2011年11月
2011年11月30日
愛知県 【大学受験シリーズ④】センター試験対策 生物Ⅰ・地学Ⅰ
第1問 細胞
第2問 生殖と発生
第3問 遺伝
第4問 環境と動物の反応
第5問 環境と植物の反応
細胞・生殖と発生・遺伝・環境と動物の反応・環境と植物の反応の5分野からまんべんなく出題されています。
①基本レベルの知識問題
第4問 大気・海洋
第5問 天文
2011年11月26日
愛知県 【大学受験シリーズ③】センター試験対策 英語
≪センター試験:英語≫
前回の数学に引き続き、今回はセンター試験 英語編をお送りします。
■配点
筆記 200点
リスニング 50点
≪筆記≫
■問題構成
①発音・アクセント 14点
②文法・語法表現 41点
③~⑥読解問題 145点
■出題形式
①A:発音 B:アクセント
②A:空所補充 B:対話完成 C:整序英作文
③A:語句の意味の推測 B:意見の要約 C:文の空所補充
④A:グラフと説明文の読解 B:書類の読解
⑤ビジュアル読解
⑥論説文の読解
■傾向と対策
①発音・アクセント
正しい知識が必要とされるため、頻出の単語を繰り返し自分で発音して覚えておきましょう。
②文法・語法
A:語句の意味や文法・語法の知識、慣用表現などを問う問題。基本的なルールをしっかりと押さえましょう。
B:対話文中の空所に適切な表現を補う問題。定型的な会話表現の知識や、会話の流れを正しく把握できるようにしておきましょう。
C:与えられた語句を並び替えて正しい英文を完成させる整序英作文。文法構文の理解や文章の意味を推測する事が重要です。
③読解問題
A:文中の特定の語句の意味を文脈から推測する問題。
B:文または会話文中の空所に最も適当な要約文をあてはめる形式の問題。
C:文章中の空所3箇所に当てはまる英文を選択する問題。
④読解問題
Aは調査や実験に関する説明文と図表やグラフを読んで設問に答える形式。
Bは広告・案内・書類といった資料の読解問題。
⑤読解問題
1種類だが発言内容について問う問題と、発言に一致する状況のイラストを選ぶ問題の2種類の形式がある。
文章を的確に理解する読解力と、正しいイラストを選ぶために分散している情報を素早くつなぎ合わせる力が必要となります。
⑥読解問題
論説文の内容と合致する語句、文を選ぶ問題のほか、主題や要旨について問題が出題される。
さほど難解な英文は出題されないが、時間内に読まなければならない文量が多いので、
時間配分と実践的なスピードを身につける事が大きな課題となります。
日頃から長文を読むなどして英文に慣れておきましょう。
また、センター試験特有の出題形式もあるので過去問で演習を積んでおく必要があります。
≪リスニング≫
■問題構成
①~③ 対話文
④ モノローグ
■出題形式
①数値・イラストなどの選択 12点
②応答文の選択 14点
③A:短い対話文の内容把握 B:長い対話文の内容把握 12点
④A:短い英文の内容把握 B:講義文の内容把握 12点
■傾向と対策
①は短い対話の内用把握を問う問題。 (25語前後)
②は短い対話に続く応答として適当なものを答える問題。(25語前後)
③はAとBに分かれ、Aは50語程度の対話の内容把握。Bは150語前後の長い会話を聞いてそれに沿って図表を完成する問題。
④もAとBに分かれ、Aは短文(100語前後)の内容把握。
アナウンスやスピーチなども含まれるので、場面を想像しながら聞きとるようにしましょう。
Bは200語前後の長い長文で説明文やエッセイ、講義文が出題され、複数の設問に答える形式。
リスニングは年々難しくなっている傾向があるが、単なる聞きとりというよりも「内容をしっかりと理解する」ことが重要になります。
読解と同じように、しっかりとした理解力が求められるが、放送文自体は平易で、
スピードもナチュラルかやや遅め程度なので慣れておくのが一番です。
日頃からCDやテレビやラジオなどの音声講座で耳を鳴らしておくとよいでしょう。
過去問などで多様な問題形式に慣れておきましょう。
2011年11月23日
愛知県 【大学受験シリーズ②】センター試験対策 数学
≪センター試験:数学≫
前回の国語に続き、今回はセンター試験 数学編をお送りします。
数学は①と②のグループに分かれており、
①「数学Ⅰ」「数学Ⅰ・数学A」
②「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「工業数理基礎」「簿記・会計」「情報関係基礎」
から選択して受験することになります。必ず受験校の入試要項を確認し、必要な科目を選ぶようにしましょう。
今回は最も受験者数が多い「数学Ⅰ・数学A」と「数学Ⅱ・数学B」について詳しくご紹介します。
