教育プランナーブログ

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こんにちは。家庭教師のトライ東京本部です。

もう一度、東京立高校入試問題の共通問題 国語 の問題構成を振り返ります。

共通問題の国語は、以下の問題数で構成されています。

 

 大問1  漢字の読み  2点×5題 10点

 大問2  漢字の書き取り  2点×5題 10点

 大問3  小説の読解問題  5点×5題 25点

 大問4  論説文の読解問題  5点×4題+10点×1題 30点

 大問5  古文融合問題  5点×5題 25点

 

今回は 共通問題 国語の 大問4 について見ていきます。「 200字作文 」が出題に組み込まれています。

自由作文ではなく、本文をもとにした条件作文です。

 

 

平成23年はどうだった?

  

大問4  <説明的文章 論説文の読解>

 問1 内容把握 記号選択  配点5点 / 正答率60.8%

 問2 内容把握 記号選択  配点5点 / 正答率31.1%

 問3 段落の関係 記号選択  配点5点 / 正答率52.3%

 問4 内容把握 記号選択  配点5点 / 正答率67.3%!

 問5 作文(200字以内) この文章を読んだ後、「森林の価値」というテーマで発表するときの言葉

    作文  配点10点 / 正答率82.7%!(部分正答含)

 

作文は書き終えれば部分点が期待できます。配点10点ですから、時間内に書き終える対策が必要です。

正答率が部分正答含め82.7%ですから、受験生の8割以上はこの作文問題で得点を得ています。

ぜひ準備をして入試に臨みたいものです。

 

【出題の特徴】

 1. 内容把握の選択問題はやや難。

 2. 段落と段落の関係について問う問題が例年出題されている。

    (平成23年問3、平成22年問3、平成21年問3)

 3. 作文は、本文の内容を読み、設問に答えながら考えを整理する。

 

作文は自由作文ではなく、テーマが与えられ、そのテーマについて発表するという設定で例年出題されています。

この問題を飛ばして、先に大問5にとりかかるというのも、方法のひとつかもしれませんが、

本文を読み、問題を解く中でテーマに対する理解が深まり、作文を書くためのヒントを得ることができますから、

飛ばさずに作文にとりかかることをお奨めします。

 

先に大問5にとりかかり、最後に大問4という順番でとりかかる方法を取る場合は、

過去問演習を通して、大問4を作文込みで解くために何分必要かを把握しておきましょう。

そして、試験の残り時間が必要分数程度になったら、大問5を中断して大問4に取り組む必要があります。

 

50分の時間内で、作文含め解き終える訓練をしっかり行いましょう。

 

 

  ~ 家庭教師の先生より ~

作文は序論、本論、結論で、まとめるように練習すること。

全体の8割以上を埋めて文章が完結(途中で終わっていない)していれば、

中堅校では部分点をもらえる可能性が高いでしょう。

上位校の場合は、9割プラス内容です。主語を立て、文章上の言葉に関連させて、具体例と結びを作ればまとまります。

ただし、「~思う」を連発するのは意見が明確ではなくマイナスになります。

また文体の統一に失敗すると大きく減点される可能性があります。

書いたのはいいが内容がつながっていない人は要注意。減点されるでしょう。

作文に練習なしで本番に臨むのは厳しいです。入試で勝つには作文は落とせません。

毎日10分トレーニングを心がけましょう。そして一度書いた作文を徹底して直してみるのも効果的です。

長い目で見れば、作文を書き慣れることが国語全般に好い結果をもたらすはずです。

毎年受験生をみていて感じるのは作文の出来ている生徒は受験に勝つ傾向にあるということです。

作文が書ける生徒は読解力も身についており、選択問題もしっかりとけるようになります。

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