教育プランナーブログ

各都道府県の経験豊富な教育プランナーが最新の教育情報や
お子さまの目標達成をサポートする情報を発信いたします。



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2011年11月

今回は和歌山県内で、高校受験を志している全中学生へ、冬休み前の有効的な勉強法をお話し致します。

 まず、いまの学年によって、冬休みに勉強する内容が変わってきます。

 

受験学年の【中学3年生】ならば、

志望校に合わせた勉強を第1に行うべきです。

・過去問をもう演習し終わっている人。

似た出題傾向の所を試験時間内に解き終わる訓練をしていきましょう。

・まだ過去問が終わっていない人。

すぐに取り掛かりましょう。まだ間に合います。

冬休み前に過去問を演習し、冬休みには出来なかったところの総復習や、類似問題を取り組みましょう。

 

来年受験学年の【中学2年生】ならば、

中学3年生に来年の春になります。つまり、来年の春にはもうすでに受験生になってしまいます。

受験生になってからあわてて志望校を選択したり、あわてて塾へ行ったり、家庭教師を頼んだりしています。

今から、中学3年になってからのスケジュールを考えておきましょう

冬休みになってから、中1、中2の総復習ですね。

じつは、高校入試の60%~70%は中3の学習範囲ですが、30%くらいは中1と中2の学習範囲から出題されているのです。

社会の進度が学校によって異なる事を考えれば、当然ですよね。

学校の指導スタイルが、地理と歴史は中1より同時並行で学習し、中3学年に公民を学習する形式(π型)なのか、

中1に地理、中2に歴史、中3に公民を学習する形式(座布団型)なのか、

中1から中2にかけて地理と歴史を学習し、途中で公民的分野を補助的に学習し、中3に改めて公民を学ぶ形式(鳥居型)と、

学校によって学習している内容が異なるのですから、中1や中2の範囲が出題されてしまいます。

その復習を中3になってからは、忙しくてそんな時間はありません。今のうちに、中1と中2の総復習をやりましょう。

 

今年中学生になったばかりの【中学1年生】ならば、

中2になって困らない為の中2の予習の方へ時間を掛けて下さい。中1の復習はまたする時間があります。

 学習指導要領が変わるので注意!

とくに社会は、「知識」から「問題解決への思考力」が問われます。

理科では、「力学的エネルギー」「原子の成り立ちとイオン」が追加されます。

「化学変化とイオン」が無くなります。

「遺伝の規則性」(現・高1学習範囲)「月の運動と見え方」(現・小6学習範囲)が中学生の学習範囲に変わります。

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今回は、中学受験を志している小学生に向けて、冬休み前の勉強方法についてお話します。

特に、今後受験学年に変わる小4、小5の方々(および小4、小5のお子様の保護者様)、

来年以降の学習プランの参考としてご参照ください。

 

「この冬にこれまでの勉強の総まとめをして、年が明けたら過去問を解きまくって猛ダッシュを掛ける!」

このような考えで受験対策を行っている受験生が大勢います。また、そのようにすすめる学習塾もあります。

しかし、「過去問は4月の早い内にこなしておく」のが理想です。

最初に過去問に取り組むことで、出題傾向を知ることができるからです。

年明けから過去問を解いて出題傾向を分析しても、それに合わせて対策をとる時間は残されていません。

万が一解けない場合には焦りが出てきます。

 

それに、年が明けた1月1日から試験日までは2週間以上あります。

この2週間を過去問演習だけで使ってしまうのは非常にもったいないと思います。

試験日が直前にせまると、記憶力がよくなるというデータがあります。焦る時期だからこそ、覚えがよくなるようです。

この記憶力を、暗記物に利用しましょう。年明けの直前期こそ暗記です!

 

現在小4、小5の中学受験志望の生徒さんは、是非とも受験学年のスケジューリングの参考にして下さい!

