2011年4月28日
愛媛県 県立中高一貫校受験について
愛媛県の皆さん、こんにちは。今回は、県立中高一貫校を目指している皆さんにご案内致します。
県立中高一貫校は愛媛県で3校(今治東中、松山西中、宇和島南中)あります。
昨年度の志願倍率は、今治東中0.79倍、松山西中2.79倍、宇和島南中1.43倍でした。
各中学校間で倍率格差がありますが、松山市内の方にとっては、高い壁となっています。
出身者の昨年度の主な進学先は、
●今治東中・・・愛媛大7名
●松山西中・・・広島大5名、愛媛大33名
●宇和島南中・・・京都大1名、大阪大1名、愛媛大16名
となっています。
試験は、調査書・作文・適正検査(学力審査)・面接で構成されており、各項目50点満点で評価されます。
調査書については、小学校における活動の評価(通知表や課外活動等)になりますので、学校の授業に真剣に取り組むことが大切です。
作文・適性検査・面接については、本番でいきなり出来るものではありません。
適性検査は、学校の授業内容の理解だけでは解答がむずかしい問題(考える力を問う問題が中心で、暗記だけでは通用しない)が多く出題されますので、トレーニングが必要です。作文、面接についても同様で、テーマに基づいて適切な分量で書く訓練や、面接官の質問の意図を素早く汲み取り、適切な表現で答える訓練が必要です。
志望されているご家庭の皆さんは、各中学校の取り組みが、皆さんの希望に合っているのかを確認し、試験の内容を知り、各試験内容に沿って事前準備をしっかり行ってください。
ぶっつけ本番で何とかできる子はほとんどいません。仮に対策をせずに合格出来たとしても、高校入試が無いため、受験勉強の経験がないまま学年が上がっていくことになり、大学受験の際に失敗してしまう(志望校を下げる、浪人してしまう等)可能性も高くなります。
受験に向けてどのような準備が必要なのかなどのご相談は、是非トライまでお問い合わせください。