2012年4月19日
愛媛県 生活環境を整えよう
今回は生活環境を整えるためのポイントをご案内致します。
効率的な学習をするためには、良い生活環境を整えることが重要です。是非参考にしてください!
<生活環境の整え方>
① 朝食をきちんと摂る
平成15年度の全国学力調査の研究結果から、朝食を摂る機会が多い子は成績が高いという結果が出ています。
また、朝ごはん実行委員会(食糧庁・JA全中・JA全農)の調査では、
朝食を摂る機会が多い子の方が学習意欲が高いという結果も出ています。
午前中の授業態度についての比較 | ||
朝食を週4日以上摂っている | 朝食を週3日以上摂らない | |
眠い | 60.0% | 44.5% |
ノートを取るのがめんどくさい | 19.9% | 40.0% |
気が散って集中出来ない | 13.7% | 40.0% |
頭がぼんやりする | 20.5% | 44.0% |
勉強する気が起きない | 20.5% | 56.0% |
普段どんなふうに勉強しているか | ||
朝食を週4日以上摂っている | 朝食を週3日以上摂らない | |
宿題はきちんとする | 64.4% | 40.0% |
自分から進んで勉強する | 29.5% | 20.0% |
教科書以外でも調べる | 25.3% | 16.0% |
( 平成13年1月朝ごはん実行委員会ニュース<中学3年生の朝食と学習意欲調査>より )
人間は、毎朝、炭水化物を摂り、脳に糖分が吸収されることで、脳が目覚めます。
朝食を摂っていない子の脳は、午前中の授業では、健全に働いていないことになるのです。
つまり、朝食をとらない子は、学習効率を著しく落としていることになります。
そのため、朝食は必ずとる習慣をつけることが大切です。
② 生活リズムを整える
最近は、インターネットなどの普及により、子どもたちの就寝時間が遅くなってきました。
親の方でも「少しくらいなら・・・」と容認するケースも少なくないようです。
しかし、この「少しくらいなら」が後々取り返しのつかない事態を招くことになります。
成長段階の子どもたちは、
生活の乱れにより自律神経や成長ホルモンの調整機能を乱してしまいます。
その際、大脳の働きは低下し、学習効率は著しく悪くなると言われています。
また、深夜0時を過ぎても起きているということ自体が、子どもにとっては非常に不自然な行動です。
その結果、翌朝、睡眠時間が十分に取れていない状態で起きて、学校に行くことになります。
朝起きるときに2回訪れると言われる深い睡眠の「第二波」を遮って起きることが、
身体に悪影響を及ぼすのです。
学校に行ってからも、この倦怠感や眠気は続きます。
当然、授業中の集中力は低下し、学習内容の理解も十分にはできません。
夜は深夜0時までには必ず寝るようにしましょう。