2019年10月11日
基礎学1回 総評(国語)
こんにちは!
家庭教師のトライ徳島校の山本です
本日も基礎学の総評!今回は「国語」を行っていきます!
■国語
・難易度:例年並み
・傾向:例年と配点の違うところあり/珍しい問題も数問あり
上の問題ですが、初めて見た問題です。
それぞれ楷書になおすと、
ア:福 イ:神 ウ:補 エ:祝
となります。
ここまで書けば誰でもわかりますが、楷書の状態では全く同じ部首にしかみえませんよね。
しかも・・・問題をよく見てください。
ア・イ・ウは全く同じ字体で部首が書いてあるにも関わらず、エの祝だけ少し違うんです。
これだけ見れば「エ」が答えと間違える子も多数いたことだと思います。(ひっかけです)
このような、新しいタイプの問題も各教科増えてきていますから様々な力が問われますね。
そして配点に変更があったのが「作文」です。
20点の配点から15点まで配点が落ちました。
他教科でも紹介したように、「自分の考えを表現する力」は今の教育のキーワードです。
それにもかかわらず、作文の配点を下げてくるのは驚きました。
作文の難易度自体は決して高くないですが、作文のコツを下記に書いておきます。
1:条件は必ず守りましょう
2:文末を統一しましょう
3:問われていることに対して素直に答えましょう
1:作文の条件は絶対です!
今回の作文では2段落での記入が「条件」です。
これを1段落で書いてしまったり、3段落にすると・・・大幅減点です!
他にも「氏名を書かない」と条件があれば書いてはいけません。そのまま条件に従ってください。
2:文末を統一しましょう
よく本を読んでいるときに「~でした。」「~だった。」などいろんな書き方がされていますが、
必ず文末は同じもので統一してください。
「です。ます。調」でも「である。調」でも構いませんが、統一していないだけで・・・3点減点です。
3:問題の意図をくみ取り正確に答えましょう
今回は「アドバイス」をしてくださいというだけで指示自体は簡単です。
しかし、作文を書いているとどんどん話がずれていき全く違う終わり方をする子も多くいます。
「アドバイス」と言われれば「アドバイス」を書きさえすればいいのです。
※時には「自分の意見を入れて」「経験を踏まえて」などさらに指定が入ります。
その場合はその指示にも従わなければ・・・3点減点です。
簡単に作文の書き方を説明しましたが、
皆さんも人に相談した際に、だらだら話され全く違う話で終わると一体何のために相談したのかと思いますよね。
作文も同じです。
書きたいことを書くのではなく、書かなければいけないことのみピックアップして書けばいいのです。
ちなみにですが・・・
「この作文は芥川賞級だ!」
となったとしても加点は0です。
どんなに中身が良くても条件を無視すれば減点です。
あくまでも、「テスト」の中での作文であることを忘れないでくださいね。