教育プランナーブログ

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こんにちは!トライ東京校本部です。

志望校別受験対策、今回から大学受験編です。

大学入試の問題は、大学ごとに特色が異なるだけでなく、志望する学部・学科によっても

問われる力が異なるため、高校受験よりさらに対策を細かく打つ必要があります。

 

具体例として、青山学院大学文学部英米文学科の入試問題を取り上げます。

配点が最も高い英語にフォーカスを当てて紹介していきます。

 

上位私立大学として人気の青学文学部は、どのような設問を立てているのでしょうか?

 

 

【英語】

青学の英語は「難しい」とよく耳にしますが、その原因は長文読解と英作文にあると思われます。

例年大問5問出題され、構成は長文読解・英作文・文法語彙・リスニングです。

 

まず長文問題についてですが、設問文も英語で書かれていることが特徴です。

基本的に選択(マーク)型の設問体系ですので、必要な情報を長文中から素早く読み取り、

設問に答えていく「速読力」が重要となります。

また別の大問として、長文中の下線部を日本語に訳す形で英文和訳が問われます。

ここでは、直訳だと意味が取りづらい表現を敢えて問うことで、日本語のセンスが問われます

ただし、奇抜な訳を覚える必要はありません。

あくまで英文の構成に忠実に訳すこと、文脈を無視せず内容を意識した日本語にすること

に努めれば、合格水準に到達することが出来ます。

英文の構造化に慣れていない人は、『基礎英文問題精構』(旺文社)などで演習を積むと良いでしょう。

 

次に英作文ですが、和文英訳自由英作文それぞれが出題されます。

 

まず、自由英作文です。

練習を積み、定型表現をあらかじめ覚えておかなければ、時間内に書ききることは難しいです。

自由英作文で大切なポイントは、

 

① 問われていることに素直に答えること

 (例 学校への携帯電話持ち込みに賛成or反対?⇒立場を明確にすること!)

② 中身ではなく、正しい文法で英文を書くこと

 (基本、減点法で採点されます。3単現のsやスペルミスなどで減点されないように)

 

他人と差がつかない解答を用意することがポイントです。

特に「現段階で合格レベルに達していない!」という人は、定型表現をたたき込み、

それを活用する練習を積んで負担量を減らしましょう。

 

また和文英訳ですが、たとえば2009年度には以下のような日本語を英訳する問題が出題されています。

 

*****

(1) グローバル化は国家間の様々な格差を是正する動きとみなすことができる。しかし、

 グローバル化によって国家の文化的な特徴が失われてしまう危険性があることを無視してはならない。

(2) 電話が鳴っているのに受話器を取らないようにすることができる人はめったにいない。

 電話は便利だが、時には、なければいいのに、と思うこともある。

*****

 

(1)は、「グローバル化」「格差」「文化的」などのキーワードが英語に正確に訳せるかどうか。

「是正」という表現をいかに平易な表現で書くことができるか。

(2)は、「~なひとはめったにいない」という表現を文法的に正しく書くことができるか。

「便利だが、時には、なければいいのに、と思う」という、SVが3つ混合している日本語文を

正確に書くことが出来るか。

以上がポイントでしょう。

 

 

センター試験まで残り2カ月を切りました。

一般試験の対策と、センター試験の対策をバランスを取りながら演習していきましょう。

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