≪数学Ⅰ・A≫
■試験時間 60分
■配点 100点
■問題構成
大問4題(全問必答)
①数と式、方程式と不等式、集合と論理…20点
②2次関数…20点
③図形と計量、平面図形…30点
④場合の数、確率…25点
■傾向と対策
各分野から満遍なく出題されており、制限時間に対して処理量が多くなっています。
①数と式、方程式と不等式、集合と論理
数の理論、1次方程式、1次不等式、集合と論理(特に必要十分条件)が毎年出題されています。
いずれの分野も基本事項を確実に習得すること、標準的な問題が載っている一般入試問題集での演習が有効です。
集合と論理については、和集合、共通部分、補集合や条件の否定、必要・十分条件からの出題が見られます。
他の分野との融合問題に対応するためにも、教科書で定義を確認し、その上で総合問題集を1冊通して勉強しておくとよいでしょう。
②2次関数
2次関数の決定、グラフの平行移動・対称移動、放物線が切りとる線分の長さ、最大・最小値などが過去に出題されています。
出題傾向に大きな変化がないため、過去問を用いて演習を進めましょう。
過去問につまづくようであれば、教科書の復習に取り組み、
平方完成やグラフの移動についての処理をスムーズに行えるよう訓練しておきましょう。
③図形と計量、平面図形
図形と計量については、正弦・余弦定理は毎年のように出題されているため、過去問の演習が有効です。
それぞれの定理をどの場面で用いるかを確認し、角の2等分線の性質や円周角の定理をはじめ、図形全般の対策をしておきましょう。
平面図形については、三角形の内心・外心・重心、円周角の定理、接弦定理、方べきの定理、角の2等分線の性質が出題の中心です。
定理や概念についてはその内容と、定理については証明を確認しておくことが必要です。過去問と記述式問題集に取り組みましょう。
④場合の数、確率
2次関数のグラフ、サイコロ、立方体、カード、最短経路などの様々な題材が取り上げられています。
過去問のみならず記述式の問題集にも取り組み、幅広く対応できる力をつけましょう。
計算量も多いため、余事象の確率を考えるなどの工夫も必要です。
≪数学Ⅱ・B≫
■試験時間 60分
■配点 100点
■問題構成
大問4題(①②は必答、③~⑥から2題を選択)
①いろいろな関数…30点
②図形と方程式、微分法と積分法…30点
③数列…20点
④ベクトル…20点
⑤統計とコンピュータ…20点
⑥数値計算とコンピュータ…20点
■傾向と対策
「数学Ⅰ・A」と同様に、各分野から満遍なく出題されており、制限時間に対して処理量が多くなっています。
①いろいろな関数
三角関数、指数関数・対数関数を扱い、方程式・不等式、最大・最小、図形への応用が出題されています。
基本的に出題内容に大きな変化はみられないため、過去問を中心に演習し、基本的な処理に慣れることが必要です。
②図形と方程式、微分法と積分法
図形と方程式では、点と直線の距離、2直線の推薦・平行、円の方程式、2円の位置関係、軌跡などの事柄が取り上げられています。
「微分法と積分法」「いろいろな関数」と融合する形で出題されることもあるため、記述式の問題集を使って対策を進めましょう。
③数列
等差数列・等比数列の一般項や和の計算、階差数列、Σ計算、群数列、漸化式が出題されています。
以前は具体的な値を求めさせるものが中心でしたが、
近年は数列の一般項・第n項まので和など一般形を求めるものが中心となっています。
過去問の演習を中心に進め、漸化式のように過去に出題例が少ないものは教科書準拠の問題集での演習を行いましょう。
④ベクトル
平面ベクトルよりも空間ベクトルをテーマとした問題の出題頻度が高い。
成分や内積の計算、内分点・外分点の導出、点が同一直線上・同一平面上にあるための条件、面積・体積の計算が出題されている。
過去問をしっかり演習するとよいでしょう。近年の問題はやや難しいものが多いため、解き方を習得できるようにしましょう。
⑤統計とコンピュータ
変量のとり得る値、平均、分散、標準偏差、相関係数、ヒストグラム、資料の読み取りなどが出題されています。
扱われる用語が多いので、それぞれの用語の意味を理解することが必要です。
平均、分散、標準偏差、相関係数などの求め方もマスターしましょう。
現行課程で新たに加わった分野なので、過去問がそれほど多くありません。過去問以外の問題集を使っての演習が必要です。
⑥数値計算とコンピュータ
プログラムの完成、実行回数、実行結果、プログラムの変更や、プログラムの題材となっている数学的事柄が出題されている。
コンピュータ分野の過去問を中心に演習し、独特の出題形式に慣れる必要があります。
