2012年4月13日
愛媛県 小6・中3生対象 全国学力調査について
4月17日に小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力調査が行われます。
そこで、今回は学力調査のポイントをご案内致します。
<小学生>
【国語A】
問題構成・・・・漢字の読み書き、主語と述語の関係などの文法力を問う問題など
基礎レベルの問題が中心
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全15問中12.4問の正答率。全国平均より若干悪い
【国語B】
問題構成・・・・会話文や物語文の読解問題、テーマ作文など記述式の出題が多い
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全10問中7.7問の正答率。全国平均より若干悪い
【算数A】
問題構成・・・・単純な計算問題や図形の面積を求める問題など基礎レベルの構成
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全19問中13.9問の正答率。全国平均より悪い
【算数B】
問題構成・・・・資料を読み取る出題やグラフを使った問題など思考力が問われる構成
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全12問中5.8問の正答率。全国平均より若干悪い
<<愛媛県の状況>>
47都道府県中34番目の成績です。特に課題としてあげられるものが、算数Aです。
算数が嫌いな子が多くなっているかもしれません。大雑把に学習すると
算数はどんどん分からなくなります。算数は解ける喜びを一番感じやすい科目です。
算数が嫌いな子には何かきっかけが必要です。
<中学生>
【国語A】
問題構成・・・・漢字の読み書き、資料からの読み取り問題など基礎レベルの問題が中心
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全35問中26.3問の正答率。全国平均と同率
【国語B】
問題構成・・・・物語文や説明文の読解問題、テーマ作文など記述式の出題が多い
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全10問中6.5問の正答率。全国平均と同率
【数学A】
問題構成・・・・教科書の各単元の基礎問題が中心
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全36問中23.7問の正答率。全国平均より良い
【数学B】
問題構成・・・・思考力を問われる文章問題が中心
愛媛県の平成22年度調査結果・・・・全14問中6.2問の正答率。全国平均より若干良い
<<愛媛県の状況>>
47都道府県中22番目の成績です。小学生の状況から比べると、
中学生の学習状況は改善されていると言えます。特に数学は改善が目立ちますが、
国語は伸びがあまりありません。
中学生になって、部活などが忙しく読書をする時間が減っていたり、
数学・英語の学習が先にきてしまい、国語の学習を後回しにしたりすることが
原因と予測されます。勉強の根本は国語力です。
1週間に最低1日は国語を勉強する時間をきちんと設けましょう。