教育プランナーブログ

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2019年1月8日

栃木県 教育改革

こんにちは!

家庭教師のトライ宇都宮校です。

今回は教育改革について簡単にお伝えいたします。

2020年に教育改革が文部科学省によって推進されていくということを

ご存知の方は多いかと思いますが、


その中の一つとして、この【大学入学共通テスト】が挙げられます。

大学入学共通テストは、センター試験に代わって、2021年1月から実施される新しい試験のことを指します。

つまり、今の高校1年生の代から、実施されるということになります。


では、具体的にこれまでのセンター試験とどういった点で異なっているのでしょうか?

ここでは大きく二つの観点で、センター試験との違いをご紹介したいと思います。


①記述問題の導入

従来のセンター試験は、全科目マーク形式で出題されていましたが、

2020年度に始まる大学入学共通テストでは、

国語と数学に関して記述問題を導入することが検討されています。


大学入試センターの発表によると、国語の記述は20~30字程度、40~50字程度、

80~120字程度を記述する問題がぞれぞれ1問ずつ出題される予定となっています。

試験時間もセンター試験の80分から100分に伸びる予定です。

また、数学に関しては、数Ⅰから、マークと記述を交えた問題が3問出題される予定です。


②英語で「読む」「書く」「聞く」「話す」4技能評価を導入

センター試験との違いに関して、4技能評価が行われるというのが挙げられます。

これまでのセンター試験では、「読む」と「聞く」しか評価されていないのではないかという考えから、

「書く」と「話す」も評価していく方向性で検討が進んでいます。

ただ、センター試験のような全員が一斉に受ける大規模な試験の中で、

「書く」「話す」のテストを実施するのは難しいということで、

すでに4技能の評価をしているTOEFL iBTやTEAP、英検などの

民間の資格・検定試験を利用することが検討されています。


※スコア次第では、大学の個別入試が免除される制度もありますので、大学別にご確認ください。

では、こういった入試の変化に伴って、どういう能力が必要になっていくでしょうか?

一般的に言われるのは「思考力」「判断力」「表現力」の3つです。

つまり、授業などの学習を通して得られた知識を、どのように活用し、

新しい課題を解決していくのかを考えていく能力が必要になっていくということです。


これまでの大学入試では、

「決まった解答をいかに早く、正確にアウトプットできるか」が点数を取るポイントでありましたが、

これからは、「学んだことをもとに、それをどう活かすかということ」が、

点数をとるためのポイントになってきたということになります。


では、こういった力を養っていくために、どういった勉強をしていく必要があるでしょうか?

重要になってくるのが、「能動的」な学習です。

「アクティブラーニング」ともいわれることもありますが、

受身の授業ではなく、自ら能動的に参加していく勉強が必要になってくるということです。


ただ先生の話を聞くだけだったり、板書をするだけだったりすると、

自ら考えて表現をするという機会が少なくなってしまいます。

そうではなく、たとえばディスカッション形式の授業をするだったり、

学んだことを誰かに説明する、というような勉強をすることによって、

学んだことをどのように活かすし、どのように表現するかを考えられるのです。


以上大学入学共通テストに関してお伝えしてきましたが、

入試が変わることによってするべき勉強の仕方も変わってきます

「なんとなく授業の板書をして終わっていた…」

「ただ授業を聞いているだけで終わっていた…」

なんて思っている中高生がいましたら、ぜひこの機会に勉強の仕方を見直してみてはいかがでしょうか?


家庭教師のトライでは、無料の学習相談を実施しております!

勉強法を見直してみたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください!

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