2020年8月
2020年8月28日
秋田県 公立高校入試対策~国語⑥~
今回も秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の最終回は、高校入試に向けた国語の勉強法がテーマです。
国語の勉強法はいくつかありますが、まずは土台となる語彙力が大前提と言えるでしょう。
漢字の読み書きやことわざの意味がそのままストレートに問われる設問はもちろん、作文での失点を防ぐ意味でも言葉を正しく使うことは非常に重要です。
また、速読の訓練も効果的でしょう。「読書」ではなく「読解」ですから、限られた制限時間の中でより速く問題文を読むことができれば、それだけで有利に試験を受けることができます。
文字を読むスピードは、練習すれば誰でも一定レベルまで速くなります。脳には「可塑性(かそせい)」があり、訓練を重ねる中でそのスピードに脳が慣れていくためです。
「国語は勉強の仕方が分からないから、勉強しない」という受験生も少なくないようです。
しかし、語彙力も速読力も一朝一夕には体得できません。日頃からの積み重ねが国語力UPに繋がりますので、今日から国語の学習に早速取り組んでみましょう。
次回からは秋田県公立高校入試の数学について解説していきます。
2020年8月25日
秋田県 公立高校入試対策~国語⑤~
今回も秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の第五回目は、ずばり「解き方」です。
令和2年度の秋田県の公立高校入試の国語の解答時間は60分でした。
問題文を読む時間を考慮すれば、「読解」以外をいかに速く・正確に解答し、「読解」に時間をかけられるかが大きなポイントとなります。
作文は12点分ですので確実に点数に繋げたいですが、ここに20分も30分もかけることはできません。10~15分程度で書き上げられるのが理想でしょう。あらかじめテーマを確認しておき、構成をイメージしておくことも有効です。
また古文・漢文もある程度の語彙力と基礎知識があれば解答できるため、スピーディに解き切りましょう。
説明文・物語文にしっかりと時間をかけられるよう、解く順番や所要時間のイメージが非常に重要です。普段の模擬試験や実力テストから、本番を想定して練習しておきましょう。
次回は秋田県公立高校入試に向けた国語の勉強法について解説していきます。
2020年8月21日
秋田県 公立高校入試対策~国語④~
今回も秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の第四回目は、作文がテーマです。
令和2年度の秋田県の公立高校入試では、作文の配点は12点でした。
テーマは「外国人に伝えたい日本の魅力」です。
作文には、明確な採点基準があります。
内容・構成・・・5点
表現・叙述・・・4点
表記等・・・3点
内容・構成とは、自分の考えについて、理由に基づいて説得力ある説明ができているかどうか、ということです。
「私は~と思います。」という結論だけでなく、その根拠として自分自身の体験や、本やニュースで知ったこと、学校で学んだこと等も述べる必要があります。
表現・叙述とは、表現方法工夫や、言葉遣いの適切さです。
また表記等の項目として、漢字表記や仮名遣い等もチェックされます。
せっかく内容の素晴らしい文章であったとしても、改行の仕方や句読点抜け、常体と敬体の混同、中学校で学習した漢字をひらがなで表記してしまう等のミスがあると大きく減点されてしまうのです。
作文を成功させるためには日ごろから正しく文章を書く訓練と、これまでの体験や自分の考えをまとめる練習をしておくことが大切です。
出題されるテーマはパターンが限られていますので、いろいろなパターンに備えておきましょう。
次回は秋田県公立高校入試の国語の解き方について解説していきます。
2020年8月18日
秋田県 公立高校入試対策~国語③~
今回も秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の第三回目は、古文・漢文がテーマです。
令和2年度の秋田県の公立高校入試では、鎌倉中期の教訓説話集『十訓抄』から19点分が出題されました。
古文・漢文には抵抗を感じる受験生も多いようですが、説明文・物語文で問われるような読解力は求められません。
基礎知識を積み重ねておくことができれば解答できますが、当然勉強不足では何が書かれているか分からなくなってしまいますので、国語の中では最も勉強量の差が出る分野と言えるでしょう。
また、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いへ変換する問題も出題されています。
こうした知識で解答できる問題はすぐに・確実に解き終え、他の問題に充分に時間をかけられるよう準備しておきましょう。
次回は秋田県公立高校入試の作文について解説していきます。
2020年8月7日
秋田県 公立高校入試対策~国語②~
今回も秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の第二回目は、説明的文章・物語的文章がテーマです。
令和2年度の秋田県の公立高校入試では、説明的文章から21点分、物語的文章から24点分が出題されました。
記号から正解を選ぶ「選択式」の問題もありますが、問題文に従って文章で答える「記述式」の出題も多く、配点も4点や5点と高いため注意が必要です。
また、説明文のトピック(題材)が身近なものでなかったり、物語文の時代背景が馴染みのないものであったりと、一見読みにくいような文章が出題されるケースも少なくありません。
しかし、そういった文章こそ、文章の「内容」や「表現」ではなく「構成」を冷静に読み解くことができるかどうかで大きく差がつきます。
難しい文章ほどライバルに差をつけるチャンスと考え、筆者の主張や「接続詞(だから、つまり、しかし、例えば、など)」に着目して文章を読み解いていきましょう。
次回は秋田県公立高校入試の古文・漢文について解説します。
2020年8月4日
秋田県 公立高校入試対策~国語①~
今回から秋田県の公立高校入試について、ポイントを紹介していきます。
国語編の第一回目は、漢字・語句・文法がテーマです。
令和2年度の秋田県の公立高校入試では、漢字・語句・文法から14点分が出題されました。
このうち「漢字」は8点で、読みが2点×2題、書きが2点×2題の計4題でした。
他にも動詞の活用や文節、対義語等が出題されています。
国語=読解と思われがちですが、実際は半分程度が読解の問題であり、もう半分は漢字を中心とした知識を問う設問や、古文・漢文、作文から出題されます。
説明文や物語文を読み解く訓練だけでなく、語彙力や文法の理解を強化することも国語の点数UPのために重要な学習と言えるでしょう。
次回は秋田県公立高校入試の説明的文章・物語的文章について解説していきます。