2012年8月4日
『福島県 高校入試 数学シリーズ(第2回)~方程式・文章題~』
今回は必ず出題される計算・文章問題を中心に解説していきます。
■ 出題傾向
第一問と第二問の小問集合において7問程度出題されます。
正負の数の計算、文字式の計算、ルートを含む計算などは必出であり
展開や因数分解、2次方程式なども頻出です。
難易度はそれほど高くないですが、配点はそれなりに高いため、
計算ミスをなくし、高得点を目指したい単元です。
そして方程式と言えば、文章問題がつきものです。
実際の試験で、焦らず文章を読み解く力を養っていく必要があります。
■ 対策
まずは計算問題や方程式の解を求める問題ではミスをしないこと。
また福島県の公立高校入試は、他県に比べて大問数が多めに設定されていて
図形問題における証明のボリュームも大きいことから、時間配分にも注意したいです。
つまり、素早くかつ正確な計算を普段の学習から意識して取り組むことが重要です。
また説明問題対策として、文章題を解く際は、
『どのようにして考え、どのようにして式を立てたのか』ということを
記述する練習をすると良いでしょう。
方程式の文章題は、1次方程式・連立方程式・2次方程式と
最終的に立てる式はことは異なりますが、
大事なのは文章中から式を立てるのに必要な文字や数字を見つけだすこと。
これは、さかのぼれば、中学1年生で学習する文字での数量の表し方が基本です。
練習の段階から図や表を書いて解く方法を身に付けておくと
本番でも焦らず解いていくことができることでしょう。