2011年6月8日
『福島県 全国学力・学習状況調査結果から分かった課題と対策』
文部科学省は今年度の全国学力・学習状況調査を見送ると発表しました。
これにより、現在の学習・学力状況の把握と、改善策は独自に行う必要があります。
前回調査までの結果を意識して、学習に取り組むことも必要です。
そこで今回は、平成22年度の全国学力・学習状況調査結果から分かった
課題と対策について記載します。
国語について
説明的な文章の内容を的確にとらえたり、文学的な文章の場面展開を適切にとらえたり、
それを基に表現することに課題が残ります。
対策として「読書」「作文」の国語力を付ける基本を繰り返す必要があります。
また、日常の生活の中で、見たこと、聞いたこと、感じたことを、
相手に伝えられるように、文章に書いてみるのも良いでしょう。
新聞の記事などを要約し、自分の言葉でまとめる練習にもチャレンジしてみましょう。
算数・数学について
解答までの道筋を、式や言葉を使って説明する力が課題となっています。
対策として、公式を覚える前に、まずは自分だけの力で答えを導き出してみましょう。
その後に、解答を見て、なぜそのような答えになるのかを考えた上で、
改めて公式を確認し、解説を読むようにします。
暗記ではなく、問題から答えに至る過程に重点を置いて考えるようにしてみてください。
県立高校の入試問題でも、国語においては作文や説明的文章、
数学では求める過程を書かせる文章題が出されます。
今の時期からしっかりと対策を始め、入試本番が近付いてから慌てることの無いように、しっかりと身につけていきましょう。