


▼参考文献

https://mainichi.jp/articles/20191030/org/00m/100/028000c

https://kindai.jp/about/scale.html

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