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今回は和歌山県内の大学における志望校選びのポイントについてです。

なかでも、大学の学部選びについてお話しいたします。

 

大学生活は、中学や高校の3年間と違って、4年間もあります(学部によってはそれ以上です)。

その期間をどう過ごせるかが、受験前の学部選びにかかっています。

例えば、高校で“理系コース”に居て、滑り止めの文系大学に進学した方は、4年間が地獄だったそうです。

高校で“文系コース”に居て、たまたま推薦を貰って、理系の学部へ進学した方も、

同じ文系でも、経済がやりたかったのに、英文学科へ入学した方も皆さん同じように後悔の声をよく聞きます。

 

「“大学名”から“志望学部”を選ぶ」のではなく、

「“学部名”や“学科名”、“学ぶ内容”から“志望大学”を決める」ということが大切です。

例えば、同じ和歌山大学教育学部でも、将来「中学校の社会科の先生」を目指している方と、

「高校の数学の先生」を目指している方が、全く同じ勉強をするわけにはいきませんよね。

学部や学科、教育内容から進学先を決めるのも、間違った大学選びをしない一つの手段なのです

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今回は和歌山県の高校における志望校選びのポイントをお話します。

校風、通学の利便性、資格の習得など、いろいろ高校を選ぶ理由はございますが、今回は進学実績について考えましょう。

公立27校、私立6校を、ポイント別に3パターンに分けてお話しいたします。

  

≪ 大学付属高等部の場合≫

関西圏の私立大学の付属高校はいくつかあります。

和歌山信愛女子短期大学附属高等学校 

80%以上が、4年制大学へ現役で進学しております。5%ほどの人数が、系列の短期大学へ進学しております。

近畿大学附属和歌山高等学校 

70%近い数の人間が近畿大学へそのまま進学しております。

系列大学以外にも、国立なら、東京大学、神戸大学、大阪大学、京都大学、私立大学なら、関関同立へ進学しております。

近畿大学附属新宮高等学校 

卒業生のほとんどがそのまま系列近畿大学へ進学しております。

 

≪大学付属ではない私立の場合≫

智辯学園和歌山高等学校を筆頭に、初芝橋本高等学校開智高等学校とも、

東京大学、京都大学、神戸大学、大阪大学へ毎年進学者を送っております。

これらの高校は全て、進学に有利な授業を行っているのです。

 

≪公立の場合≫

桐蔭高等学校向陽高等学校という超一流公立高校の卒業生は、

東京大学、京都大学、神戸大学、大阪大学へ進学しております。

それだけではなく、殆どの公立高校が、かなりの大学への進学実績を誇っております。

進学資料により、「偏差値」や「授業」で高校を選択するのではなく、

将来の自分を考えて「大学への進学実績」にて高校を選ぶ方が良いかと存じます。

  

これらの上記の3パターンに分けた場合、高校受験のその先の「大学進学」までも見据えた大きな視野で考えましょう

将来、自分はどこの大学へ進学するべきなのか。将来自分は、どのような人間になるのか。

両親だけでなく、トライの先生ともお話しをして、自分の将来を考えた上で、高校を選ぶべきでしょう。

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今回は、中学入試の受験校の選び方についてです。

 

≪大学附属中学か、普通の私立中学か≫

和歌山大学教育学部附属中学校や、近畿大学附属和歌山中学校など、大学附属の中学の人気は高いです。

中学受験さえクリアすれば、大学までエスカレーターで行けるという考えからでしょう。

しかし実際、近畿大学附属和歌山中の生徒さんたちは、全員が近畿大学へ進学するわけではありません。

それは、高校生になった学生達が、志高く「京都大学」や「大阪大学」さらに「東京大学」等へ進学をするためです。

今年も、東京大学へ6名、京都大学へ22名、大阪大学へ30名が合格しています。それ以外の大学に進学する生徒も多数います。

早稲田大学 25名

慶応義塾大学 15名

関西大学 110名

関西学院大学 100名

同志社大学 90名

立命館大学 80名

 

他の大学附属中学でも同じ現象が起こっています。和歌山大学教育学部附属からそのまま和歌山大学へ進学する生徒は全体の9%程度です。残りの90%以上が、他大学を受験し進学しています。

