2012年11月22日
東京都 中学入試攻略法 ~豊島岡女子学園編~
こんにちは。家庭教師のトライ 東京本部です。
全国の受験生は、試験本番に向けてラストスパートをかけてきています。
前回に引き続き、中学入試攻略法を、女子校人気トップの豊島岡女子学園に焦点をあてて
みていきます。
◆豊島岡女子学園◆
【入試日程】
2/2 募集160名
2/3 募集 40名
2/4 募集 40名
【科目】
4科目(国、算、社、理)
※変更される場合もありますので、受験に際しては、学校に再度確認するか、
資料等を請求されることをお勧めします。
【傾向と対策】
国語:
問題構成としては、文章読解が2題、漢字の書き取りが1題出され、
解答形式は、選択式、適語の記入、適文の書き抜き、2行程度の記述など、様々な角度から
国語の力が問われます。
問題ジャンルについても、随筆文、説明文、物語文など多様なジャンルから出題されます。
論説・説明文については主題の把握、随筆文や小説・物語文については登場人物の心情を中心に、
語句の意味、指示語の理解、接続詞、文の並び替え、意味段落、要旨、言葉の決まり、
言葉の表現、漢字、熟語など、総合的な国語の力が試されます。
問題文が長く、設問も多い為、「速読力」が求められます。
普段から文章を速く読む癖をつけ、「指示語の理解」「接続詞の理解」「意味段落分け」など、
設問のポイントを掴む練習がする必要があります。
算数:
他の上位校とは異なり、算数に関しても幅広い知識を問う傾向が見られます。
図形一辺倒というわけではないので、条件整理や場合の数なども避けては通れません。
問題構成としては、大問1で計算問題、大問2で短い文章題や平面図形、
大問3~5で場合の数、条件整理、立体図形などオーソドックスな形式です。
基礎的な知識を問う問題が幅広い範囲で出題され、かつ単純計算ではなく
四則演算の穴埋め問題など、工夫して解かなければならない問題がよく出題されます。
しかし、基礎知識を組み合わせて解けるような問題がほとんどなので、ここで点数に差が
つくことはありません。特に、大問1~2は確実に取れるように対策する必要があります。
応用問題として出される図形に関しては、特に集中して対策する必要があります。
理科:
大問数は5題前後で設問数は約30問です。
実験・観察をもとにして、4分野からバランスよく出題されます。
解答形式は、記号選択と数値の記入が大半ですが、量が多いので時間内で解き終えるのは
かなり厳しくなります。幅広い基礎知識が試される内容です。
かつ、実験・観察を中心とした出題傾向なので、基礎知識だけでは通用しません。
可能な限り実体験の中で自然の法則に触れることで、論理的に流れを組み立てたり、
整理したりする力を養っていきましょう。
社会:
大問数は4~6題、設問数は約25問です。
各分野からまんべんなく出題されていますが、歴史分野のウエイトが約4割とやや高く
なっています。また時事関連の出題もあります。
解答形式は記号選択と適語の記入が大半です。幅広い基礎知識が試されます。
ウエイトの高い「歴史」では、「いつ、どこで、誰が、どうして、何をして、どうなったか」をポイントに、
歴史上の出来事の背景や原因、結果、歴史上の人物との関連性などを押さえていってください。
どの分野でも、知識を覚えるだけでなく、白地図を使い全体像を把握したり、年表を作って
歴史の流れを掴む、政治の構造を図式化するなど、関連性を意識した学習の仕方で
点数UPを目指しましょう。
受験はまだまだこれから!むしろここからが勝負です!
気合を入れて一緒に頑張りましょう!