2014年11月20日
愛媛県 中高一貫校の特色
みなさん、こんにちは
家庭教師のトライ愛媛校です。
年明けから、中学入試が始まってきます。少子化の影響で中学受験人口は減少しつつあります。
しかし、松山西や今治東、宇和島南といった公立の中高一貫校は人気で倍率も高くなっています。
もちろん、全国的にも有名な愛光もあります。
新田青雲、済美平成などの私立の中高一貫も生き残りをかけて、
生徒のケアに力を入れ進学実績を伸ばしていくでしょう。
今回はその一部の学校ですが、少し紹介いたします。
<中高一貫校の ○メリット、●デメリット>
1 中高6年間、人間関係が変わらない。
○ 本当に気の合う友人関係が作れれば得る物が大きい。
● イジメや気が合わないことがあっても、なかなかリセットできない。
2 中学入学時に学力選抜されたメンバーとともに過ごす。
○ 優秀な同級生たちと刺激しあいながら過ごせる。
● 自分と同じような環境の人としか付き合う経験ができない。
3 学校の学習指導が6年間一貫している。
○ その子に合っていれば大学受験に向けて有利になる。
● 合っていなければ、かえって不利になる。
4 高校受験をしなくて良い。
○ ゆとりを持って6年間過ごせる。
● 途中で中だるみになる生徒もいる。
● 合わなかったとき、受験対策・周りの雰囲気などの点で他の高校へ抜けづらいこともありえる。
5 部活なども6年続けられる。
○ 異なる年齢の先輩から刺激を受けられる。
● 中3の段階でリーダーシップを取る経験が得にくい。
● イジメや気が合わないことがあっても、なかなかリセットできない。
<愛媛県の中高一貫校>
○愛光中学校(偏差値72)
全国トップクラスの進学校。ドミニコ会を設立母体とするミッションスクール(キリスト教主義学校)。
「西・御三家」(灘、ラ・サール、愛光)の一角を担うエリート進学校です。
設立当初から受験対策への意識が高く、東京の大学への進学を重視しています。
全国から優秀な生徒が集まり、寮生(男子寮のみ)が全校生徒の約半分を占めています。
英語・数学・国語を重点的に学習している。
○愛媛大学教育学部附属中学校(偏差値59)
偏差値は高いが私立校以外を選びたい人に向いています。
真面目で明るい雰囲気が特徴の国立中学校。
自由な校風ですが、歴史と伝統を大切にする側面もあります。
中高一貫ではないため、高校受験があり、多くの生徒は県立高校の上位校へ進学します。
高校受験があることで中だるみしないというメリットもある。
○済美平成中等教育学校(偏差値61)
愛媛県有数の進学校であり、私立の中等教育学校(完全6年間教育)。
6年制の長所を生かし、生徒の発達段階に合わせた効率的なカリキュラムを採用したり、
生徒の興味による学年・教科を超えた総合学習を実施したりしています。
1年間の授業日数は標準校の1.3倍。
また、済美平成名物と言われる「論文活動」により、幅広い能力を育成しています。
○新田青雲中等教育学校(偏差値60)
2003年開校の私立の中等教育学校。夢の実現をコンセプトに掲げるため、その教育方針は明確。
主要5教科の授業時間を最大限に確保し、先人から人生の教訓を学ぶ講座を実施、
社会に出てから役立つマナー、精神力、礼儀を和の伝統(剣道、茶道、華道)から学びます。
部活動がないわけではないですが、あくまで「勉学優先」を公言しています。