 

「大学附属」という名前があってもなくても、中学時代、高校時代に勉学に励む環境が整っているのですから、必然的に大学へ進学をする生徒が多いわけです。生徒は志を高く持ち進学していきます。あまり「附属」という名前に左右されることなく、志望校を選びましょう。

 

≪模試の偏差値と志望校選択≫

まずは好きな志望校を設定してみてください。受験勉強の間に、何回か模試を受けると思います。その模試の成績と、目指している学校の偏差値とを比較して、それから再度、新たに志望校を選定しましょう。

志望校の偏差値の目安ですが、今から試験日までに勉強して成績を上げることを考慮して、模試で出た偏差値+10~15の所に目標校を定めましょう

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和歌山で有名な学習塾と予備校をピックアップしました。

【第一ゼミナール・スクールIE・能開センター・東進衛星予備校・浜学園】

これらで行われている授業は、

学校と同じ授業・学校の授業の延長・学校の授業の予習・学校の授業の復習・入試対策を、集団授業で行います。

塾によっては補助講師が1クラスに2~3人いて生徒のサポートをしていましたが、

基本的には教師一人に対して生徒数名~数十名、多いところでは、数百名という場合もあります。

たとえ“個別指導”を謳っていても、

“生徒は一人で個室にいる。そこへ教師が出たり入ったり。

教師は複数の生徒を同時に担当しているため、他の部屋で違う生徒も指導する。” というのが塾の“個別指導”の内容です。

  

塾・予備校の長所としては、きちんとした学習カリキュラムを全うしている事です。

例えば、浜学園の場合、何月何日の何限目には何の授業をどこまでやるという事が事前に企画されています。

講師はそのカリキュラムに則り、授業を進めるだけです。

また、各学校の様々なデータが揃っていますので、学校の内申対策や、学校の成績を向上させることだけが目的でしたら、

塾で使用されている各学校の定期試験の過去問を使って学習することは魅力的です。

定期テストでいきなり点数を上げるということも可能でしょう。

  

家庭教師の長所としては、生徒の学力を上げる為に、生徒個人に合ったカリキュラムを立て、それに沿って授業をする事です。

志望校合格を目指して、もし志望校が定まっていなければ家庭教師のみならずトライのスタッフが

きちんと偏差値、出題傾向、合格後の進路までを考慮して、その目標に向かって細かなスケジュールを立てて指導を進めていきます。

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今回は和歌山県の内部進学のポイントをお話します。

和歌山県内に内部進学(中学から高校へ、高校から大学へ)が出来る学校は6校あります。

 

Ⅰ:智辯学園和歌山中学

「中高一貫の教育により高い学力をつける」としており、1学年300名前後の状況で、

国公立への進学が56%を超し、早慶上智、東京理科大、GMARCH、関関同立へも合計で200名以上が合格しています。

 

Ⅱ:近畿大学付属和歌山中学

附属だからこそ、そのまま進学するよりもさらに上位校への進学をしています。

1学年400名以上の中で、半数以上の者が合格進学し、80%近い者が関関同立へ合格しています。

 

Ⅲ:開智中学

1学年300名中、100名以上が国公立へ合格し、早慶上理、GMARCH、関関同立への合格者も200名ほどいます。

(※複数校に合格しているものも数えている為、重複あり)

 

Ⅳ:初芝橋本中学校

誠実剛毅を校訓とし、躾(しつけ)にも力を注ぐ硬派な学校は、奈良、大阪に接する自然に恵まれた

広いキャパスを持っています。大阪の初芝堺初芝富田林と同系列の学校。

上の3校と比べると、進学率はさほど高くありません。

1学年180名程度で、10分の1ほどが国公立大学へ、3分の1程度が関関同立へ進学しています。

 

Ⅴ:和歌山県立向陽中学校

中学から入学した生徒の大学進学実績はまだ出ていませんが、現時点では、1学年300数十名中

140名ほどが国公立大学へ進学、80名ほどが早慶上理、GMARCH、関関同立へ進学しています。

このあと、公立中高一貫で初の卒業生が誕生します。

 

