2011年4月22日
岐阜県 読書で醸成する本物の『学力』
インターネットや携帯電話の普及により、情報・知識を新聞や本から得ることが少なくなる「活字離れ」が進んでいます。現在では、毎日新聞を読む中学生の割合がわずか19%にまで落ち込んでいるというデータも出ています。
そんな中少しでも活字と触れ合う時間を確保しようと、一部の岐阜県の公立小学校・公立中学校では、朝のホームルームの時間を使って週に1回、10分~15分程度読書をする時間を設けている学校があります。
目的は、着々と進む活字離れを少しでも解消するためだと思いますが、それ以外にも読書によるメリットはたくさんあります。
たとえばいくつかの繋がった文章を読んでいくことで 脳の論理を司る部分や、感情を司る部分が活発になり、感受性や論理的に考える力が鍛えられる などは最たるものであります。これらは普段の学習でなかなか得られるものではありません。
さらに小学生、中学生という多感な時期に多くの本に出会うことで
・読解力が身につくこと
・たくさんの漢字に触れることで漢字の習得が早くなること
・文章を読んで思考する力がつくこと
なども期待することができます。
皆さんの好きなマンガが読書とは言えない(活字の割合が多くない)ため、読書の際はぜひ興味のある分野の本を読んで欲しいと思います。(スポーツが好きな人はスポーツ関係の本、小説好きな人は小説でOK!)
他県と違い岐阜県の公立中学校は、1学期に中間テストがない学校がほとんどです。6月中旬~下旬の期末テストまで、まだ1か月以上ありますので、まずは一日10分、活字を目で追うことから始めることも効果的です。数か月後にはきっと語彙力や漢字力、考える力が今よりもついていることでしょう。