2011年6月2日
『福島県 高校受験に向けて』身近な変化に意識を向けてみよう
東日本大震災で休館を余儀なくされていた、いわき市にある水族館「アクアマリンふくしま」が、
開館記念日でもある7月15日の再開を目指し、復旧作業を進めているそうです。
「アクアマリンふくしま」は福島の海の生物を展示するだけでなく、
福島の海の最大の特徴である黒潮と親潮がぶつかる潮目の海をテーマにしています。
また、見るだけでなく実際に浜辺の自然を安全に体感できる「蛇の目ビーチ」があるため、
環境水族館と呼ばれていました。
高校入試でも登場する分野を、実体験しながら学ぶことができ、
さまざまなワークショップを開催していたことでも知られています。再開が待ち遠しいですね。
福島県公立高校の入試問題【理科】では、約半数が地学や生物など身の回りの現象と
それに関連する分野から出題されています。
学校の授業や教科書に加え、実体験を通じて肌で理解することで、より知識が身に付きます。
小さなことへの気付き、変化への驚き、身体で感じるという感性を大事にしながら体験することで、
理解度は増すのです。ぜひ、身近な変化や自然へ意識を向けてみてください。
最期に私の愛読書を紹介します。
「センス・オブ・ワンダー」という本があります。
アメリカの海洋学者レイチェル・カーソンが甥の息子と一緒に別荘周辺の自然の中に出かけ、
「神秘さや不思議さに目を見張る感性(センス・オブ・ワンダー)」を育むことの大切さを綴ったエッセイです。
私は大学生の頃に自然体験活動にはまった時期があり、その時に紹介されたのですが、
小学生や中学生のころに読んでいれば、もっと理科が好きになれたのにと思ったことを覚えています。
本屋などで見かけた際は、ぜひ手にとってみてください。