Ⅵ:和歌山信愛女子短期大学付属中学校

1学年200数十名中、半数以上が関関同立へ進学、数十名が早慶上理、GMARCHへ進学しています。

また、1学年の3分の1程度が国公立へ進学しています。

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今回は、和歌山県の国立中学、和歌山大学教育学部附属中学の傾向と対策についてお話いたします。

 

【和歌山大学教育学部附属中学校の傾向と対策】

≪基本データ≫

住所:和歌山市吹上1丁目4番1号 (JR和歌山駅より和歌山バスにて「真砂町」もしくは「県庁前」下車、徒歩5分)

募集人員:160名

願書受付:10/24(月)~12/22(木)に願書を揃えて、1/4(水)・5(木)に受付

入試日程:1次テスト・・・1/13(金)国40分、算40分、社30分、理30分の筆記テスト

       2次テスト・・・1/14(土)活動検査30分

 

≪算数≫

年度 問題 問1
番号 (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
22   整数の
四則混合
()と小数、整数、分数の
四則混合
分数と小数の
四則混合
1行問題
分数の個数
1行問題
売買算
1行問題
土地の
面積と割合
1行問題
平均
問題 問2 問3 問4 問5 問6 問7  
番号  
  割合 平面図形
回転体
平面図形
重なりあう面積
速さと距離
グラフ問題
平面図形
角度
離散数学
行き方
場合の数
 

 

試験時間40分。プリント3枚。問題用紙解答用紙別。計算の余白は充分ある。

 

◎文章題

場合分け、図形、速さともに難しい日本語表記はありません。その代わり、最終問題の離散問題において、若干記述の難しいところがあります。離散の問題を落とすつもりであれば、他の問題を確実に正解したいところです。

 

◎図形

割と平易な問題がありますが、複合図形になると計算が少しややこしいところがあります。計算は、解答用紙の端などに小さく書きとめるのではなく、問題用紙の裏や計算用のスペースにきちんと書きましょう。

 

 

≪国語≫

年度 問題番号 問1 問2 問3 問4
22 問題内容 物語
宮沢賢治
「なめこと山の熊」
短歌
与謝野晶子
石川啄木
正岡子規
ことわざ
空所補充
クロスワード

 

試験時間40分。プリント3枚。問題用紙解答用紙別。

 

◎長文

例年、問題用紙1枚半が最長です。作者の心情を表現する問題は出題されませんが、毎年文中の言葉の意味を説明させる問題が出ています。日常使われている言葉の意味を文章化できるようにしておきましょう。

 

◎漢字・慣用句・文法・新傾向問題

ともに、長文問題中ではなく、別の問題として出題されます。慣用句と文法は、文中の空所補充の形で出題されます。慣用句は完璧にしておきましょう。

新傾向問題のクロスワードは、やり方に慣れていないとかなり時間を浪費してしまいます。使われている言葉も、大人が使うような言葉が並んでいるので、新聞のクロスワードを数問解いてみましょう。

 

 

≪社会≫

年度 問題番号 問1 問2 問3 問4 問5
22 問題内容 公民
世界貿易
グラフ問題
日本史
古代朝廷
グラフ・写真問題
世界史
産業革命
環境問題
日本史
平安時代
源氏・平氏
公民
国会
文章穴埋問題

 

◎地理

これまで地理単体で出題されることはありませんが、日本史と地理の融合問題、公民と地理の融合問題などに対処できるように知識を身につけていきましょう。

 

◎歴史

和歌山大学教育学部付属中学校は歴史からの出題が多くを占めます。量は多いですが難易度はそこまで高くはありません。小学校の教科書の小さい文字で書いてある「注釈」や、「参照」を含めてしっかり確認しておいてください。

 

◎公民

毎年、世界との貿易、日韓関係、日中関係、日本国憲法及び、環境問題が出題されています。環境問題については、テレビや科学雑誌(Newton等)から知識を得るのが良いと思います。

 

 