同時にBASICの基本的な命令や、様々なアルゴリズムについて教科書で確認しましょう。
2011年11月22日
愛知県 【大学受験シリーズ①】センター試験対策 国語
≪センター試験:国語≫
■満点
200点
■平均点
平成23年度 111.29点
平成22年度 107.62点
平成21年度 115.46点
平成20年度 121.64点
■問題数
大問4問、小問37問
■出題形式・配点
大問1 論説文
【問1】 漢字(2点×5問)
【問2~5】 傍線部に対する設問(8点×4問)
【問6】 文章全体に対する設問(表現方法・要旨)(4点×2問)
大問2 物語文
【問1】 語句の意味(3点×3問)
【問2~5】 傍線部に対する設問(7点×1問・8点×3問)
【問6】 文章全体に対する設問(表現技法)(10点)
大問3 古文
【問1】 3問 傍線部の和訳(5点×3問)
【問2】 文法的用法に関する設問(5点×1問)
【問3~5】 傍線部に対する設問(文章内容の理解)(8点×3問)
【問6】 文章全体に対する設問(表現方法・要旨)(6点×1問)
大問4 漢文
【問1】 傍線部の用語の意味(4点×2問)
【問2・問3】 傍線部の解釈(和訳)(7点×1問・5点×2問)
【問4・問5】 傍線部に対する設問(文章内容の理解)(6点×1問・5点×1問)
【問6】 文章全体に対する設問(表現方法・要旨)(7点×2問)
■対策
★全体的に長文化の傾向があり、やや解くのに忙しい試験になります。
大問1~4の解き方を何パターンか試してみて、解きやすい順番を見つけましょう。
★選択肢の吟味では、それぞれの選択肢において本文との不一致箇所をいかに早く見つけるかがカギになります。
選択肢をそれぞれ部分で分け、それに対する正誤を本文中から判断する訓練をしてください。
Ⅰ現代文:論説文3000~4500文字(目標時間25分)
問6は文章全体に及ぶ設問のため、本文を読む前に一度設問に目を通しておく必要があります。
出題テーマは、基本的に人文科学系の文化論が出ています。
外来語の使用も多いので、基本的な単語の意味は確認しておくとよいです。
論説文は長文なので、その中で論の展開をきちんと捉えることが必要です。
筆者の主張を見つけその言い換えを探していく訓練をしましょう。
Ⅱ現代文:物語文4000~5000文字(目標時間20分)
語句の問題に関しては、単に言葉の意味を答えるのではなく、文脈での意味を考えて答える必要があります。
物語文は、何か出来事が起こり、登場人物の心情が変化する内容であり、設問もそれについて設定されています。
どのような出来事が起こり、誰のどの心情が変化したのかを理解することが大切です。
Ⅲ古文(目標時間20分)
問6は文章全体に及ぶ設問のため、本文を読む前に一度設問に目を通しておく必要があります。
古文は問1の語義問題、問2の文法問題を含め、全体の半分が知識問題です。
古文重要単語や、品詞の識別方法を繰り返し確認しましょう。
特に、「なむ・に・ぬ・なり・らむ」は頻出です。
また20行を超える長文になるので、主語を明確にし、誰がどの行動を取っているのかを確認しながら読み進めることを意識してください。
Ⅳ漢文(目標時間15分)
漢文は、疑問・反語・使役・受身等の基本的な句形はマスターしましょう。
また、近年漢詩が出題されることが多いため、漢詩の押韻や対句の規則の復習をしておいてください。
漢文も古文と同様、主語を捉え主題を明確にする訓練をしましょう。
2011年11月19日
愛知県 【高校受験】受験校の選び方(第一志望校・併願校)
①第一志望の公立と第二志望の公立を、同じ群(1群・2群)の中からAグループ1校、Bグループ1校選びます。
例1)熱田高校(尾張1群・Aグループ)・名古屋南高校(尾張2群・Bグループ)
+桜花学園(2/7)、名古屋大谷(2/8)、名城高校(2/9)
<第一志望が公立、第二志望は私立の場合>
第一志望が公立で、第二志望が私立の場合、公立は1校しか出願しないパターンもあります。第一志望以外に行きたい公立高校がない場合はそのようにすることもできます。
例1)第一志望:明和高校、第二志望:滝高校
①私立は志望の滝高校(2/7)の他に、大成高校(2/8)、東邦高校(2/9)など日にちが重複しないように、「安全校」を最低1校は入れて受験をします。
②滝高校に合格した場合、第一志望の明和高校を1校だけ受験する、もしくは旭丘などにチャレンジすることもできます。ただし、第一志望を旭丘で提出し、旭丘で合格がもらえた場合、明和は自動的に不合格になってしまうので注意が必要です。
