2018年6月30日
定期テスト返却後は、すぐにテストの復習を!
みなさん、こんにちは!
本格的に梅雨入りし、じめじめと蒸し暑い日が続いていますね。
こういった悪い天気が続くと、気分も下がってしまいますよね。
しかし、雨を言い訳にせず、全力でテストに臨んでください!
さて、みなさんはテストの結果を見て一喜一憂して終わり、なんてことになっていませんか?
テストの結果が良かった人・悪かった人といるかと思いますが、
復習や解き直しまでがテスト勉強です。
テストを解きっぱなしにならないように、テストが終わっても気を抜かずに復習まで頑張りましょう。
テストの復習はできるだけ早く行いましょう。
というのも、人間はすぐに覚えたことを忘れてしまうので、記憶の新しいうちに復習すべきなんです。
みなさんはエビングハウスの忘却曲線をご存知ですか?
これはドイツの心理学者であるエビングハウスが発表した研究で、
人が覚えた記憶を時間とともにどれだけ忘れるかを数値化したものです。
この研究結果から、人は自分が意味のない内容と判断した知識はすぐに忘れてしまうというものです。
無意味な音節を覚えるという実験結果ではありますが、
1時間後には半分以上の記憶を忘れ、1週間後には約75%もの記憶を忘れてしまうのです。
人は学んだ直後から物忘れが始まり、最初は一気に、次第にゆっくりと忘れていくそうです。
つまり、忘れてしまう前に復習をすることが大切で、何度も復習を繰り返すことで記憶が定着するのです。
授業、テスト勉強、テスト、テスト後の復習と、学習を重ねることで記憶が定着していきます。
テストの結果を見ただけで終わってしまえば、間違えた問題などを理解できないままとなってしまいます。
必ず復習・解き直しまでしっかり学習するようにしましょう。
では、テストの復習の際のチェックポイントをご紹介します。
正解した問題までしっかり復習することがベストですが、特に不正解だった問題に時間をかけましょう。
不正解だった問題は何が原因なのかを判断し、適切に対処しましょう。
①ケアレスミス
漢字間違いや計算間違いなどの、理解していたのにちょっとしたミスで間違えた問題は、
意識して訓練することで大きく変わります。
例えば途中式を書かずに計算間違いをしたのであれば、途中式をしっかり書くようにしましょう。
漢字やスペルの間違いなどは、誤って覚えているかもしれません。覚える段階で気を付けるようにしましょう。
また、見直しの時間はきちんと取れているでしょうか。問題を解くペースや順番なども意識するようにし、
見直しの時間を十分に取れるようにしておけば、ケアレスミスを減らすことにもつながります。
②理解不十分
習ったはずなのに、解法や答えを思い出せなかったという問題は、記憶が定着できていません。
繰り返し問題を解いたり、何度も書いたりして、記憶の定着を促しましょう。
③発想力や思考力が必要な問題での間違い
こういった問題での間違いは、わかったつもりになっている可能性があります。
普段から難しい問題にもなぜこうなるのかと疑問を持つようにし、
その疑問をすぐ解決させましょう。
わからないことがあれば、思いついてすぐ先生に聞きに行ったり、教科書で調べてみたり、
なぜ?と思ったそのときにすぐ解決するくせをつけましょう。
このように、不正解だった問題は、なぜ間違えたのかを明確にし、それに応じて対策を立てましょう。
何度も繰り返しますが、テスト返却後はすぐに復習をして、記憶の定着を図ってください。
その後少し時間を空けるとよいと思いますが、テストを解き直してみましょう。
解き直し自体が復習にもなりますし、しっかり復習できるかの確認にもなります。
これらに意識しながら、テスト返却後に復習をしっかり行ってみてください。
この復習こそが、成績アップの近道です!