≪理科≫

年度 問題番号 問1 問2 問3 問4 問5 問6
22 問題内容 生物
器具の取扱い
顕微鏡
物理

スクリーンと影
生物
人体の運動・排出・感覚
生物
人体の運動・筋肉
物理
定滑車・動滑車
物理

 

◎物理

定滑車・動滑車で行われる右が重いか左が重いかの計算や、何gになるかの計算は、見た目で決めるのではなく、きちんと計算して導きましょう。試験時間30分で大問6を解かなくてはいけないので、1問あたり5分しかかけられませんが、手を抜かず計算するようにしましょう。

 

◎化学

出題頻度は低いですが、きちんとした毎日の積み重ね学習はしておきたい分野です。

 

◎生物

今年は、人体についての問題が非常に多く出ました。生物分野で確実に点を取るためには、きちんと名称を覚えていくことが必要です。たとえば、「肘と肩の間にある筋肉で、肘を曲げると膨らむところは何ですか?」に対して、「力こぶ」ではなく「上腕二頭筋」と答えられるように、正確な名称を覚えましょう。同様に、「ジャガイモがデンプンを作った事を確かめる薬品は?」、「よう素液」より「ヨウ素液」の表記の方が望ましいです。

 

◎地学

あまり出題されません。教科書を一通り見ておくだけでよいと思います。地学に時間を割くよりは、出題される可能性の高い、物理分野と生物分野をしっかりと学んでおきましょう。

 

 

≪活動検査≫

指定されたテーマに沿って、小集団で討論をしたり共同作業をする試験です。

「活動」とは、他の大学附属校でも同じですが、出来上がった作品やスポーツの勝敗で合否が決まるわけではありません。

他大学附属中学校の場合の採点基準は、

Ⅰ:積極的に行動に参加していたか。

Ⅱ:他の児童に対し、声掛けをし、人を動かしていたか

Ⅲ:イニシアチブが取れているか

でした。逆を言えば、たとえスポーツやミニゲームをしたときに負けたチームにいたとしても、ゲーム中にきちんと声を発していて、それが採点する人の耳に届いていれば、それで良いのです。また、共同作業で何かを作るときも同様です。参加していることをアピールすることと、グループ内でコミュニケーションをとり合って共同作業できることが大切です。

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今回は、和歌山の開智中学校の傾向と対策です。東京大学への進学者も輩出している進学校です。

 

開智中学校の傾向と対策

≪算数≫

年度 問1 問2 問3 問4 問5
  (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) 3題 3題 2題 2題
22 分数とカッコの四則混合 売買算 売買算 食塩水の濃度 個数の
処理
整数
問題
平面
図形
平面
図形
体積
問題
整数
問題
速さ
時間
道のり
離散
数学
23 分数とカッコの四則混合 売買算 食塩水 売買算 売買算 整数
問題
平面
図形
立体
図形
速さ
時間
道のり
数列 速さ
時間
道のり
平面
図形

 

◎出題形式と注意事項

試験時間60分。9ページ。最初の計算問題は、問題文中の空欄に、解答を記載する形式。

計算の余白は充分あります。定規類は使用できない。

 

◎文章題

公式を当てはめる問題は少ない。推理や規則性の発見が必要です。

 

◎図形

面積や角度を問われます。立体の体積が計算問題としてそのまま問われることはなく、

水溶液に物を浮かべた大問題の中で問われています。

 

◎離散数学

魔法陣の問題では、計算方法ではなく、解くための「考え方」を問われています。

問題が解けることも重要ですが、自分の考え方をはっきりと文章化する練習もしておきましょう。

 

≪国語≫

平成 問1 問2
22 論説文
木村秋則
「リンゴが教えてくれた事」
小説
畠中恵
「しゃぼけ」
23 論説文
藤原智美
「三人の人類」
小説
山本周五郎
「ならぬ堪忍」

  

◎出題形式

試験時間50分。12ページ。独立小問題はなし。漢字や熟語接続詞も文章題の中で問われます。

 