③滝が不合格で大成高校・東邦高校が合格だった場合は再考が必要です。第一志望:明和高校、第二志望:大成高校(東邦高校)なら公立は明和高校だけを受験するのも手です。しかし公立は2校受けられるので、第一志望:明和、第二志望:昭和などで受験することもできます。その場合も考えて、あらかじめ他の公立高校も見ておくことをお勧めします。
2011年11月16日
愛知県 中学受験シリーズ第15回:海陽中学の入試傾向
2011年11月13日
愛知県 中学受験シリーズ第14回:聖霊中学の入試傾向
2011年11月12日
愛知県 中学受験シリーズ第13回:春日丘中学の入試傾向
2011年11月9日
愛知県 中学受験シリーズ第12回:椙山女子学園中学の入試傾向
今回は金城中学校についての傾向と対策をお知らせいたします。
○昨年の入試デ―タ○
募集人数 360名 受験者数 1,045名 合格者数 685名
合格最低点163点(満点300点)
○算数:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:100点 目標点数:60点
全26問中20問(全体の77%)が計算問題と一行問題で構成されています。
一行問題の多くが、各単元の基本問題レベルと易しめになっています。
≪算数が苦手な子≫
頻出単元の基本問題をきちんと押さえることで合格必要点を取ることができる。
≪算数が得意な子≫
ここ数年の他の中学校の問題(淑徳・聖霊・名古屋女子など)を数多く解くことで応用文章題への対応力をつけると良い。
50分で26問と、時間に対して問題数が多めです。1問を2分程度で解く訓練が必要です。
計算については日々5問を5分で解く訓練を重ねること、
一行問題については、一行問題集などを用い18問を36分で解く訓練を日々1回ずつ行いましょう。
≪出題頻度の高い分野≫
比の計算・立方体の性質・速さ・展開図
○国語:傾向と対策○
試験時間:50分 配点:100点 目標点数:60点
また、主語述語の関係、正しい仮名遣い、ローマ字なども出ており、まんべんなく基礎事項を押さえておく必要がある。
試験時間:30分 配点:50点 目標点数:30点
国内の河川・山脈・平野の名前を覚え、各地域の農漁業工業の特徴がきちんと整理できている必要がある。
国内地理だけでなく国際地理もテキストの範囲で理解しておく必要がある。
また、昨年ニュースに上がった国や地域は必ず押さえておくこと。
歴史→ 政治上の出来事・生活の様子・文化史がバランスよく関連付けられて出題されている。
問われている知識自体は標準的なものだが、一問一答形式での暗記だけでは対応しにくい。
解説の詳しいテキストを読み込むこと、過去問演習期は多くの問題に触れてリード文を丁寧に読むことが必要。
遺跡や戦争などの場所も聞かれるため地図で場所を確認しながら学習すること。
時代順に並び変える問題や同時代史が頻出のため、歴史年表を作りそれを傍らに置いて勉強すること。
公民→ 権利と義務、民間団体、三権分立、国際紛争、憲法、財政、国際社会、時事など幅広い範囲から出題。
問題数は少ないが範囲が絞り込めないため、各単元ごとに知識を整理しておくこと。
近年話題に上っている機構や条約などは必ず正確に書けるようにしておくことが必要。
歴史の出題数が最も多いため、重点的に掘り下げた学習が必要。
地理公民は単元の絞り込みが難しいため、基礎事項についてまんべんなく学習をしておく必要がある。
選択式と記述式で占められているが、平成21年度のみ短文記述式が3題(地理2題、歴史1題)出題されている。
記述ではないにせよ正誤問題が毎年出題されるため、背景知識まで正確に理解しておく必要がある。漢字記述指定あり。
○理科:傾向と対策○
試験時間:30分 配点:50点 目標点数:30点
物理→ 振り子、電気回路、磁界、電流計、運動、電池、てこ、など。
基本的な問題が主流なのでしっかりと仕組みを整理して理解し、数多く当たっておくこと。
生物→ 昆虫の観察、ひとの消化、植物の発芽、季節と生き物、血液循環、呼吸、植物の働きなど。
観察結果に関する出題が多い。
化学→ 水溶液の性質、気体の性質、物の溶け方、物質の反応など。
水溶液の性質についてよく出ているため、しっかりと理解しておくこと。
地学→ 気象観測、地層と岩石、流水のはたらき、天気の変化、星や月の動きなど。
一通りの基礎事項を押さえた上で、重要単語を覚え、問題演習を行うこと。
まずは基本事項を理解したうえで重要用語を覚えること。
実験・観察を扱う問題が約半分を占めるため、用語暗記と並行して実験・観察問題にて理解を深めておくこと。
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