◎長文

物語文の文章が長いです。特に心情を読み取る力を養っておきましょう。論説文もかなり長いですが、

筆者の主張を確実に押さえましょう。自分で文章を書く形式ではないので、この訓練を積んでおきましょう。

 

◎全体的に

文章もさほど長くはなく、レベル的にも標準レベルです。皆が高得点狙いで来るので

少しでも点数を落とさないようにしましょう。特に文章中の漢字問題は落とさないように。

 

≪社会≫

年度 問1 問2 問3
22 歴史
(日本史)
飛鳥時代~現代
公民
世界貿易
日本交易
公民
外交
23 地理公民
日本地理東京
政治
日本史公民融合
祝祭日とその起源
 

 

◎出題形式

試験時間30分。8ページ。歴史と公民のみですが、白地図に記載する問題が公民と世界地理の融合問題として

出題されるなど、地理の知識もおろそかにはできません。

 

◎歴史

大まかな流れをつかんでおくことが必須です。年号よりも、誰が何をやったかのか、それは何の後なのか、

その結果どうなったのかを押さえておきましょう。今の総理大臣の名前と顔写真および、

前総理大臣の名前と顔写真は知識として持っておきましょう。

 

◎公民

日本と世界の農産物や工業出産物の上位5カ国ぐらいは押さえておきましょう。その際、漢字は書けるように、

国名もカタカナで正確に書けるようにしておいてください。

 

◎全体的に

地図・グラフ・年表などの資料から問われる問題はすごく難しいです。

学校の教科書レベルではなく、受験参考書レベルで対策をとりましょう。

 

≪理科≫

年度 問1 問2 問3 問4
22 植物動物
冬の生き物
水溶液
酸性・中性・アルカリ性
速さ
船の運航
宇宙
太陽・月
23 植物
種子・球根
食用野菜
宇宙
星の運行、星座
つりあい 水溶液
酸性・中性・アルカリ性

 

◎物理分野

小学校の各単元の内容をしっかりと理解しておきましょう。物理の計算には比が重要です。

基本的には比例と反比例です。理科で良い点を取るためには算数の力を上げましょう。

 

◎化学分野

水溶液・酸・アルカリが基本です。問題に、実験の仕方も問われています。

グラフの読み取りも出来るようにしておいてください。実験の図を書く問題もあるので、その練習もしておきましょう。

 

◎生物分野

身近な生物に関する事象からの出題が多いです。常日頃からの疑問を抱き、それを解決する訓練を積んでおきましょう。

 

◎地学分野

地球の自転・公転を作図する問題もあるので、練習をしておいてください。

日本人宇宙飛行士の名前と、日食や彗星などの身近な天体現象についての知識も入れておくとよいでしょう。

 

◎全体的に

理科全分野からほどよく出題されています。各分野で、深い知識を問われる問題もあるので、

過去問を数年分はやっておきましょう。

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【智辯学園中学校の傾向と対策】

 

≪算数≫

年度 1 2 3 4 5 6 7
17 計算の工夫 未知数を求める問題 未知数を求める問題   折り返し図形の角度 つるかめ算 円グラフ 植木算 やくそく・記号 旅人算 立体 倍数 規則性
18 計算の工夫 計算の工夫 指数と分数の四則混合   速さ 相当算 分数の和   つるかめ算 売買算 時間と道則 平面図形 立体図形
19 指数の四則混合 計算の工夫 小数の四則混合 分数の四則混合 濃度 相当算   つるかめ算 通過算 単位あたりの量 ニュートン算 面積
20 指数の四則混合 計算の工夫 小数と分数の四則混合 分数の四則混合 割合 約数 植木算・差集め算   倍数算 差集算 消去算 推理問題 旅人算
  1 2          
22 整数の計算 分数の計算 小数の計算   カッコを含む整数の計算 カッコを含む分数の計算              
3 4 5 6 7 8 9  
早さと時間 半円 立体図形 給水 離散的思考問題個数の処理 平面図形と面積 速度 平面図形の重なり 離散的問題円周上の移動 平面図形・角度 給水とグラフ 平面図形・角度  
  1 2          
23 整数と分数の計算 小数の計算 分数の計算   カッコを含む整数の計算 カッコを含む分数の計算 カッコを含む小数の単位換算            
3 4 5 6 7 8 9  
割合 食塩水 仕事算 立体の体積 離散数学的思考問題グラフ上の回転 平面図形と面積 割合 売買算 道のり・早さ 平面図形 給水 立体図形の体積  

◎出題形式・注意事項

試験時間70分。プリント2枚。問題文中の空欄に解答を記載する形式です。中には、途中式を書かせる問題もあります。

2008年度から智辯和歌山は、従来の1回募集から前期・後期の2回募集へと入試制度を改変し、募集人員を前期100名・後期35名としました。これに伴い算数2回・国語2回・理科1回であった入試科目が各1回ずつにとどまり、配点も変更されました。また、智辯小学校卒業生の中1進学(内部進学者の発生)による一般募集定員も減少もあります。

 

◎問題数

表を見ていただければ一目瞭然ですが、問題数は増えています。今まで文章題であった3が小問集合になり全体の問題数は増えました。しかし内容は易化傾向にあります。試験時間内に合格点を取るためには、1分考えて解けない、解答方法が思い浮かばない問題は捨て、最終の9問まで解答しましょう。70分÷9問≒8分弱です。ページをめくる、計算用紙に計算する、消しゴムを使うなどの時間がかかることを考えると、1問7分がリミットです。

 

◎新傾向問題

離散的問題が増えました。「離散」とはすなわち、整数問題のようなものです。個数の処理にとどまらず、時間の計算、人数の計算等の問題が出題されます。勉強方法としては、新たなテキストや本を入手するよりも、同一問題の反復演習で対応できると思います。

 

 

≪国語≫

年度 1 2 3 4 5
22 紀行文(井上ひさし) バトンパスパス(川島誠) ことわざ 漢字 ものの名前

 

◎出題形式

先に文章問題、後半に知識問題の形式。長文2問、知識問題3問。

 

◎長文

2がかなりの長文です。時間配分に気を付け解いていかないと、解答する時間が無くなってしまいます。難易度はさほどではないですが、長文に読み慣れておくために演習はしっかりしておきましょう。

 

◎接続詞・熟語

長文を読んで疲れた頭で考えると間違う可能性が高いので、試験開始の合図があった直後に解答しておきましょう。

 

◎全体的に

内容は平易ですが、文章問題でかなり時間を取られることで焦りが生じ、普段なら解ける問題も落としてしまう可能性が高いです。前もって時間配分を計算しておきましょう。

 

 

≪理科≫

年度 1 2 3 4 5
21 植物の生育
花の色・花の作り
ロウソクの燃え方
ものの温まり方
ものの燃え方
天気・雲の様子
天気図
食塩水 電気抵抗
7問 6問 9問 5問 8問
22 A温度と体積
B温度と体積と電気抵抗
川の水流域と地層 ものの温まり方 ジャガイモの生育 振り子
A:3問
B:2問
8問 4問 9問 6問

 

◎出題形式

試験時間50分の配点100点。

 

◎物理分野

難易度は高くないですが、計算を伴う問題です。計算にかかる時間を考えて、試験開始直後に理科の問題全体を見渡し、時間配分をしましょう。

 

◎化学分野

水溶液系の問題が多いです。知識自体は基礎的ですが、計算を伴うのでじっくりと考えるようにしましょう。

 

◎生物分野

観察と観察結果が中心です。理科には珍しく、生物の実験問題が必ず出ています。知識の蓄積だけでなく、発展した考え方を文章にできるようにしておきましょう。

 

◎地学分野

天気も地層も知識の蓄積が必要な分野です。写真か図の問題が必ず出題されています。天気図以外に雲の写真と名前、化石の名前を覚えておくとよいでしょう。

 

◎全体的に

理科全分野のうち、問題を作り易い物理分野からの出題が多いです。各分野で、絵と名前、写真と名前を一致させる問題があるので、名前は意識的に覚えておきましょう。

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